【大富豪の親に手を出すな】21話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 偽物の権威を振りかざす梨沙に対し、雅子は自らが「湯元雅子」であると堂々と宣言しました。
- 雅子は、その証拠として息子・隼人のSNSに家族写真が載っていることを突きつけます。
- 面白半分でSNSを確認した後輩の佳奈は、写真に写る本物の湯本夫妻の姿を見てしまい、衝撃で顔面蒼白になります。
【大富豪の親にこれを出すな】第21話をネタバレありでわかりやすく解説する
ついに暴かれた真実。後輩・佳奈の表情が、梨沙たちの敗北を物語っていました。誰もが逆転劇のゴングが鳴ったと確信したはずです。しかし、物語は非情にも、最後の最後でその希望を裏切ります。あまりにもタイミングの悪い不運が、雅子をさらなる屈辱の淵へと追い詰めてしまうのです。
幻と消えた決定的証拠
「リサ、この人の言ってること本当かも。会長のSNSにこの二人の写真が載ってるわ」
佳奈は血の気の引いた顔で、真実を梨沙に伝えようとします。そして、その証拠であるスマートフォンを梨沙に見せました。
しかし、その画面に表示されていたのは、家族写真ではなく、無情にもクルクルと回り続ける読み込み中のマークだけ。 あまりにもタイミングの悪い通信エラーが、決定的証拠を幻へと変えてしまったのです。
「はぁ?佳奈、あんた何ビビってんの?何も写ってないじゃない」
「え?見間違い…?」
一度は真実を目にした佳奈も、エラー画面を見せられては自信を失うしかありません。梨沙は、佳奈が恐怖でおかしくなったのだと決めつけ、再び雅子へと向き直ります。
夫を人質にした非道な要求
「さっき湯元家を侮辱したでしょう。今すぐ謝りなさい!」
「あの人たちは偽物よ。何で私が謝るの?」
真実を知っている雅子が、偽物に頭を下げるはずもありません。その毅然とした態度に、梨沙はさらに怒りを募らせ、部下に雅子を押さえつけさせると、非道な脅迫を口にします。
「へえ、謝らないの?だったら痛い目に遭わせてやるわ」
「いいわ。あんたが謝らないなら、この役立たずの旦那に土下座させるわ。いいの?」
梨沙は、もはや意識も朦朧としている昭一を人質にとったのです。その悪魔の所業に、これまで黙って見ていたガイドの高橋が割って入ります。
「やめてください!ご主人様は今、発作中です!これ以上のことをしたら…!」
しかし、その正義の声も、梨沙の部下によって無残にも払いのけられてしまいました。
愛する人を守るための屈辱的な決断
「やめて!」
雅子の悲痛な叫びが響きます。梨沙はその表情を見て、勝ち誇ったように最後の通告を突きつけました。
「だったら今すぐ謝れ。さもないと、次にどうするかわからないわよ」
愛する夫の命が、今まさに危険に晒されている。その事実を前に、雅子に残された選択肢は一つしかありませんでした。彼女は、唇を噛み締め、悔しさに震えながら、ついにその言葉を口にします。
「…分かった。あやまるわ」
夫を守るため、自分自身の尊厳を捨て、偽物に頭を下げるという、あまりにも屈辱的な決断。雅子の心が砕ける音とともに、第21話は幕を閉じます。
【大富豪の親にこれを出すな】21話を読んだ感想(ネタバレあり)
「そこで通信エラー!?」
今回の21話、思わず天を仰いでしまいました。あと一歩、本当にあと一歩で真実が明らかになるという最高の場面で、まさかの読み込みエラーとは…。これ以上ないくらい、もどかしくて悔しい展開でした。佳奈ちゃん、せっかくファインプレーだったのに、本当についてない!
梨沙の悪どさも、ここにきてさらにレベルアップしましたね。証拠不十分と見るや、今度は病気の旦那様を人質にとるなんて、本当に人間の心が無いとしか思えません。
そんな中、高橋さんの勇気ある行動には少しだけ救われました。彼女の正義感が、この地獄のような状況の中で唯一の光に見えました。
そして、最後の雅子様の決断。悔しくて、悲しくて、本当に胸が張り裂けそうでした。でも、愛する人を守るためなら、どんな屈辱にも耐える。その姿は、母親として、妻として、あまりにも気高く、美しいと感じました。この屈辱が、きたるべき逆転劇の最大のバネになることを信じています。来週こそ、通信環境の良い場所で、真実が明らかになることを祈っています!
【大富豪の親にこれを出すな】21話のネタバレまとめ
- 後輩の佳奈がSNSの証拠写真を梨沙に見せようとするが、タイミング悪く通信エラーが発生し、証拠を示すことができない。
- 梨沙は佳奈が怖気づいただけだと勘違いし、雅子に偽夫妻への謝罪を強要する。
- 雅子が拒否すると、梨沙は病気で倒れている夫・昭一を人質にとり、「夫に土下座させる」と脅迫する。
- 夫の命を守るため、雅子はついに屈服し、偽物へ謝罪することを承諾してしまう。
- 真実まであと一歩のところで、物語は再び絶望的な状況へと引き戻される。
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