2025.09.29

【大富豪の親に手を出すな】24話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

前話のおさらい

Contents

【大富豪の親にこれを出すな】第24話をネタバレありでわかりやすく解説する

ついに現れた本物の救世主、湯本家の次男。彼の登場により、長く続いた悪夢の力関係は一瞬で崩壊します。読者が待ち望んだ悪党への鉄槌が、今まさに振り下ろされようとしていました。しかし、愚かな悪党たちは、その期に及んでもなお、自分たちの破滅を招く最後の悪あがきを続けるのです。

「母さん、大丈夫？何があったんだ？」

母のもとへ駆け寄った次男は、梨沙やその部下たちを力強く払いのけます。突然現れた乱入者に、梨沙は自分が誰を相手にしているかも知らず、怒りをあらわにしました。

「どこのどいつだ、私のことを押しやがったのは！」

しかし、次男は梨沙など意にも介さず、倒れている父と、そして母をかばってくれた高橋の姿を認め、救急車を呼ぼうとします。そのスマートフォンを、梨沙はあろうことか奪い取ったのです。

「返せ。今すぐに！」

「嫌よ！」

その返事を聞いた瞬間、次男の怒りは頂点に達しました。彼は肩を回して戦闘態勢に入ると、梨沙とその部下たちを、文字通りボコボコに成敗します。 これまでやりたい放題だった悪党たちの断末魔が、離れに虚しく響き渡りました。

邪魔者を一掃した次男は、父・昭一をその肩に担ぎ上げます。床に這いつくばった梨沙は、まだ現実を理解できず、負け犬の遠吠えをしました。

「湯本グループの人間に手を出すなんて…会長が許さないわよ！」

そのあまりにも滑稽な脅しを遮るように、次男は冷たく、そして絶対的な事実を突きつけます。

「会長の怒りを買うのはお前らだ。覚悟しとけ」

その言葉は、彼らの破滅を告げる、死刑宣告に他なりませんでした。

場面は変わり、隼人と弘樹が乗る車の中。弘樹のスマートフォンに、梨沙からビデオ通話がかかってきます。画面に映し出されたのは、次男によって殴られ、見るも無残に顔面が腫れ上がった梨沙と佳奈の姿でした。

そして、梨沙は隼人に向かって、信じがたい嘘を報告し始めます。

「会長、お願いです。助けてください。あの狂ったママが息子を呼びつけて、私たちのことボコボコにしたんです。佳奈も私もひどい怪我で…」

自分たちが会長の母親をいたぶり、その息子に成敗されたという事実を隠し、あたかも自分たちが被害者であるかのように訴える。それは、あまりにも愚かで、破滅的な最後の悪あがきでした。

弘樹もその嘘に便乗し、「会長、これは湯元グループの名誉に関わる重大な問題です。厳正なる対処が必要かと」と進言します。

それを聞いた隼人は、面倒くさそうに、しかしどこか冷たい声で言い放ちました。

「この件はお前に任せる」

「かしこまりました」

弘樹は、会長から裁きを一任されたと勘違いし、安堵したことでしょう。しかし、その直後、けたたましい救急車のサイレンが鳴り響きます。

隼人の視線の先には、担架で運ばれる、ひどい怪我をした母・雅子の姿が…！

息子の前で繰り広げられた愚かな茶番と、目の前に広がる母が傷ついたという紛れもない現実。すべての点が線で繋がった瞬間、本当の裁きが始まろうとしていました。

待ってました！これが見たかった！！

今回の24話、前半の次男さんの無双っぷりには、心の底からスカッとしました！これまで散々やりたい放題だった梨沙たちが、問答無用でボコボコにされるシーンは、まさに痛快の一言です。次男さん、グッジョブ！

そして後半の、梨沙と弘樹の最後の悪あがき。もう、面白すぎて笑ってしまいました。会長本人に向かって、会長の母親と弟の文句を言うなんて、これほどの自爆行為があるでしょうか。自分たちの罪を、自分たちの口で会長に報告しているようなものです。彼らの愚かさには、もはや憐れみすら感じます。

隼人さんの「この件はお前に任せる」というセリフも最高でしたね。一見、突き放しているようですが、これは間違いなく弘樹を試すための、そして地獄に突き落とすための罠の言葉でしょう。その直後に、傷ついたお母様の姿を見てしまうという展開も完璧です。

弘樹が「かしこまりました」と答えた瞬間の彼の心境を思うと、これから始まる本当の地獄を前に、最高のエンターテイメントが用意された気分です。来週、全ての真実を知った隼人さんが、どんな裁きを下すのか。断罪の時が、今から待ちきれません！

◁前の記事はこちらから