2025.10.01

【大富豪の親に手を出すな】33話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

前話のおさらい

梨沙は雅子に部下の下着を無理やり着せようとし、ついには果物ナイフで顔に「泥棒」と刻もうとする、常軌を逸した凶行に及びました。
その絶体絶命の瞬間、母の誕生日を祝いに来た娘・美咲が現場に到着。
目の前の地獄絵図に衝撃を受けた美咲は「何してるのあんたたち！」と叫び、ついに悪魔たちの悪行の現行犯が、湯本家の人間によって直接押さえられました。

Contents

【大富豪の親にこれを出すな】第33話をネタバレありでわかりやすく解説する
【大富豪の親にこれを出すな】33話を読んだ感想（ネタバレあり）
- 【大富豪の親にこれを出すな】33話のネタバレまとめ

【大富豪の親にこれを出すな】第33話をネタバレありでわかりやすく解説する

ついに現れた救世主、娘・美咲。彼女の登場で、この地獄の宴は終わりを告げるはずでした。しかし、狂気に満ちた悪魔たちは、新たなる獲物を得たとばかりにその牙を剥きます。母を守るために現れた娘、そして娘を守ろうとする母。二人の愛の絆が、悪意によって無残にも引き裂かれようとしていました。

救世主の娘と悪党の逆上

「母にナイフを向けるなんて！警察を呼ぶわよ」

美咲は、母の髪を掴んでいた佳奈を力強く突き飛ばすと、傷ついた母を守るようにその前に立ちはだかります。しかし、その正義の行動に対し、弘樹が逆上しました。

「余計な真似するんじゃねぇ！」

弘樹は、あろうことか美咲の頬を思い切り平手打ちします。 「このババアの娘か？ならお前も泥棒の仲間だな！」その下劣な言葉に、美咲の怒りが爆発しました。

誇り高き反撃と母への誓い

美咲は、打たれた勢いそのままに、弘樹の頬を鋭く張り倒しました。 世界を舞台に活躍するバイオリニストの、強く、しなやかな腕から放たれた一撃でした。

「その口きけなくするわよ！誰が泥棒なの？母を侮辱するなんて許さない。私が来た限り、母に指一本触れさせない！」

その毅然とした姿は、母・雅子から受け継いだ気高さを物語っていました。彼女はすぐに母へと向き直り、「お母さん、大丈夫？」と優しく肩を抱きます。

卑劣な奇襲と母の悲痛な叫び

しかし、その背後から、卑劣な悪意が忍び寄ります。平手打ちに逆上した弘樹が、般若のような形相で美咲の首を締め上げたのです。

「ねえ、止めて！娘を離しなさい！」

雅子が助けようとしますが、梨沙がその行く手を阻みます。「さっきまで威張ってた娘が、これどうなるか楽しみね」

そして、梨沙は佳奈に向かって、悪魔のような命令を下しました。「佳奈、さっきその女、どっちの手で弘樹のこと殴った？その手、切り取って」

バイオリニストの手を狙う悪魔の所業

その言葉に、雅子は血の気が引くのを感じました。「この手はヴァイオリンを弾く手なの！あんたたちに傷つけさせるものですか！」

そう、梨沙たちが切り落とそうとしているのは、世界的なバイオリニストである美咲の、命そのものとも言える大切な手だったのです。しかし、梨沙は「あんたに決める権利なんてないんだよ！」と雅子を壁に叩きつけると、佳奈に実行を命じます。

「何ボヤッとしてんの？さっさとやっちゃって！」

梨沙は美咲の腕を掴んでテーブルに押さえつけ、佳奈はそれに逆らえず、果物ナイフを逆手に持って振り上げました。

絶体絶命。娘の未来が、夢が、今まさに断ち切られようとしている。その瞬間、床に倒れていた雅子は、最後の力を振り絞って立ち上がり、娘の腕に覆いかぶさるように飛び込みました。

「やめてーーー！」

母の悲痛な絶叫が、病室に響き渡りました。

【大富豪の親にこれを出すな】33話を読んだ感想（ネタバレあり）

今回の33話は、息をするのも苦しいほどの、まさに地獄のような展開でした。せっかく美咲さんが助けに来てくれたのに、彼女まで危険な目に遭うなんて…。

美咲さんが弘樹を叩き返すシーンは、本当に痛快で、「よくやった！」と拳を握りました。彼女の気高さと強さは、間違いなくお母様譲りですね。

しかし、その後の展開はあまりにも残酷でした。梨沙の「その手、切り取って」という命令には、心の底から戦慄しました。これは、ただの暴力ではありません。相手の人生そのものを破壊しようとする、最も邪悪で、最も許されない行為です。雅子様の「この手はヴァイオリンを弾く手なの！」という叫びには、涙が止まりませんでした。

最後の、娘を守るために身を挺して飛び込む雅子様の姿。これこそが、母の愛なのでしょう。あまりにも悲しく、そしてあまりにも美しい光景でした。息子さんたち、一体どこまで来ているのでしょうか。もう、一刻の猶予もありません。母娘の愛と未来が、このまま悪意によって断ち切られてしまうことのないよう、ただただ祈るばかりです。

【大富豪の親にこれを出すな】33話のネタバレまとめ

母を救いに現れた娘・美咲は、果敢に悪党たちに立ち向かう。
弘樹に平手打ちされた美咲は、即座に平手打ちで反撃するが、その隙を突かれ首を締め上げられてしまう。
梨沙は、美咲が世界的なバイオリニストであると知りながら、その大切な手を切り落とすよう佳奈に命じる。
佳奈が美咲の腕にナイフを振り下ろそうとした絶体絶命の瞬間、母・雅子が身を挺して娘をかばう。
母娘の命と未来が、今まさに尽きようとしている。

◁前の記事はこちらから

【大富豪の親に手を出すな】33話あらすじから結末まで全てネタバレ解説