【大富豪の親に手を出すな】18話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- ついに息子・隼人が駆けつけましたが、土にまみれた母・雅子の姿に気づくことができませんでした。
- 梨沙と弘樹は「福祉施設の方が発作を起こした」という巧妙な嘘でその場を乗り切ります。
- 隼人は完全に信じたわけではなく、去り際に「節度を持ってな」と意味深な警告を残しました。
- 隼人が去った後、雅子が「ハヤト、私よ」と最後の力を振り絞って叫ぶ、もどかしい場面で物語は終わっていました。
【大富豪の親にこれを出すな】第18話をネタバレありでわかりやすく解説する
母の必死の叫びは、果たして息子の心に届いたのか。希望と不安が入り混じる中、隼人が去った現場では、再び梨沙の狂気が暴走を始めます。一度は鎮火したかに見えた地獄の炎は、これまで以上に激しく燃え上がり、雅子を絶望の淵へと追い詰めていくのです。
豹変する梨沙と命の危機
隼人の姿が見えなくなった途端、梨沙の表情から安堵の色は消え、悪魔のような怒りの形相へと豹変します。彼女は雅子の頭を乱暴に掴みつけ、憎悪を込めて叫びました。
「このクソ女。会長に私のことチクる気だったの?分かってる?あんたのせいで、せっかく会長からもらった昇進と昇給のチャンスがパアになりかけたんだよ!」
その手は雅子の首へと伸び、全体重をかけて締め付けます。
「離して…やめて…」
薄れゆく意識の中、雅子はか細い声を漏らすのが精一杯でした。
声を奪われる母
梨沙の狂気は、もはや誰にも止められません。
「クソババア!一生しゃべれなくしてやる!」
梨沙は部下の「佳奈」に、雅子の口を塞ぐよう命令します。佳奈が持ってきたタオルを、梨沙は雅子の口に無理やり詰め込みました。
「もうこれで口もきけないわね!」
高らかに笑う梨沙。雅子から助けを呼ぶ声も、真実を告げる言葉も、すべてが物理的に奪い去られた瞬間でした。
拭いきれない息子の違和感
場面は変わり、車に乗り込もうとする隼人。しかし、彼は乗り込む直前で足を止め、先ほどまで騒ぎが起きていた離れの方向を、険しい表情で振り返ります。彼の心の中では、拭いきれない違和感が渦巻いていました。
車が走り出すと、バックミラー越しに会長の顔色をうかがっていた弘樹が、恐る恐る尋ねます。
「会長、何か心配事でも?」
すると、隼人はポツリと、しかし確信に満ちた声で呟きました。
「あの女性、母とそっくりだった」
その一言に、運転席の弘樹は凍りつきます。
破滅へのカウントダウン
隼人の脳裏に、先ほどの光景が蘇ります。土にまみれた女性の後ろ姿、その立ち姿や雰囲気が、紛れもなく自分の母親と重なったのです。
「母を気にしすぎているだけかもしれない…」
一度は打ち消そうとした疑念は、今や確信へと変わっていました。隼人は、隣に座る男がすべての元凶の一人であるとは知らず、鋭い声で最後の命令を下します。
「…母と父の様子を今すぐ確認してくれ」
会長からの絶対的な命令。それは、悪行に加担し続けた弘樹にとって、自らの破滅を告げるゴングに他なりませんでした。絶望的な状況に追い込まれた弘樹の表情と共に、第18話の幕は閉じられます。
【大富豪の親にこれを出すな】18話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回の18話、前半の地獄と後半の希望のコントラストが凄まじかったですね!梨沙が雅子様の口にタオルを詰め込むシーンは、本当に胸が痛みました。物理的に声を奪うという行為は、彼女の残虐性を象徴しているようで、心の底から怒りがこみ上げてきました。
もうダメだ…と思った矢先の、隼人さんの車中のシーン!
「あの女性、母とそっくりだった」
この一言を、全読者が待っていました!やっと、やっと気づいてくれた!すれ違いのもどかしさが続いていただけに、この気づきは本当に嬉しくて、思わずガッツポーズしてしまいました。
そして、とどめとばかりに、弘樹への「母と父の様子を今すぐ確認してくれ」という命令!これは最高の展開です!自分で自分の首を絞めることになった弘樹が、これからどんな顔をして、どんな言い訳をするのか。彼の絶望を想像するだけで、今までの鬱憤が少し晴れるような気がします。
いよいよ来週は、本当の本当に、断罪の時が訪れるはずです。悪人たちが真実を知り、絶望の淵に突き落とされる瞬間を、今から楽しみにしています!
【大富豪の親にこれを出すな】18話のネタバレまとめ
- 弘樹が絶体絶命の状況に追い込まれたところで、物語は幕を閉じる。
- 隼人が去った直後、梨沙は雅子の首を締め上げ、口にタオルを詰めて完全に声を奪う。
- 車に乗った隼人は、先ほどの女性が自分の母親にそっくりだったことに気づく。
- 疑念が確信に変わった隼人は、悪行の共犯者であるとは知らずに、弘樹へ「両親の様子を今すぐ確認しろ」と命令する。
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