【大富豪の親に手を出すな】28話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 梨沙は自らの破滅とも知らず、2000万円ものローンを組んで雅子への誕生日プレゼント(という名目の賄賂)を購入しました。
- そのネックレスは「隼人と部下から」という形で雅子の元へ届けられ、彼女は何も知らずにその贈り物を喜びます。
- 弘樹は梨沙に「奥様が直接お礼を言いたがっている」と伝え、梨沙は人生最大のチャンスだと信じて疑いませんでした。
- すべての駒が揃い、運命の誕生日パーティー(という名の断罪の舞台)の幕が上がろうとしていました。
【大富豪の親にこれを出すな】第28話をネタバレありでわかりやすく解説する
ついに始まる運命の夜。東京に戻った隼人は母のもとへ急ぎ、時を同じくして、何も知らない梨沙たちもまた、雅子のもとへと向かっていました。すべての登場人物が、一つの場所に収束していく。長く続いた悲劇と喜劇は、ついに衝撃のクライマックスを迎えようとしていました。
帰京した隼人と夫の吉報
「母の祝賀会に間に合えばいいが」 東京に到着した隼人は、母の誕生日を祝うため、急いで車を走らせていました。彼の頭の中は、愛する母への想いでいっぱいです。
その頃、雅子の病室には、最高の贈り物が届けられていました。 「失礼します。奥様、ご主人の容態は安定されました。これから一般病棟へお移りになります」 看護師から告げられた夫・昭一の回復。それは、どんな高価なプレゼントよりも雅子の心を温かくする吉報でした。
「まあ、今日一番の素敵な贈り物です。ありがとうございます」
安堵と喜びに満たされた雅子は、夫の顔を見るため、はやる気持ちを抑えながら立ち上がります。「昭一さんの様子、見に行かないと」。
招かれざる客の襲来
しかし、雅子が病室を出ようとした、まさにそのタイミングで、ドアがノックされます。 「きっと隼人ね」
息子が約束通り会いに来てくれたのだと、雅子は満面の笑みで扉を開けました。しかし、そこに立っていたのは、彼女が最も会いたくない人間たち――梨沙、弘樹、そして佳奈の3人でした。
「ひっ」 予期せぬ悪魔たちの登場に、雅子は思わず短い悲鳴を上げます。
勘違いが生んだ最後の暴挙
「なんであなたたちが?」 呆然とする雅子に対し、梨沙は心底軽蔑したような目で言い放ちました。
「どうしてあんたみたいな下品な女がこんなところにいるのよ?ここは湯元夫人の病室でしょ?どきなさいよ」
彼らは、雅子を病室を間違えた無関係の人間だと勘違いしていたのです。そして、その勘違いのまま、梨沙は雅子を乱暴に突き飛ばし、病室の中へと上がり込みました。
「きゃあ」
突き飛ばされた雅子の悲鳴が、静かな廊下に響き渡ります。そして、場面は変わり、病院の廊下を歩いていた隼人が、その悲鳴らしき声を耳にする、という衝撃的な場面で幕を閉じるのです。
【大富豪の親にこれを出すな】28話を読んだ感想(ネタバレあり)
ついに、ついにこの時が来た…! 今回の28話、最後の数ページは、緊張で息をするのも忘れてしまうほどでした。昭一さんの容態が安定したという吉報に、読者としても心からホッとしましたね。今日一番の贈り物、という雅子様の言葉に、涙が出そうになりました。
そして、招かれざる客たちの登場。梨沙たちの「ここは湯元夫人の病室でしょ?」というセリフには、もはや笑うしかありません。「お前が今、突き飛ばしたその人こそが、湯元夫人ご本人だよ!」と、心の中で全力でツッコミを入れました。
彼らの愚かさが、最高の形で断罪の舞台を整えてくれましたね。隼人さんが駆けつけるであろう病室で、まさに今、悪行の現行犯として鉢合わせするわけです。これ以上ないほど完璧なシナリオです。
最後の、隼人さんが悲鳴を聞くシーン。もう鳥肌が止まりません。愛する母親の悲鳴を聞いた息子が、何を思うのか。そして、病室の扉を開けた先で、どんな光景を目にするのか。来週は、間違いなく本作史上、最高のスカッと展開が待っているはずです。この一週間、どうやって待てばいいのでしょうか!
【大富豪の親にこれを出すな】28話のネタバレまとめ
- 隼人は母の誕生日を祝うため、急いで病院へと向かう。
- 雅子は、夫・昭一の容態が安定したという吉報に心から安堵する。
- 雅子の病室に、梨沙、弘樹、佳奈の3人が現れる。彼らは雅子を無関係の人間だと勘違いしている。
- 梨沙は雅子を「湯元夫人の病室荒らし」と勘違いし、彼女を突き飛ばして病室に侵入する。
- 雅子の悲鳴を、すぐ近くまで来ていた息子・隼人が耳にするという、最悪で最高のタイミングで物語は終わる。
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