【大富豪の親に手を出すな】23話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 絶望の淵で、雅子は梨沙のスマートフォンを奪い取り、息子・隼人への電話を敢行しました。
- 電話は奇跡的に繋がり、受話器の向こうからは「母さん!」という隼人の驚愕の声が聞こえてきました。
- ついに母のSOSが息子に届き、長く続いた地獄に終止符が打たれる、その瞬間が訪れたかのように思われました。
【大富豪の親にこれを出すな】第23話をネタバレありでわかりやすく解説する
「母さん!」――その声は、確かに救いの響きを伴っていました。しかし、その希望はまたしても淡い幻想に過ぎませんでした。物語は再び視聴者を突き放し、最後の最後に現れた「もう一人の救世主」の存在が、この地獄に本当の終わりをもたらそうとしていました。
儚く消えた希望と新たな救いの声
電話の向こうの主は、長男・隼人ではありませんでした。彼が仕事で使っている携帯ではなく、私用の携帯にかけてしまったため、電話に出たのは、その携帯を兄に届けようとしていた次男だったのです。
「お母さん?ちょうど兄貴の私用携帯を届けようとしたところだよ」
相手は違えど、確かに息子に繋がった。雅子は最後の力を振り絞り、救出を求めます。
「サクラソウにいるの。早く助けに来て!」
途絶えた通信と走り出す次男
「お母さん!?」
しかし、次男が何かを問い返す前に、雅子の手からスマートフォンが奪われ、梨沙によって無慈悲に床へ叩きつけられ、破壊されてしまいました。
電話の向こうで起きたただならぬ異変。それを感じ取った次男は、即座に状況を理解し、車のアクセルを全力で踏み込みました。 救出へのカウントダウンは、確かに始まっていたのです。
逆上する梨沙と母の揺るぎない確信
「眼の前で助けを呼ぶなんて!ぶっ飛ばすわよ、この嘘つきババア!」
逆上した梨沙に対し、雅子はもはや怯みません。彼女は、息子の到着を確信し、静かに、しかし力強く言い放ちます。
「息子が来る…あなたにはかなわない相手よ」
しかし、梨沙はその言葉を鼻で笑います。
「へー、あのボロ旦那から、そんなまともな息子育つわけないでしょ?なめんじゃないわよ」
彼女の愚かな思い込みは、破滅の瞬間まで続くのでした。
立ち上がった正義と守られるべきお客様
その時、これまで恐怖に震えながらも、雅子たちの身を案じていたガイドの高橋が、ついに立ち上がります。
「もうやめてください、高瀬先輩!私、これ以上は許せません!」
梨沙の前に立ちはだかった彼女の瞳には、もはや怯えの色はありませんでした。
「いいえ、もう逃げたりしません。あなたは私の大切なお客様です。守るのが私の役目です」
それは、一人の社会人としての、そして一人の人間としての、気高い決意表明でした。
悪魔のリンチと最後の救世主
「守るって?どこまで耐えられるか、見ものだわ」
梨沙は嘲笑うと、その怒りの矛先をすべて高橋に向け、一方的な暴行を開始します。
「やめて!」
雅子の悲痛な叫びも虚しく、梨沙は抵抗しない高橋を執拗に殴りつけます。
しかし、その悪魔の所業は、突如として終わりを告げました。離れの入り口に、息を切らして駆けつけた次男が立っていたのです。 本物の救世主の登場とともに、第23話は幕を閉じます。
【大富豪の親にこれを出すな】23話を読んだ感想(ネタバレあり)
またしても「幻想」のパターンか…と、冒頭で思わず肩を落としてしまったのは私だけではないはずです。隼人さんじゃなかった、という展開には正直「またすれ違い!?」とやきもきしてしまいました。
しかし、今回は希望が完全に断たれたわけではありませんでしたね!電話の相手は次男さんでしたが、ちゃんと状況を理解して駆けつけてくれている!このスピード感に、今度こそ本物だと信じたい気持ちでいっぱいです。
そして何より、今回のMVPは高橋さん、あなたです!彼女が梨沙の前に立ちはだかって「あなたは私のお客様です」と宣言したシーンには、本当に感動しました。恐怖を乗り越えて正義を貫こうとする彼女の姿は、この物語の良心そのものです。だからこそ、梨沙が彼女に暴行を加えるシーンは本当に許せませんでした。
最後の最後で、ついに次男さんが到着!さすがに、そろそろ本当に救われてほしい!高橋さんの勇気と、雅子様の苦しみが報われる瞬間を、固唾をのんで見守りたいと思います。来週こそ、正真正銘のスカッと展開が待っているはずです!
【大富豪の親にこれを出すな】23話のネタバレまとめ
- 雅子が電話をかけた相手は隼人ではなく、彼の私用携帯を持っていた次男だった。
- 雅子は場所を告げた直後、梨沙にスマートフォンを破壊されるが、異変を察知した次男は現場へ急行する。
- 雅子を守るため、後輩ガイドの高橋がついに梨沙に反旗を翻し、彼女の前に立ちはだかる。
- 逆上した梨沙が高橋に一方的な暴行を加えている最中、ついに次男が現場に到着する。
- 度重なるすれ違いの末、ついに本物の救世主が母のもとへたどり着く。
◁前の記事はこちらから

▷次の記事はこちらから



