【大正學生愛妻家】あらすじから最終話まで全話ネタバレ解説

大正時代の東京を舞台に、健気な元女中・ふきと、彼女に長年想いを寄せるエリート学生・勇吾の契約結婚から始まるラブストーリー【大正學生愛妻家】。その甘酸っぱくも切ない展開に、夢中になっている方も多いのではないでしょうか。
「二人の関係はどうなるの?最終回が気になる!」 「読んだけど、話の順番や細かい内容をもう一度整理したい」 「各話の詳しいあらすじと感想をまとめて読みたい」
この記事では、そんなあなたのために【大正學生愛妻家】の第1話から最新話(第24話)までのあらすじと、一読者としての感想をまとめました。物語の重要な出来事を時系列で解説していくので、ストーリーの流れを一気に把握できます。
ただし、この記事は完全なネタバレを含みます。まだ漫画を読んでいない方や、ご自身で結末を楽しみたい方はご注意ください。この記事を読むことで、物語の結末や重要な展開を知ってしまう可能性があります。
それでは、【大正學生愛妻家】の世界を、ネタバレと共に深く味わっていきましょう。
【大正學生愛妻家】ってどんなあらすじ?世界観や登場人物を解説(ネタバレあり)
まずは物語の全体像を掴むために、あらすじや世界観、主要な登場人物について解説します。
どんなあらすじ?世界観や設定をわかりやすく解説!
物語の舞台は、大正十年の春、東京市。華族制度が残る一方で、西洋文化も少しずつ浸透し始めている時代です。主人公のふきは、士族である橋家に12年間仕える真面目な女中。しかし、過去に負った父親の借金返済のため、倹約生活を送っています。
そんな彼女の前に、橋家の次男で、6年前に本家の養子として北海道へ渡った橘 勇吾(たちばな ゆうご)が、帝国第一高等学校(一高)への進学のため帰郷します。見違えるように立派な学生になった勇吾ですが、彼は養父から「後継者として早く身を固めろ」という命令を受けていました。
勇吾は、養父が提示した「花嫁の条件」に完璧に合致するふきに、彼女の借金全額(二千圓!)を肩代わりすることを条件に、契約結婚を申し込みます。断れない状況のふきは、それを受け入れ、二人の奇妙な新婚生活が始まることになります。
物語は、この「契約」から始まった二人が、身分差や年齢差、そして互いの過去や想いと向き合いながら、少しずつ本当の夫婦としての絆を深めていく様子を描いています。大正時代の雰囲気を感じながら、二人の甘く切ない恋の行方を楽しめる作品です。
主要な登場人物を紹介
- ふき(橘 ふき):本作の主人公。24歳(物語開始時)。尋常小学校卒業後、橋家に女中として12年間仕える。真面目で働き者、非常に倹約家。父親の借金二千圓を背負う。勇吾からの契約結婚の申し出を受け入れ、彼の妻となる。料理や裁縫が得意で、意外にも英語が話せる。
- 橘 勇吾(たちばな ゆうご):もう一人の主人公。18歳(物語開始時)。橋家の次男だったが、6年前に本家・橘家の養子となる。帝国第一高等学校(一高)に合格したエリート学生。容姿端麗、成績優秀だが、どこか影のある一面も。幼い頃から世話をしてくれたふき(ねえや)に長年想いを寄せており、契約結婚を申し込む。
- 橋家の旦那様・奥様:ふきの元奉公先の主人夫婦であり、勇吾の実の両親。二人の結婚を温かく見守り、特に旦那様はふきの人間性を高く評価している。
- 清(きよ):橋家の女中頭。ふきにとっては頼れる先輩であり、母親のような存在。
- 菊(きく)・スミ・蘭(らん):ふきの元・女中仲間。ふきの結婚を心から祝福し、時には励ましてくれる。特に菊はふきの良き相談相手。
- 桃木 竜蔵(ももき りゅうぞう):勇吾の親友。北海道(札幌第一中學)時代からの付き合いで、勇吾の過去や複雑な一面を理解している。酒豪。
- 巴(ともえ):呉服屋「御仕立 巴屋」の店主。ふきの友人であり、仕事仲間。姉御肌で、ふきの恋愛相談にも乗る。
- ソフィー・ライアン先生・リリー:英国から来た一家。ライアン先生は勇吾の恩師(一高の英語教師)、ソフィーはその孫娘、リリーはソフィーの母親。ふきがソフィーを助けたことから交流が始まる。
【大正學生愛妻家】最終回まで全話ネタバレ|あらすじ解説
ここからは、各話のあらすじと感想をネタバレありで詳しく解説していきます。
1話ネタバレはこちら
大正十年、春。橋家で働く女中・ふきは、亡き父の借金返済のため倹約生活を送っていた。そんなある日、6年前に本家の養子となった橋家の次男・橘勇吾が、一高進学のため帰郷する。見違えるように立派な学生になった勇吾だが、彼は養父から結婚を命じられていた。再会した勇吾は、ふきにだけ昔のように「ねえや」と呼び、親しげな態度を見せる一方で、謎めいた行動も取る。そして、ふきに対し「俺の妻になるか?」と衝撃的な提案をするのだった。

【感想】記念すべき第1話! 健気なふきと、美しくも謎めいた勇吾のキャラクターが魅力的です。いきなりの「俺の妻になるか?」発言には驚きましたが、彼の抱える事情やふきへの長年の想いが今後どう明かされるのか、期待が高まる最高のスタートでした! 特にラストの頭ポンは反則級の可愛さ!
2話ネタバレはこちら
勇吾の突然の求婚に動揺するふき。しかし翌日、勇吾は何事もなかったかのように振る舞う。そんな中、勇吾は両親に「ふきと結婚させてください」と正式に申し出る。ふきは身分違いだと辞退しようとするが、勇吾の両親も養父の意向(花嫁の条件)から、ふきが最適だと考えており、結婚を快諾。勇吾は一高が全寮制のため、妻帯者として通学申請をする目的もあり、「今週中に」祝言を挙げたいと提案。話は急ピッチで進み、あっという間に祝言当日。白無垢姿のふきの美しさに勇吾は言葉を失い、ふきは三三九度で緊張のあまりお酒を一気飲みしてしまう。波乱含みながらも式を終えた二人は、新居となる借家へ向かい、新婚生活が始まる。

【感想】展開が早すぎます!(笑) まさかの両親公認、そして電撃結婚! ふきが戸惑うのも無理ないですが、勇吾の計画性の高さと行動力に驚かされます。「全寮制回避」という現実的な理由も提示されつつ、白無垢姿のふきに見惚れる勇吾の姿に、彼の本心が垣間見えた気がします。三三九度の一気飲みは笑いましたが、ふきの決意の表れでもありましたね。
3話ネタバレはこちら
新婚初夜、勇吾は「ふきも俺と同じ気持ちになってくれるまで待つ」と優しく告げ、ふきは安心して眠りに落ちた。翌朝、夫より後に起きてしまったことに慌てるふきだが、勇吾はすでに起きており、台所で「ふきを驚かそうと」焼きおにぎりを作ってくれていた。二人は台所で初めての朝食をとり、勇吾は北海道での寮生活の話をする。ふきは彼の知らない一面を知れることに喜びを感じる。眠くなると話すふきに、勇吾は「寝たら運んであげるから」と微笑み、昨夜眠ってしまったふきを布団まで運んでいたことを示唆する。甘い新婚生活が始まった。

【感想】甘い! 甘すぎます、第3話! 寝坊しちゃったふきへの対応も、焼きおにぎりサプライズも、勇吾さまの優しさが爆発しています! 「俺とねえや二人きりだし」というセリフに、二人の関係性の変化を感じてキュンとしました。最後の「運んであげるから」は反則級の破壊力! 「契約」のはずなのに、もう完全に甘々な新婚生活のスタートですね!
4話ネタバレはこちら
新婚初日、二人は初めて市場へ買い出しに出かける。勇吾は献立を考えるふきを「自分の妻を眺めてるだけだ」と甘い言葉で見つめる。市場の活気に喜ぶふきを、勇吾は「夫婦なんだし」と堂々と肩を抱きエスコート。しかし、二人の見た目の違いから、市場の客に「使用人のお供?」と噂されてしまう。勇吾はその視線に気づき、ふきを好奇の目から守れなかったことを「失敗した」と後悔する。彼は、ふきが「女中」ではなく「妻」として見られるよう、引っ越しの挨拶回りの直前に、ふきに帽子を被せる。それは、ふきが「妻」として背伸びし、新しい環境に馴染めるようにという、彼なりの深い配慮だった。勇吾は「行こうか」と優しく微笑み、ふきを堂々と連れ出す。

【感想】甘さと切なさが絶妙なバランスでした! 冒頭の「自分の妻を眺めてるだけだ」にはノックアウト! 市場デートも最高でしたが、「使用人のお供?」という世間の声は辛い…。でも、勇吾が後悔したのは「ふきを守れなかったこと」であり、彼女を隠すのではなく、帽子を被せて「妻」として堂々と連れ出す決意を見せたラストは本当に素晴らしかったです! 彼の「夫」としての自覚と深い愛情を感じました。
5話ネタバレはこちら
帽子を被り、少し背伸びして始まったご近所への挨拶回り。お隣さんには元気な双子の女の子たちがおり、勇吾はふきの肩を抱きながら「こちらは妻のふきです」と堂々と紹介する。お隣さん一家は温かく二人を歓迎してくれたが、勇吾は世間から「夫婦」として見られていないことに気づき、「夫婦に見えないんだな」と落ち込む。彼は、自分が若く威厳がないせいで、ふきが「女中」だと思われることを悩んでいた。それを聞いたふきは、「呼び方を変えましょう!」と提案。「ねえや」ではなく「ふき」と呼ぶように頼む。勇吾はふきが自分を「あなた」と呼ぶ練習をからかいながらも、「そのうち期待してるからな ふき」と、早速名前で呼び、ふきの頭を優しく撫でた。

【感想】勇吾さまの「妻のふきです」宣言、かっこよすぎ! でも、その後の「夫婦に見えない」悩み…切ない! 自分のためじゃなく、ふきがちゃんと「妻」として見られないことを悩むなんて、本当に優しい人です。そして、ふきちゃんの「呼び名を変えましょう!」提案、可愛い! ラスト、早速「ふき」呼び&頭撫でコンボはずるいです! 甘すぎてとろけました!
6話ネタバレはこちら
ふきは内職を続けるため呉服屋の巴さんを訪ね、新婚生活の惚気を語るが、「まだ一度も夜、触れてこない」という、夫婦としての関係が進展しない悩みを打ち明ける。一方、勇吾は一高の親睦会で、同級生の木下に結婚生活をからかわれる。「本当の夫婦になってない」と明かした勇吾は、その理由として「俺がふきを求めるように、ふきにも俺を求めて欲しい」「互いが完全に愛しく想い合って最高の状態で結ばれたら…」という、純粋で理想主義的な本心を語る。しかし、木下に「夫婦なのに(何もないのは)不自然だと思われんか!?」と鋭く指摘され、勇吾はふきの気持ちを尊重したい想いと、世間の目の間で葛藤する様子を見せた。

【感想】切なくて、そしてめちゃくちゃ萌えました…! ふきの「触れてこない」悩みと、勇吾の「最高の状態で結ばれたい」というピュアすぎる願い。お互いを想い合っているのに、すれ違ってしまうのがもどかしい! 勇吾の本心、理想が高すぎるけど、それだけふきを大切に想っている証拠ですよね。でも、木下くんの「不自然だと思われんか!?」という現実的な指摘も確か…。二人の葛藤が深まる、目が離せない回でした。
7話ネタバレはこちら
親睦会で酔い潰れた勇吾を、友人の桃木竜蔵が家まで送ってくる。桃木は勇吾の中学時代からの旧友だった。ふきは酔って眠る勇吾を介抱しようと学生服を脱がせかけるが、その寝顔に見惚れてしまう。ズボンのベルトに手を伸ばした瞬間、勇吾が目を覚まし、ふきの手首を掴んで引き寄せ、抱きしめる。そして、酔ったまま「ふきも 一緒に 寝てよ……」と甘い言葉を囁き、第1巻が終了した。

【感想】ぎゃーーー!! 最後の最後でとんでもない爆弾が! 桃木くん、いい奴ですね! そして、ふきの介抱シーンのドキドキ感! 寝顔に見惚れちゃうふき、可愛すぎます。からの、勇吾さまの不意打ちハグ&「一緒に寝てよ」! 酔った勢いとはいえ反則です! 理性が吹き飛んだ無防備な甘え方にキュン死しました! ここで1巻終わりなんて焦らしすぎます!
8話ネタバレはこちら
酔って寝てしまった翌朝、勇吾は昨夜のことを覚えておらず、ふきの気まずい態度から何かしたのではないかと不安になるが、優しく介抱の礼を言う。学校で勇吾は親友の桃木に相談し、自分が浮かれていたことを反省する。ふきは勇吾の真意がわからず混乱するが、お隣の平山さんから「酔っぱらいの言動に悩んでもムダ」というアドバイスをもらう。家に戻り、平山さんにもらった苺を勇吾と一緒に食べながら、幼い頃の苺摘みの思い出を語り合う。勇吾は昨夜の失態(だと彼が思っていること)を真剣に謝罪する。その真摯な姿と、苺を食べて「大口」と笑われたことをきっかけに、ふきは「私 勇吾さまに 惹かれてるんだわ」と、自分の恋心をはっきりと自覚する。ふきは、勇吾の気持ちはわからなくても、自分のこの想いを大切にしようと静かに決意した。

【感想】ふき、ついに自覚しましたねーーー!! 昨夜のドキドキからの、この甘酸っぱい展開! 朝の勇吾さまの気まずそうな顔と優しさ、学校での反省モード、全部可愛かったです! 平山さんの金言も最高! そして苺シーン! 昔の思い出話からの、勇吾さまの真剣な謝罪…誠実すぎる! 最後の苺をパクッとしちゃうふきからの恋心自覚! 最高の流れでした! ふきが自分の気持ちに正直になれて本当に良かった!
9話ネタバレはこちら
暮らし始めてひと月、ふきは勇吾への恋心を自覚してから、彼の些細な行動にドキドキするようになっていた。朝、勇吾はふきの腕を掴んで茶柱を見せ、ふきを赤面させる。勇吾に「欲しいものはないか」と聞かれたふきは「ない」と答えるが、内心では、以前読んでいた婦人雑誌『婦人え栞』の連載小説の最終回が気になっていた。買い物帰りに書店で雑誌を見つけ、値段に悩むふき。その姿を、偶然居合わせた勇吾と友人たちが見ていた。家に戻ると、勇吾が「ふきが読むかなって」「ふきと読めたら楽しいなって」と、その『婦人え栞』を買ってきてくれていた。その優しさにふきは涙し、二人で雑誌を読む穏やかな時間の中、「優しい優しい 勇吾さま 大好きです」と心の中で確信した。

【感想】神回ですか!? 尊すぎました!! 冒頭の茶柱で腕掴むの、反則! そして『婦人え栞』! 欲しいって言えないふきちゃんの気持ちを察して、こっそり買ってきてくれる勇吾さま…! しかも理由が「ふきと読めたら楽しいなって」! 泣けます! 二人で雑誌を読んでるラストシーンの穏やかさ、そしてふきの「大好きです」のモノローグ! もう完全に両想いじゃないですか! 最高の回でした!
10話ネタバレはこちら
六月初旬、ふきは最近の勇吾の様子が少し違うと感じ、彼の浴衣から煙草の匂いがすることに気づくが、勇吾は否定し不機嫌になる。しかし直後、ふきの匂いを嗅ぎ「幸せの香り」だと甘い言葉を告げる。ふきは『婦人え栞』の記事で「学生のカフェ通い」を知り、女給の存在などに不安を感じ始める。買い物中、近所の老婆たちに「女中さん!」と呼ばれて傷つき、カフェで見かけた華やかな女給たちの姿に劣等感を抱いてしまう。恋心を自覚したばかりのふきに、身分差や世間の目という新たな試練が訪れた。

【感想】甘さもありつつ、切ない現実がグサグサ刺さってきました…。勇吾さまの行動がちょっと怪しい! 煙草の匂いは一体…? でも「幸せの香り」って! ツンデレですか!? そしてふきの不安…「カフェ通い」を疑っちゃう気持ち、すごく分かります。「女中さん」呼びも辛い…。華やかな女給さんと自分を比べて落ち込んじゃうラストは、読んでいて胸が痛くなりました。恋心を自覚したからこその悩みですよね。
11話ネタバレはこちら
劣等感に沈むふきのもとに、元・女中仲間の菊、スミ、蘭が訪ねてくる。菊は、橋家の奥様がふきのために用意した美しい着物を届けに来ていた。菊は、ふきが変わっていないことに安堵しつつも、「そのまま過ぎて心配になった」と叱咤激励。「これからはもっと胸張って若奥様らしい気持ちを持つこと! ふきは自慢だから!」と力強く励ます。菊の言葉に心を動かされたふきは、奥様や菊の気持ちを受け止め、「勇吾さまがいいなって思ってくれるかな?」と、贈られた着物を着て身支度を整える。そこへ帰宅した勇吾は、美しく着飾り化粧をしたふきの姿を見て言葉を失う。勇吾はふきの顔を覗き込み、「もっとよく見せて」と言った後、「なあ ふき。今から一緒に出掛けないか?」とデートに誘った。

【感想】菊さん、ありがとうーーー!! 親友からの叱咤激励、最高でした! 「ふきは自慢だから!」って言葉、泣けます。菊さんの言葉で前を向いて、奥様からの着物を着て変身するふきちゃん…めちゃくちゃ綺麗! 勇吾さまが息をのむのも当然です! ラストの「一緒に出掛けないか?」のお誘い! 完全にデートですよね!? 最高に甘い展開で、次回が楽しみすぎます!
12話ネタバレはこちら
勇吾はふきを、思い出の洋食レストランでの食事に誘う。ふきは高級な雰囲気に緊張するが、勇吾は「出迎えてくれたふきがあんまり綺麗で」と、この店を選んだ理由(養父との思い出、ふきを連れてきたかった)を語る。勇吾は、最近の寄り道の理由が株式投資であったことを告白。「節約に励むふきを尊敬している」「たまには気兼ねなく楽しんでほしくて」自分の力でお金を用意したかったと明かす。ふきの「カフェ通い」の誤解は、勇吾の「ふきという妻がいるのに そんな馬鹿な」という言葉で完全に解けた。食事中、勇吾はふきが苦手なきのこを自分のグラタンと交換してあげる。帰り道、迷子の男の子をふきが得意の「ちちんぷいぷい」で泣き止ませる。その姿を見た勇吾は「俺にとって ねえや… は 永遠に すごい人だ」と改めてふきへの想いを実感。迷子の両親から「いいご夫婦」と言われ、勇吾は「初めて夫婦に見られたな!」と大喜びし、二人の絆が深まった夜となった。

【感想】神回再び!! 冒頭からラストまで胸キュンと感動の嵐! レストランでの勇吾さまのセリフ、寄り道の真相(株!)、誤解を解く笑顔、きのこ交換…優しすぎ&カッコよすぎ! そして迷子の子のくだり! ふきちゃんの「ちちんぷいぷい」可愛い! それを見る勇吾さまの「永遠にすごい人だ」のモノローグに涙腺崩壊! からの「いいご夫婦」! ついに認められた! はしゃぐ勇吾さま可愛すぎ! 最高のハッピーエンドでした!(まだ続くけど!)
13話ネタバレはこちら
学校で、勇吾は同級生に冷たく接しつつも、結局は面倒を見る一面を見せる。親友の桃木竜蔵は、中学時代に初めて出会った頃の完璧だが嘘くさい笑顔の勇吾を回想。雪の日、勇吾がふきと一緒に写った古い写真を落とし、涙目で必死に探す姿を桃木は目撃。それがきっかけで二人は親しくなるが、桃木は勇吾が時折見せる自暴自棄な振る舞いや色恋沙汰への無関心を心配していた。東京へ来る直前の嬉しそうな顔を見て、桃木は嫁(ふき)の影響を感じていた。現在、ふきは勇吾の部屋を掃除中に彼の匂いにドキドキし、本棚から謎のメモ(手紙の下書きのようなもの)を見つける。夕食後、勇吾はふきのはだけた襟元を「襷が捻じれてる」と優しく直してあげる。その自然な夫としての振る舞いに、ふきはさらにドキドキしてしまう。

【感想】桃木くん視点の勇吾さまの過去エピソード! 雪の中でふきちゃんとの写真を必死に探す姿…泣けます! どんだけ「ねえや」のこと好きなんですか! でも、時折見せる影も気になりますね。彼が抱える複雑さが垣間見えました。そして現代パート! 謎のメモ! からの、襟元直し! さらっとやっちゃう勇吾さま、罪な男…! ふきちゃんがドキドキするのも当然です!
14話ネタバレはこちら
ふきは、勇吾の部屋で見つけたメモが、彼が東京へ来る前に書いたふきへの手紙の下書きだと知る。そこには「あなた以外となら誰でも同じ」「会いたい」という切実な想いが綴られていた。ふきは、勇吾に想い人がいる(という誤解)から自分に遠慮しているのだと考え、気を遣って再び「坊ちゃん」と呼んでしまう。ふきのよそよそしい態度に、勇吾は「他に好いた男がいるのか?」「俺じゃだめなのか?」と不安を募らせ、雨の中ふきを問い詰める。ふきは誤解を解くため(と、彼を楽にするため)、手紙の下書きを勇吾に見せる。手紙を読んだ勇吾は、ふきが誤解していることに気づき、涙ながらに「ここに書いたのは 全部 全部 ふきのことなんだ…」と、手紙の相手がふき本人であることを告白した。

【感想】号泣しました…!! 勇吾さまの手紙、切なすぎる! 「あなた以外となら誰でも同じ」…! ふきちゃんへの一途な想いが痛いほど伝わってきました。からの、すれ違い! 「坊ちゃん」呼びに戻っちゃうふきちゃんも、それで絶望しちゃう勇吾さまも、どっちも切ない! そして雨の中のクライマックス! 「他に好いた男がいるとか?」嫉妬ですか!? からの、涙の告白!「全部 全部 ふきのことなんだ…」! やっと、やっと本当の気持ちが…! 感動しました!
15話ネタバレはこちら
雨の中、勇吾はふきに「手紙に書いたのは全部ふきのことだ」と告白。信じられないふきに、勇吾は懐から幼い頃ふきと一緒に撮った写真を見せ、「北海道でずっと肌身離さず持っていた」「それが唯一 ねえやといた証だったから」と、6年間の想いを打ち明ける。勇吾は、強引に結婚を進めたことを謝罪し、「ずっとふきに恋焦がれていた 今も変わらず ふきが好きだ」と改めて告白。ふきも涙ながらに「わたしは 勇吾さまを お慕いしております……」と想いを伝え、二人の気持ちは通じ合った。家に戻った二人は、お互いの気持ちを確かめ合うように初めて口づけを交わす。その夜、二人は本当の意味で結ばれ、長年の想いを成就させた。翌朝、幸せを噛みしめる二人に、勇吾は「この先 長い長い 時間をかけて じっくり わかってもらうから」と、未来を約束するような言葉を告げ、再び優しく口づけをした。

【感想】言葉になりません。最高でした!! 勇吾さまの6年間の想い、写真のエピソード、涙の告白、全部に泣きました! そして、ふきちゃんの「お慕いしております」! やっと想いが通じ合った…! 家に帰ってからのキスシーン、そして初夜…。直接的ではないけれど、二人の想いが溢れていて、本当に美しくて感動しました。翌朝の「時間をかけてわかってもらうから」からのキス! 最高の愛の言葉! 感無量です!
16話ネタバレはこちら
本当の意味で結ばれた翌朝、ふきは寝坊してしまうが、勇吾は優しく起こす。二人の間には初々しい空気が流れていた。朝食の準備中、勇吾はふきの指についた味噌を舐めとり、「今日も美味しい」と微笑む。その距離感にふきはドキドキする。洗濯中、勇吾は家事の大変さを語り、未来の技術に関心を示す。縁側で穏やかな時間を過ごす中、勇吾はふきに不意打ちのキスをする。キスに動揺したふきは、「お日様が出てるうちはくっつくのはやめましょう!」と宣言するが、勇吾に「その分夜に…」とからかわれる。買い物に出かけたふきは、道に迷った外国人の少女・ソフィーに出会い、流暢な英語で彼女を助ける。ふきはソフィーと名前を交換し、笑顔で別れた。

【感想】甘い! 甘すぎる!! 朝寝坊シーンも、指ぺろりも、不意打ちキスも、全部ごちそうさまです! ふきちゃんの「お日様が出てるうちはダメ!」宣言、可愛すぎ! それをからかう勇吾さまも最高! そして、まさかの英語ペラペラふきちゃん! カッコよかったです! どこで覚えたんだろう? ソフィーちゃんとの出会いが今後どう繋がるのかも楽しみです!
17話ネタバレはこちら
学校で勇吾の恩師である英語教師・ライアン先生が、孫娘のソフィーを連れて突然家庭訪問にやってくる。ソフィーは先日ふきが助けた少女だった。ふきはライアン先生やソフィーと流暢な英語で会話し、打ち解ける。勇吾は、ふきが英語を話せることに驚き、「ふき… すごいよ!」と称賛するが、同時に「知らないことだらけだな ふきのことは」と、自分が知らないふきの一面に戸惑いと複雑な感情を抱く。ふきは、幼い頃に故郷の村にいた外国人の子供たちと遊ぶ中で自然と英語を身につけたことを明かす。勇吾は「私の英語の文字 練習してみようかな…」というふきに、「俺も協力する」と申し出る。その裏には、ふきをもっと知りたいという独占欲が見え隠れしていた。勇吾はふきの体の秘密(へその横のほくろや、くすぐりに弱いこと)に触れながらじゃれつき、二人の距離は縮まるが、彼の真意はまだ謎に包まれていた。

【感想】まさかの家庭訪問! しかもライアン先生とソフィーちゃん! 英語ペラペラふきちゃん、再び! 勇吾さまの「知らないことだらけだな」からの独占欲(?)、「俺も協力する」宣言、最高に萌えました! ふきの体の秘密を知ってて、こちょこちょしちゃう勇吾さま! 甘さと切なさと少しの不安が混じった、絶妙な回でした!
18話ネタバレはこちら
ふきは仕立て屋の巴(ともえ)さんを訪ね、彼女がミシンを導入し洋裁の勉強を始めたことを知る。ふきは巴さんに、勇吾と無事に結ばれたことを報告し祝福される。しかし、ふきは毎晩のように求められることに体力的な不安を感じ、「私たちハレンチすぎ!?」と相談。巴さんは新婚だからだと笑いつつも、ふきの身分差への不安に寄り添い、「二人の時間を積み重ねて自信をつけていくしかない」とアドバイス。さらに巴さんは、年下の勇吾を虜にするための「男女仲の技術」(刺激、大胆さ、年上の魅力など)をふきに伝授する。そこへ勇吾が学校帰りにふきを迎えに現れ、巴さんに丁寧に挨拶。帰り道、ふきは巴さんのアドバイスを思い出して一人で赤面し、勇吾の優しさに「メロメロはこっちです……」とノックアウト寸前だった。

【感想】巴さん、最高すぎます!! ふきの「ハレンチすぎ!?」相談には笑いました! 勇吾さま、どんだけですか! でも、巴さんのアドバイスは的確で温かい。そして「男女仲の技術」伝授! 一体何を教えたの!? 気になりすぎます! 迎えに来ちゃう勇吾さまもスマート! ラスト、一人でメロメロになっちゃうふきちゃん、可愛すぎ! 楽しい回でした!
19話ネタバレはこちら
七月、学期末試験を控えた勇吾のために、ふきは奮発して生姜焼き丼を作ることを計画。勇吾が寝不足気味なのを知り、ふきは「おうちのことは私に任せて 全力で協力します!」と宣言。ふきの作った特大生姜焼き丼を、勇吾は「美味い」と喜んで食べる。勇吾はふきの健気さに心を打たれるが、「抱きしめたい」気持ちを我慢。夜、ふきは勉強する勇吾にお茶を差し入れし、気遣う。試験当日、勇吾はふきがお弁当に添えた手紙を読む。手紙の最後には「試験がぜんぶ終わったら 勇吾さまと たくさん おしゃべりしながら 眠りたいです」と書かれており、読んだ勇吾は激しく動揺し赤面。その動揺にもかかわらず(あるいは、それが力になったのか)、勇吾は午後の試験で学年一位の成績を収めた。

【感想】ふきちゃん、大胆!! そして勇吾さま、可愛すぎ!! 生姜焼き丼で応援するふきちゃん、健気! それを前に「抱きしめたいけど我慢」の勇吾さま! 不器用! そしてお弁当の手紙!「おしゃべりしながら眠りたい」って、ほぼお誘い! 天然なのか確信犯なのか! 真っ赤になって動揺する勇吾さま、最高にごちそうさまでした! しかも学年一位って! 愛の力すごい!
20話ネタバレはこちら
勇吾の入浴後、脱いだ浴衣から英語で書かれた手紙が見つかる。それは先日ふきが助けたソフィーからのものだった。ふきは勇吾に内緒でアルファベットの練習をしており、全部覚えていた。勇吾は、試験勉強の合間に、ふきのためにソフィーの手紙(筆記体)を読みやすいように書き直し、解読を手伝う。手紙はお茶会への招待状だった。勇吾はふきに行くよう勧め、前の晩のふきからの手紙について「おしゃべりだけで済ますわけないけど」とからかう。翌日、ふきは立派な洋館であるライアン先生の家を訪ね、ソフィーと母親に出迎えられる。お茶の時間、ソフィーはふきを13歳くらいだと思っていたことを告白し、ふきは24歳だと知って驚くが、二人は友達になることを確認。ソフィーの母親は、夫を事故で亡くした悲しみを乗り越え、娘と二人で前を向いて日本で暮らしていることを語る。ソフィーはふきに「とっておきのサプライズがあるの!」と言い、部屋へ連れて行く。

【感想】ふきちゃんの英語練習、可愛すぎ! 内緒で頑張ってたんですね! それを手伝ってあげる勇吾さまも優しい! 書き直してあげるシーン、ドキドキしました! からの「おしゃべりだけで済ますわけない」発言! 期待してますよ勇吾さま! ソフィー親子のお宅訪問も素敵でした。年齢誤解は面白かったけど、お母様の過去には胸が締め付けられました。でも、前向きな姿に感動。最後の「サプライズ」も気になります!
21話ネタバレはこちら
ソフィーが用意したサプライズは、ふきに西洋風のドレスを着てもらうことだった。勇吾は学校帰りにライアン先生と会い談笑。ライアン先生の家で、勇吾はソフィーの母リリーと挨拶し、彼女が櫻明女学院の新しい英語教師であることを知る。ドレス姿に変身したふきはその美しさで勇吾を驚かせ、恥ずかしさから一度隠れるが、勇吾に優しく促され姿を見せる。ソフィーの提案で、ドレス姿のふきとソフィーは一緒に記念写真を撮る。リリーからふきと勇吾が夫婦だと教えられたソフィーは、きょうだいだと思っていたと驚き、「シンデレラガールね!」と言う。帰り道、ふきは初めての体験に喜び、「世界が広がった気がします」と語る。勇吾はソフィーにべーっと舌を出された後、ふきに聞こえないように「…モテる妻を持つと大変だ」と独占欲のような言葉を漏らした。

【感想】ふきさんのドレス姿、美しすぎました!! 勇吾さまが息をのむのも当然! カーテンに隠れちゃうのも可愛い! 写真撮影からのソフィーちゃんの「夫婦なの!?」&「シンデレラガールね!」発言! 純粋! リリーさんと勇吾さまの縁もびっくり! そしてラストの勇吾さま! ソフィーちゃんに「ベー!」ってされてからの「モテる妻を持つと大変だ」! ヤキモチ妬いてますね!? 可愛い! 最高に華やかで楽しい回でした!
22話ネタバレはこちら
試験最終日を終えた勇吾を労うため、ふきはワインを用意し、二人で初めての晩酌をすることに。しかし、お酒に弱いふきはすぐに酔ってしまい、笑い上戸になったり泣き上戸になったり、感情が大暴走。酔ったふきは突然帯を解き始め、「勇吾さまが一緒に入ってくれたら?」とお風呂に誘うなど、大胆な言動を見せる。布団に寝かせられると、ふきは彼の首に腕を回し、「今夜はたくさんおしゃべりしながら寝てくれないんですか…?」と甘くおねだり。その言葉に理性が飛んだ勇吾はふきにキスをし、さらにふきは「女からだって攻められるんですよ…?」と勇吾を布団に引き倒し、誘惑。二人は情熱的な夜を過ごす。翌朝、勇吾はふきの意外な一面を知り、「酒を飲むのは俺と二人の時だけにして…」と強い独占欲を抱くのだった。

【感想】ふきちゃん、酔うとヤバい!!(最高!!) 笑い上戸からの泣き上戸! 感情の起伏が激しすぎる! からの、帯解き&お風呂のお誘い! 大胆すぎ! そして寝室でのおねだり&まさかの押し倒し! 巴さんの教え、ここで活かされた! 酔った勢いとはいえ、積極的なふきちゃんにドキドキしました! 翌朝、赤面しながら「酒は俺と二人きりの時だけ」って決意する勇吾さまの独占欲! ごちそうさまでした!
23話ネタバレはこちら
夏休み、庭木の枝払いをする勇吾のもとに、橋家の旦那様が突然訪ねてくる。旦那様は、ふきが用意した西瓜をご馳走になりながら、「今の生活に不満はないか?」と、強引に進めた結婚についてふきの気持ちを気遣う。ふきは「不満など!感謝しかございません!勇吾さまはこの上なく私を大切にして下さいます」ときっぱりと答える。旦那様の前で、勇吾はふきを自分の膝の上に座らせるなど、仲睦まじい様子を見せる。旦那様は照れながらも「『お父様』でもいいんだぞ…?」とふきに語りかける。旦那様は、勇吾の養父からの手紙の内容を伝える。養父は事業視察で海外を回っており、「帰国したらすぐにでも ふきを紹介しに行きなさい」とのことだった。旦那様が帰った後、勇吾はふきの顔を両手で包み込み、「俺 ちゃんと するから」と決意を語る。そして、勇吾はふきに「…ふき 大好きだ」と、ストレートな愛の言葉を伝えた。

【感想】旦那様、最高! ふきちゃんのことを気遣う優しさ、そして「お父様でもいいんだぞ…?」の照れ顔! 素敵すぎます! 膝の上に乗せちゃう勇吾さまも大胆! そして養父への挨拶命令…ついに来ましたね。からの、ラスト! 勇吾さまの「俺 ちゃんとするから」からの、どストレートな「大好きだ」!! 嬉しすぎて泣きました! やっとはっきり言葉にしてくれた! 感動的な神回でした!
24話ネタバレはこちら
上野駅の電話ボックスで勇吾が宿の予約を入れている一方、ホームでは夏休みで帰省する桃木を見送っていた。桃木は実家での親戚回りなどを憂鬱に感じている。ふきが迎えに来て桃木を見送った後、帰り道で八百屋夫婦の大ゲンカを目撃した話を勇吾にする。家に戻ると、勇吾はふきに「新婚旅行に行かないか?」とサプライズで提案。行き先はふきの故郷・伊豆の修善寺だった。勇吾は相談なく決めたことを謝るが、ふきは大喜び。出発までの一週間、ふきは初めての旅行に向けて準備を進め、お隣さんたちからたくさんのアドバイスをもらう。旅立ちの朝、髪を結い綺麗にしたふきの姿に勇吾は見惚れる。二人は期待に胸を膨らませ、手を取り合って新婚旅行へと出発した。

【感想】新婚旅行キターーー!! 桃木くんのお見送りシーンも面白かったけど、やっぱりメインは旅行のサプライズ! 行き先がふきの故郷っていうのが最高! 勇吾さま、ちゃんと考えてくれてる! ご近所さんのアドバイスも温かくて笑えました。旅支度をして、いつもと違う髪型&髪飾りで綺麗になったふきちゃんと、それに見惚れる勇吾さま…! ラスト、手を取り合って出発するシーン、幸せそうで本当に良かったです! 修善寺編、楽しみ!


