【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】11話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 不倫相手の莉々花(りりか)が「柊くんの精子 欲しいのっ」 と要求し、柊斗は「てめぇとの 子供なんか 死んでも いらねぇ」 と激怒しました。
- 柊斗は、妻・成美を「賢くて 妻としての役割を 果たせる」 から選んだと莉々花に告げ、彼女をホテルに置き去りにしました 。
- 帰宅した柊斗は、情事の証拠を消すためシャワーを浴び、帰宅した成美には「洗車で汗をかいた」 と嘘をつきました。
- しかし成美は、夫の服から「香水」の匂いがすること 、洗濯物に「下着が 2枚」 あることに新たな違和感を覚えます。
- 決定打として、夫が履き替えた下着から「ゴムのような臭い」 を嗅ぎ当て、「浮気?」 と確信に至りました 。
【完璧ワイフによる完璧な復讐】第11話をネタバレありでわかりやすく解説する
夫の下着から「ゴムのような臭い」 という生々しい証拠を発見し、「浮気」 を確信した成美 。 第11話は、彼女が怒りと絶望の中で、冷静に「完璧な復讐」への次なる一手を進める、決定的な回となります。
決定的証拠:「女の髪」
「浮気?」—その疑惑は、すぐに憤りへと変わりました 。 成美は、夫が「風俗」のようなサービスを利用しただけかもしれない と、一度は冷静になろうとします。 しかし、お風呂に入った彼女は、第4話で感じた「違和感」を思い出します。 (…あの 洗い物の謎も きっとこれね ) (わざわざ 排水口まで 綺麗にするということは 見られちゃ 困るものでも あったのね… )
そして、夫が子供を頑なに拒んだ理由も、この裏切りに繋がっているのではないかと考えます。 (だから 子供は作りたくない ってこと? ) 「とにかく 証拠がいるわ」 決意を固めた成美は、夫がシャワーを浴びた直後の浴室の「排水口ネット」 を確認します。
そこにあったのは、まぎれもない「女の髪……」 。 排水口ネットは成美が毎日取り替えているため、これは「さっき 柊斗がシャワーを 浴びた時のものだわ」 と確信します。 彼女は「自分でも 驚くほどに 冷静だった」 とモノローグで語る通り、一切取り乱すことなく、その髪の毛をフリーザーバックに入れ 、証拠として保管しました。
復讐の序章:「DNA鑑定」
(もしも 浮気なら… ) (めぼしい相手が 見つかった時の 証拠になるわ ) (DNA鑑定 すればいいもの ) 成美の頭には、すでに「復讐」への具体的なプロセスが冷静に組み立てられていました。 彼女は、何事もなかったかのように調理に戻ります 。
夫のアリバイ崩しと義母の「嘘」
その夜、成美は「明日の食材を 買いに行ってくるね」 と自然に家を出ると、すぐに「お義母さん」 へ電話をかけました。 「柊斗さんが『チキン南蛮を食べたい』と言っていて…」 という口実を使い、彼女は核心的な質問をします。 「近々ご実家に 一度帰ると 言ってましたけど 今日帰られました?」
義母の答えは、柊斗の嘘を完璧に打ち砕くものでした。 「今一緒に 食事を終えた ところです」
柊斗は、成美に「洗車しに行ったら 結構汗かいてさ」(※第10話) と嘘をついていました。 しかし、彼が「いつも 実家で 洗車をする」 こと、そして「マンションの 駐車場は狭く 洗車スペースは ない」 ことを知っている成美にとって、この義母の言葉は、夫が「実家(洗車)に行っていない」=「嘘をついた」という動かぬ証拠となったのです。
義母の侮辱と妻の「絶望」
アリバイ確認は成功しましたが、電話口の義母は成美への嫌味を隠しません。 「成美さん チキン南蛮も 作れないの?」 さらに、実家にある酒を「あなたが届けに来るべき」 と言い放ち、「柊斗はあなたの 召使いじゃないのよ」 と、成美を激しく侮辱します。 そして一方的に「いいわ 来なくて」「柊斗だけ 来るように 伝えてちょうだい」 と電話を切りました。
夫の嘘は確定し、義母からは召使い以下の扱いを受ける。 買い物袋を抱えた成美は、(私にも なにか原因が あったのかしら )と、自分を責めてしまいます。 (せめて子供がいれば 心の拠り所になった かもしれない ) (でも 今の自分には 柊斗しかいない )
この深い孤独と絶望こそが、彼女を第1話の「完璧な復讐」へと向かわせる、本当の引き金となったのです。
【完璧ワイフによる完璧な復讐】第11話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、成美さんの「完璧な妻」としての能力が、「完璧な復讐者」としての能力に切り替わった瞬間を見た気がして、本当に鳥肌が立ちました。 夫の浮気を確信した直後に、冷静に「女の髪」 を採取し、「DNA鑑定」 まで見据える。この胆力は凄まじいですね。
そして、義母への「アリバイ確認」 の電話も見事でした。まさか夫の嘘を暴くために、夫の実家を利用するとは。 その義母の「召使いじゃないのよ」 というセリフは、読んでいるこちらまで怒りが湧いてくるほどのひどい侮辱です。 こんな母親に育てられたから、柊斗も妻を「金のなる家政婦」(※第9話)と平気で呼べるような、歪んだ人間になったのだと深く納得しました。
最後の「今の自分には 柊斗しかいない」 という成美さんの絶望が、あまりにも切なく、重い…。 全てを捧げた夫に裏切られ、頼れるはずの義母には侮辱され、彼女にはもう「復讐」しか道が残されていなかったのだと痛感する回でした。
【完璧ワイフによる完璧な復讐】第11話のネタバレまとめ
- 「浮気?」の確信を得た成美は、浴室の排水口から決定的な証拠である「女の髪」を発見する 。
- 成美は「DNA鑑定」 のため、その髪の毛を冷静にフリーザーバックに保管した 。
- 成美は義母に電話をかけ、「チキン南蛮の作り方」を口実に、「今日、柊斗は実家に帰ったか」を尋ね、「今一緒に食事を終えた」という返答を得る 。
- これにより、柊斗の「洗車で汗をかいた」という嘘のアリバイ(※第10話)が、実家(洗車場所)には行っていないという事実によって完全に崩壊した 。
- 義母は電話口で成美を「柊斗はあなたの 召使いじゃないのよ」、「柊斗だけ 来るように」 などと激しく侮辱する 。
- 夫の嘘と義母の仕打ちによる絶望のなか、成美は(今の自分には 柊斗しかいない)と孤独を痛感し、復讐への決意を固めていく 。
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