【婚約式は修羅場の始まり】4話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 婚約者のソフィーは、友人たちに「デュカ家の財産と後継者の座を奪われる」と激しく焚きつけられました。
- 追い詰められたソフィーは、「二人とも死んでもらうわ」と、アレッシアとそのお腹の子に対する明確な殺意を固めました。
- ロレンツォは姉に心配をかけまいと、ソフィーが怒っている本当の理由を隠し、「君を尊敬している」などと嘘をついてその場を取り繕いました。
- 弟の嘘を信じ込み、無防備なまま車で邸宅へ向かうアレッシアたちを母親が尾行していました。
【婚約式は修羅場の始まり】第4話をネタバレありでわかりやすく解説する
追跡者の影に気づかぬまま、アレッシアとロレンツォを乗せた車は、デュカ家の壮麗な邸宅に到着しました。第4話では、姉を想う弟の優しさと、婚約者に気を遣う姉の優しさが交錯します。しかし、その美しい兄妹愛とは裏腹に、ソフィーの嫉妬の炎はついに最終段階へと燃え盛り、取り返しのつかない直接攻撃の準備が整えられていきます。
弟の優しさと姉の気遣い
邸宅に到着したものの、アレッシアの心は晴れませんでした。自分がここに滞在することが、弟とその婚約者の関係に影を落とすのではないかと深く憂慮していたのです。
「私が泊まったらソフィーは…」
アレッシアは、弟に遠慮がちに切り出します。
「私がここに泊まったら、ソフィーは大丈夫かしら?私はホテルを取るわ」
しかし、ロレンツォはそれを強い口調で遮りました。
「何を言ってるんだ。ここは姉さんの家でもあるんだ。未亡人になった姉さんをホテルに泊まらせるなんて、そんな弟がどこにいる?」
何があっても姉を守り抜くという、彼の固い決意が伝わってくる言葉でした。
明かされる夫の死の真相
ロレンツォの優しさに触れ、アレッシアは亡き夫アランを思い出します。彼の死は飛行機事故によるものであり、アレッシアは「あれは誰のせいでもないわ」と、おそらくは責任を感じているであろう弟を慰めます。
ロレンツォはそんな姉を元気づけるように、「さあ、中に入ろう。ソフィーも君に会えるのを喜ぶよ」と、再びソフィーの気持ちについて嘘を重ねるのでした。
怒りの頂点「あの女を屋敷に連れ込んだわ!」
その頃、アレッシアたちを尾行していた車の中では、ソフィーの母親が娘に状況を報告していました。その一報が、ソフィーの怒りを臨界点へと到達させます。
嫉妬の炎に注がれた油
「大変よ、彼があの女を邸宅に連れて帰ったわ」 母親からの報告を聞いたソフィーは、耳を疑いました。婚約者が浮気相手(と思い込んでいる女性)を、自分たちの愛の巣であるはずの家に連れ込んだ。この事実は、彼女のプライドをズタズタに引き裂き、嫉妬の炎に大量の油を注ぐ結果となりました。
「あの恥知らずを引き裂きに行くわよ」
怒りに震えるソフィーは、受話器の向こうの母親に叫びます。
「なんですって?よくもまあ、私たちの家に愛人を連れ込むなんてことができるものね!」
もはや彼女たちの頭に、話し合いという選択肢はありません。誤解は憎悪へ、そして憎悪は直接的な暴力へと形を変え、二人はアレッシアをその手で制裁するために、デュカ家の邸宅へと乗り込むことを決意するのでした。
【婚約式は修羅場の始まり】第4話を読んだ感想(ネタバレあり)
第4話は、アレッシアとロレンツォの優しさが、結果的に最悪の事態を招いてしまうという、非常に皮肉な展開に胸が締め付けられました。婚約者であるソフィーに気を遣うアレッシアと、姉を何としても守りたいロレンツォ。二人の間にある美しい兄妹愛が深ければ深いほど、それを憎悪の目で見つめるソフィーの歪んだ感情が際立ち、物語の悲劇性を高めていると感じます。
特に印象的だったのは、ロレンツォが重ねる「嘘」です。彼は姉を心配させたくないという一心で嘘をついていますが、その嘘がソフィーの怒りを正しくアレッシアに伝えられていないため、彼女は完全に無防備な状態です。もし彼が正直に話していれば、アレッシアも何か対策を立てられたかもしれない。善意から生まれたコミュニケーション不足が、破滅的な結末を招いてしまうという、現実世界にも通じる教訓が描かれているように思えました。
そして、ソフィーの怒りの矛先が「ロレンツォの裏切り」から「自分たちの家を汚された」という、より個人的でプライベートな領域へと移ったことで、彼女の攻撃がさらに過激になることが予感されます。いよいよ直接対決が避けられないという緊迫感の中で物語が終わり、次話で繰り広げられるであろう壮絶な修羅場から目が離せません。
【婚約式は修羅場の始まり】第4話のネタバレまとめ
- デュカ家の邸宅に到着したアレッシアは、婚約者ソフィーに気を遣いホテルに泊まろうとしたが、ロレンツォが強く引き留めた。
- この会話の中で、アレッシアの亡き夫アランが飛行機事故で亡くなったという具体的な死因が明かされた。
- 一方、アレッシアが自分たちの神聖な家(邸宅)に入ったことを知ったソフィーは、プライドを傷つけられ、怒りが頂点に達した。
- ソフィーと母親は、アレッシアを直接その手で制裁するため、邸宅へ乗り込むことを決意し、物語は破滅的な直接対決へと進んでいく。
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