【婚約式は修羅場の始まり】36話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 弟の暴力を制止したアレッシアは、自らの意志で裁きを下すため、パーティー会場へと戻ってきました。
- ソフィーとその母親は、アレッシアの「広い心」にすがり許しを請うたが、アレッシアは「私の子供の命の代償は誰が払うの?」と、それを冷徹に一蹴しました。
- 母親は、自分たちの罪を「誤解だった」と言い訳しましたが、アレッシアには全く通用しませんでした。
- 追い詰められたソフィーは、自分が助かるために、「アレッシアの赤ちゃんを殺したのは、オリバーだ」と、仲間を裏切り罪をなすりつけました。
【婚約式は修羅場の始まり】第36話をネタバレありでわかりやすく解説する
オリバーを「生贄」として差し出し、自分だけは助かろうとしたソフィー。第36話では、そのあまりにも卑劣な裏切りが、彼ら一族の完全な崩壊を引き起こします。泥沼の内紛によって全ての罪が明らかになった時、ロレンツォはついに、冷徹な裁きの執行者として最後の通告を下すのです。
泥沼の内紛「ママとパパがやれって言ったくせに!」
母親からの突然の裏切りに、名指しされた息子オリバーは愕然とします。しかし、その驚きはすぐに怒りへと変わりました。
「私を裏切るの?」息子オリバーの怒り
「父さん、母さん!自分たちが助かるために、この僕を裏切るのか!」 オリバーの怒りの矛先は、すぐに妹のソフィーへと向かいます。彼は、ロレンツォに聞こえるように叫びました。「彼女を蹴ったのは、あんただろう!」
ソフィーの自爆「全部パパとママの指示よ」
しかし、追い詰められたソフィーも黙ってはいません。彼女は、自らの罪を認めながらも、その責任を全て両親になすりつけたのです。 「ええ、そうよ!でも、それはパパとママが、私にそうしろって言ったからじゃない!」 それは、この犯罪が、ソフィー単独のものではなく、家族ぐるみで行われたという、決定的な自白でした。
デュカ家の当主、最後の通告
子供たちの醜い罪のなすりつけ合いを聞き、ロレンツォは全ての真相を悟りました。
「お前たち家族全員が共犯か」
「…つまり、お前たち家族全員が、この件に関わっていたということか」 ロレンツォの静かな問いに、ソフィーの父親は「いいえ、息子はナンセンスを言っているだけです。聞かないでくれ、息子よ…」と、必死にその場を取り繕おうとします。
「二度と僕を息子と呼ぶな」
しかし、ロレンツォは、その父親の言葉を冷たく遮りました。 「二度と、その口で僕を息子と呼ぶな」 それは、婚約者ソフィーだけでなく、その家族全員との関係を、完全に断ち切るという決別の言葉でした。
「姉さんに指一本でも触れた者は、最高の代償を払う」
ロレンツォは、その場にいる全員に聞こえるように、最後の通告をします。
「よく聞け。私はこの事件の真相を必ず突き止める。そして、私の姉に指一本でも触れた者は誰であろうと、最高の代償を支払うことになるだろう」
そして彼は、側近に矢継ぎ早に指示を出しました。「全ての監視カメラの映像をコピーしろ。全ての出口と逃げ道を封鎖しろ。アリ一匹、ここから逃がすな」。裁きのための準備は、全て整ったのです。
【婚約式は修羅場の始まり】第36話を読んだ感想(ネタバレあり)
第36話は、悪党たちが仲間割れの末に自滅していくという、非常に痛快な展開でした。母親が息子を売ったことをきっかけに、子供たちが「パパとママに言われたからやった」と責任転嫁を始める。その醜い内紛は、見ていて滑稽ですらありました。彼らの間には家族愛など存在せず、ただ自分さえ助かれば良いという利己的な関係しかなかったことが、見事に描かれていたと思います。
そして、ロレンツォの「二度と僕を息子と呼ぶな」というセリフ。これは、ソフィーの母親にとって、最も聞きたくなかった言葉でしょう。彼女の全ての計画が、この一言で完全に破綻したのです。この静かで、しかし決定的な決別の言葉に、ロレンツォの揺るぎない決意と、彼が受けた心の傷の深さを感じました。
物語は、ついに犯人探しのフェーズを終え、裁きのフェーズへと完全に移行しました。証拠は確保され、犯人たちは閉じ込められた。もはや彼らに逃げ場はありません。ロレンツォが語る「最高の代償」とは、一体どのようなものなのか。ここから始まるであろう、デュカ家の当主による、血も涙もない徹底的な復讐劇に、期待が高まります。
【婚約式は修羅場の始まり】第36話のネタバレまとめ
- 母親に裏切られたオリバーと、追い詰められたソフィーが、「両親に指示されたからやった」と罪をなすりつけ合い、内紛が勃発した。
- 子供たちの醜い争いによって、ロレンツォはアレッシアへの暴行が、ソフィーの一族ぐるみで行われた共犯であったという真相にたどり着いた。
- ロレンツォは、ソフィーの母親の必死の弁解を「二度と僕を息子と呼ぶな」という冷たい一言で一蹴し、一族との完全な決別を宣言した。
- 最後にロレンツォは、「姉に指一本でも触れた者は、最高の代償を支払うことになる」と通告し、証拠保全と現場封鎖を命じ、裁きの準備を整えた。
- 罪をなすりつけ合っていたソフィーとその一族は、全員が共犯者として、ロレンツォの裁きを待つことになった。
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