2025.10.28

【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】21話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

前話のおさらい

成美は、夫・柊斗を油断させて不倫の証拠を掴むため、自らが「不倫妻」を演じる計画を立てました。
一方、ネクタイの盗聴器は、柊斗と瑞希が「水曜日に瑞希が成美の家を訪れ、二人きりになる」計画を立てている会話を記録していました。
成美は録音データを確認し、彼らの計画（水曜日＝6月9日）を事前に察知しました。
水曜日、成美は「泥沼に堕ちた人妻を演じる」ためのリアリティを考え、準備を進めました。
計画通り、柊斗から「瑞希が家に来たいって」というメッセージが届きました。
成美は、瑞希を「手強い相手」と認識しつつも、「計画を知ってるだけ私の方が有利」と気を引き締め、対決に備えました。

Contents

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第21話をネタバレありでわかりやすく解説する
- 完璧な妻の「演技」開始
【完璧ワイフによる完璧な復讐】第21話を読んだ感想（ネタバレあり）
- 【完璧ワイフによる完璧な復讐】第21話のネタバレまとめ

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第21話をネタバレありでわかりやすく解説する

ついに訪れた、夫・柊斗と共犯者・瑞希（みずき）が計画した「水曜日」。成美を不倫妻に仕立て上げるため、瑞希が一人で雨宮家を訪れます。 第21話は、成美と瑞希、二人の腹の探り合いと、巧妙な心理戦の幕開けが描かれます。そして、成美と柊斗の出会いの秘密が、瑞希の口から語られ始めます。

完璧な妻の「演技」開始

（普段の自分ならどんなふうに対応したか）成美は、柊斗からの「瑞希が家に来る」というメッセージに対し、あくまで自然な妻を演じて返信します。「そうなの？何時頃になりそう？」「わかったわ。お客さんがくるならちょっと買い物してくる。18時過ぎにしてくれると助かるな」夫の計画を知りながらも、完璧に「何も知らない妻」を演じきるのでした。

瑞希の訪問と計算された贈り物

約束の時間通り、インターホンが鳴ります。モニターに映ったのは、モデル顔負け の瑞希の姿。（もちろんあちこちに仕掛けてあるカメラは健在）成美は、自宅に設置した監視カメラが作動していることを確認しつつ、瑞希を家へ招き入れます。

「突然お邪魔してすみません」「いえどうぞ掛けてお待ちください」「主人も仕事が終わり次第すぐに帰ってくるとのことでしたので」完璧な妻としての対応を見せる成美。すると瑞希は、「これよかったら」と、美しい花束を差し出しました。「近くの花屋さんが開いてたので」「お花嫌いですか？」「いいえ！とんでもない綺麗です」

成美は、その花の美しさに一瞬心惹かれつつも、（まさか花まで用意してるなんて侮れないなぁ ）と、瑞希の計算高さを警戒します。彼は、女性が喜ぶものを熟知しているのです。

腹の探り合い：結婚観と距離感

花を飾りながら、二人の会話は続きます。瑞希は「パーティーの時に食べた料理がどれも美味しかったので食べたいなって思ってました」と、自然な流れで夕食をご馳走になる約束を取り付けます。

そして、話題は結婚観へ。成美「柏木さんはまだご結婚されていないんですね」瑞希「してないです」「独身生活が長いとなかなか手料理にありつける機会が少ないものですから」瑞希「結婚はタイミングと言いますが俺は尽くそのタイミングを逃してきたようです」

成美は、（この容姿でモテないなどという理由は嘘くさいし）（結婚に興味がないというのも冷たい印象になる）と分析。「『しようと思えばできたがタイミングが合わなかった』」という彼の言葉選びの上手さに、（言葉を選ぶのが上手だわ）と感心しつつ、警戒を強めます。（ホームパーティーではあんなにも一気に距離を詰めてきたのに）（2人きりの空間では私に警戒心を抱かせないようまた距離をとってきた ）瑞希の巧みな駆け引きに、成美は慎重に対応します。

明かされる「合コン」の秘密

会話の流れで、瑞希は成美と柊斗の馴れ初めについて触れます。瑞希「馴れ初め聞きましたよ合コンだとか」成美「あ…… なんかお恥ずかしいですそんなことまで知ってるんですね」

すると、瑞希は衝撃的な事実を告白しました。「あれあの時その反応だと知らないんですね」「あの合コン本当は呼ばれてたの俺なんですよ」

柊斗が瑞希に「合コンを代われ」と交渉してきたというのです。もしあの日、柊斗が瑞希に頼んでいなければ、成美が出会っていたのは瑞希だったのかもしれない。

フラッシュバック：運命の合コン

瑞希の言葉をきっかけに、成美の記憶がフラッシュバックします。旧姓「望月成美」だった彼女は、看護師の先輩に「今回はハイスペック男子との合コンなの！」「人数が足りないのよ！！」と半ば強引に数合わせで参加させられました。全く乗り気でなく、「ただ座ってその場の空気に合わせて」いた成美。二次会のカラオケも「明日早番だったよね」という先輩の気遣いで断ることができました。

疲れ切って帰ろうとしたその時、「わっ」とぶつかってきた男性。それこそが、「あの日柊斗と出会った」瞬間だったのでした。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第21話を読んだ感想（ネタバレあり）

今回は、成美さんと瑞希の静かなる心理戦、そして二人の出会いの秘密が明かされる、非常に濃密な回でした。成美さんの「完璧な妻」の演技がすごいですね。夫の計画を知りながら、買い物に行くフリをしたり、瑞希の計算された花束にも自然に対応したり。内心の警戒心とのギャップがたまりません。

瑞希もさすが手強い相手です。「タイミングが合わなかった」という結婚観の語り口や、二人きりになった途端に距離を取るなど、非常に計算高い。言葉選びが上手いという成美さんの分析通り、一筋縄ではいかないですね。

そして、衝撃だったのが「合コン」の真実。もしあの日、瑞希が参加していたら…？というIFを想像させる、運命のいたずらを感じさせる展開でした。柊斗がなぜ代わってほしいと頼んだのかも気になります。フラッシュバックで描かれた、合コンに全く興味なさそうな成美さんが、どうして柊斗と結ばれたのか。次回、二人の出会いの詳細が描かれるのが楽しみです。