【物語は鮮やかに縁は儚く】7話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説
ずっちー
コミックコミュニティ
【大富豪の親に手を出すな】37話あらすじから結末まで全てネタバレ解説
ずっちー
前話のおさらい
- 梨沙は、美咲の顔を花瓶で殴りつけ、完全に再起不能にしようとする最後の凶行に及びました。
- その絶体絶命の瞬間、ついに長男・隼人が病室に到着。彼はすべての悪行を目撃してしまいます。
- 隼人の怒りの咆哮が響き渡り、ついに断罪の時が訪れようとしていました。
Contents
【大富豪の親に手を出すな】第37話をネタバレありでわかりやすく解説する
ついに、その時は来た。愛する母と妹がまさに殺されようとしている地獄の光景を目の当たりにした隼人。彼の登場は、悪魔たちの狂気の宴に、絶対的な終止符を打ちます。読者が待ち望んだ、壮絶なる断罪劇の火蓋が、今まさに切って落とされました。
駆けつけた隼人と悪党たちの醜い言い訳
「やめろぉぉ！」 隼人の咆哮と共に病室の扉が開き、梨沙、弘樹、佳奈の三人は凍りつきます。しかし、彼らは次の瞬間、自分たちの救世主が現れたと勘違いし、「会長！会長！」と隼人のもとへ駆け寄ろうとしました。
しかし、隼人はその三人を汚物でも見るかのような目つきで払いのけると、一目散に傷ついた母と妹のもとへ駆け寄ります。隼人の秘書によって、悪党三人は病室から強制的に追い出されました。
愛する家族との再会
「母さん、美咲、大丈夫か？」 隼人の声に、雅子は安堵の涙を浮かべます。 「やっと、やっと来てくれた」
隼人は、傷ついた二人を力強く、そして優しく抱きしめると、固く誓いました。 「安心してくれ。俺が来たからには、家族に手を出させない」 その言葉は、何よりも心強い響きを持っていました。
最後の悪あがき、見え透いた嘘
母と妹が診察室で手当を受けている間、隼人は待合室で待つ三人の前に立ち、地を這うような低い声で問い詰めます。 「何があった？全部話せ」
しかし、梨沙は期に及んでもなお、見え透いた嘘を並べ立てました。 「会長！こいつはうちの客に手を出した危険人物です！それなのに、病室に押しかけ、奥様になりすまして贈り物まで盗もうとしたんです。私、会長のお役に立てるよう注意しただけなのに」
弘樹もその嘘に便乗し、「梨沙は瀕死の重症で、医者に３ヶ月は働けないと言われ…」と、ありもしない事実を付け加えます。
響き渡る怒りの平手打ち
「違うわ。そんなの嘘よ」 雅子の否定の言葉を遮り、梨沙は「会長、この女の演技に惑わされませんように！私たちの傷を見てください！」と、なおも被害者を演じ続けました。
その、あまりにも厚顔無恥な態度に、ついに隼人の怒りが爆発します。
バシンッ！！
乾いた音が待合室に響き渡りました。隼人が、梨沙の頬を全力で平手打ちしたのです。 そして、彼は憎しみを込めて、悪魔に最後の言葉を叩きつけました。
「黙れー！」
その一言で、梨沙たちの嘘の世界は、完全に崩壊したのでした。
【大富豪の親に手を出すな】37話を読んだ感想（ネタバレあり）
これが見たかった！！！！！
今回の37話は、まさに読者が待ち望んでいた、最高のカタルシスが詰まった回でした。隼人さんが登場した瞬間の安心感、そして悪党どもを無視して、まずはお母様と妹さんの身を案じる姿。彼の家族への深い愛情に、胸が熱くなりました。
そして、梨沙と弘樹の最後の悪あがき。もう、ここまでくると彼らの嘘は滑稽でしかありませんね。隼人さんが全てを目撃したというのに、よくもまああんな嘘がつけるものだと、逆に感心してしまいます。「注意しただけなのに」という梨沙のセリフには、怒りを通り越して笑ってしまいました。
そして、そして、最後の平手打ち！もう最高です！これまでの鬱憤、もどかしさ、そのすべてが、あの「バシンッ！！」という一音に集約されていました。「黙れー！」という隼人さんの叫びも、全読者の心の声を代弁してくれたかのようです。
物理的な罰は陽真くんが、そして精神的な罰は隼人さんが下す。この兄弟の役割分担も完璧ですね。いよいよ次回、言い訳を封じられた悪魔たちが、どんな裁きを受けるのか。断罪の本番が、今から楽しみで仕方ありません！
【大富豪の親に手を出すな】37話のネタバレまとめ
- ついに現場に到着した隼人は、梨沙たちを無視して、真っ先に母・雅子と妹・美咲の身を確保する。
- 家族の手当が終わった後、隼人は悪党三人を問い詰めるが、梨沙と弘樹は見え透いた嘘で自分たちの罪を隠し、雅子を犯人に仕立て上げようとする。
- 雅子が否定するも、梨沙は被害者ぶった演技を続ける。
- その厚顔無恥な態度に激昂した隼人は、梨沙を強烈に平手打ちし、「黙れー！」と一喝する。
- ついに、悪党たちの言い訳は完全に封じられる。
◁前の記事はこちらから
あわせて読みたい
【大富豪の親に手を出すな】36話あらすじから結末まで全てネタバレ解説
▷次の記事はこちらから
あわせて読みたい
【大富豪の親に手を出すな】38話あらすじから結末まで全てネタバレ解説
ABOUT ME
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
