【大富豪の親に手を出すな】22話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 決定的証拠となるはずだったSNSの写真は、最悪のタイミングで発生した通信エラーによって梨沙に伝わりませんでした。
- 梨沙は、病気で倒れている昭一を人質にとり、「夫に土下座させる」という非道な脅迫で雅子に謝罪を強要します。
- 愛する夫の命を守るため、雅子は屈辱を飲み込み、偽物の夫婦に謝罪することを承諾してしまいました。
- 真実まであと一歩のところで、物語は再び絶望的な状況へと引き戻されていました。
【大富豪の親に手を出すな】第22話をネタバレありでわかりやすく解説する
夫を守るため、偽物の夫婦に頭を下げるという屈辱的な決断をした雅子。しかし、悪魔と化した梨沙のいじめは、それで終わりませんでした。彼女のサディスティックな欲望はさらにエスカレートし、人間の尊厳を徹底的に踏みにじる、最も下劣な行為へと発展します。しかし、その絶望の底で、雅子はついに反撃の狼煙を上げるのです。
屈辱の謝罪と偽物の罪悪感
「誠に申し訳ございません。お二人の名前を騙って皆様を欺いてしまいました」
雅子は、梨沙に言われるがまま、偽物の夫婦に向かって深々と頭を下げます。その姿に、梨沙は「ようやく白状したのね」と満足げな笑みを浮かべました。
しかし、当の偽物の夫婦は、その光景を素直に喜べません。あまりにも行き過ぎた状況に、彼らの表情には明らかに罪悪感と居心地の悪さが浮かんでいました。
床に散らばる果実と悪魔の命令
偽夫妻の微妙な反応に気づかない梨沙は、さらなる侮辱を思いつきます。彼女は机の上にあった高級フルーツの皿を手に取ると、その中身をすべて床にぶちまけました。
そして、雅子に向かって、虫けらでも見るかのような目つきで言い放ちます。
「さあ、犬みたいに貪りなさい」
周囲からは下品な笑い声が上がります。梨沙は「あんたにはもったいない高級フルーツよ」と高笑いを続けました。
夫を守るため…母の覚悟
「食べるわけないでしょ」
雅子が毅然と拒否すると、梨沙は待っていましたとばかりに、倒れている昭一を指さします。
「はあ?じゃあ、これ、ぜーんぶあんたの旦那の腹の中に詰め込むわよ」
その言葉に、ガイドの高橋が悲鳴のような声を上げます。
「お願いです!もうやめてください!発作がひどくなってます!これ以上は本当に危険です!」
しかし、その正義の訴えも、梨沙の部下によって力ずくでねじ伏せられてしまいました。もはや、夫を守れるのは自分しかいない。そう悟った雅子は、覚悟を決めます。
「昭一さんに触らないで!私が食べるわ」
ついに繋がった救いの電話
雅子は、床に這いつくばり、汚れたフルーツに手を伸ばします。梨沙はすかさずスマートフォンを取り出し、その惨めな光景を動画で撮影し始めました。
「ほら、カメラ見て!笑顔!笑顔!」
梨沙は嘲笑しながら、拾ったフルーツを雅子の口に無理やり詰め込みます。その、梨沙が油断した一瞬の隙を、雅子は逃しませんでした。
雅子は最後の力を振り絞って梨沙を突き飛ばすと、彼女の手からこぼれ落ちたスマートフォンを拾い上げ、震える指で息子の番号へと電話をかけたのです!
そして、ついにその電話は繋がりました。
「隼人、助けてっ!」
電話の向こうから聞こえてきたのは、疑う余地のない、息子の驚愕に満ちた声でした。
「母さん!」
ついに届いた母のSOS。息子の声が響き渡ったところで、長く続いた地獄の幕は、ついに下ろされるのです。
【大富豪の親にこれを出すな】22話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回の22話は、これまでの物語で最も胸糞が悪く、そして最後に最高のカタルシスが待っている、まさにジェットコースターのような回でした。梨沙がフルーツを床にぶちまけて「犬みたいに貪りなさい」と言ったシーンは、人間の醜悪さの極みで、本当に吐き気がしました。それを動画に撮るという行為も、彼女の歪んだ性格を象徴していて、心の底から軽蔑します。
そんな地獄のような状況で、夫を守るために這いつくばってフルーツを食べる雅子様の姿には、涙が止まりませんでした。これほどまでに深い愛情があるでしょうか。彼女の強さと愛に、ただただ心を打たれました。
そして、最後の反撃!梨沙を突き飛ばし、落ちたスマホで隼人さんに電話をかけるシーンは、鳥肌が立ちました!絶望の底から自力で希望を掴み取った雅子様の姿は、まさに英雄でした。
電話が繋がった瞬間の「隼人、助けてっ!」という叫びと、それに応える「母さん!」という隼人さんの声。もう、このやり取りだけで、これまでの全ての鬱憤が吹き飛ぶような爽快感がありました。間違いなく、ここが物語の最大の転換点です。次回、地獄の使者と化した隼人さんが、この愚かな悪人たちをどう断罪するのか。最高のスカッと展開を、心して待ちたいと思います!
【大富豪の親にこれを出すな】22話のネタバレまとめ
- 雅子は屈辱に耐え、偽物の夫婦に謝罪するが、梨沙のいじめはさらにエスカレートする。
- 梨沙はフルーツを床にぶちまけ、雅子に「犬のように食べろ」と命令する。
- 倒れている夫・昭一を守るため、雅子はその屈辱的な命令に従い、床のフルーツを食べ始める。
- 梨沙がその様子を撮影している一瞬の隙をつき、雅子は梨沙を突き飛ばしてスマートフォンを奪い、息子・隼人に電話をかける。
- ついに電話が繋がり、隼人は母の声に気づく。「母さん!」という息子の声が響き渡り、物語は最大の転換点を迎える。
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