復讐モノ

【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】6話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 夫・柊斗は、妻・成美との関係を「義務みたいな もんだよ」 と不倫相手の莉々花(りりか)に語っていました。
  • 不倫がバレた場合、成美が「離婚せずに 俺達から慰謝料だけ ぶん取ること」 を最も恐れていることが明らかになりました。
  • 柊斗の離婚計画が実行されるホームパーティーに、成美の「職場仲間」として莉々花が押しかけてくるという想定外の事態が発生します 。
  • 柊斗は、忠告を無視した莉々花に対し、「いつも妻が お世話になって おります」 と冷たく突き放す「お仕置き」を実行しました。
  • その裏で、共犯者である同僚・瑞希(みずき)は、キッチンにいる成美に「何か 手伝いましょうか?」 と計画通りに接近を開始したのでした。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する

ついに始まった波乱のホームパーティー。柊斗の悪魔の計画の実行犯として、同僚の瑞希がターゲットである成美に接近しました 。 第6話は、この百戦錬磨の遊び人・瑞希と、鉄壁の「完璧な妻」成美による、息詰まる水面下の攻防戦が描かれます。

百戦錬磨の遊び人・瑞希の誤算

瑞希は、物心ついた頃から女性を「可愛い」と思い、自分に好意を寄せる女の子は全員可愛く見えていた という、まさに「遊び人」の典型です。 彼は「なにか手伝いましょうか?」 と、人懐こい笑顔で成美に話しかけます。

しかし、成美の反応は彼の予想を裏切るものでした。 「いえいえ 大丈夫です! お客様に そんなこと させられません! 彼女は、完璧な「ホステス(主人側の人間)」として、丁寧かつきっぱりと瑞希の申し出を断ります。

瑞希は内心(大抵の女性は 俺が笑うと 顔を赤らめる) のに、と動揺。 彼は、成美が全く動じない理由を「柊斗の嫁 だもんな… イケメンへの 耐性は完璧か と分析します。 成美は、夫・柊斗への絶対的な信頼と愛情によって、他の男性の魅力が一切目に入らない状態だったのです。

柊斗の狙い:警戒心を解く「顔見知り」

瑞希は(柊斗の嫁じゃなきゃ 本気で落としに かかるのに )と思いつつ、自分の「任務」 を思い出します。 彼は「あ…… 俺のこと 覚えてます?」 「前回の ホームパーティーも お邪魔したんですけど」 と、親しげに話しかけます。 成美は「見たことの ある顔」 だと思い出し、「えっと ミズキさん でしたよね…?」 と、見事に彼の名前(だと思っていたもの)を言い当てました。

これこそが、夫・柊斗の狙いでした。 柊斗は瑞希に「成美は 警戒心が 強いから 全く知らない 男には心を 開かない と説明していました。 その上で、「お前なら顔を 知ってる分 多少 警戒心を解くだろ と、あえて「顔見知り」である瑞希を共犯者に選んだのです。

鉄壁のガードと焦る瑞希

瑞希は、成美が自分の名前まで覚えていたことに驚き、(なんだか 簡単なミッションに 思えてきたな) と油断します。 彼は一気に距離を詰めようと「成美さんの 得意料理は なんですか?」 と尋ねました。

しかし、成美は「得意料理…ですか」 「あまり考えたことが なかったです」 と、会話を広げようとしません。 瑞希は(ん? 話を切り上げ ようとしてる?もう 突き放されそう なんですけど!? )と、早くも焦り始めます。

彼は「俺 空いた皿 下げてきましょうか?」 と再度手伝いを申し出ますが、成美は「いえ 本当に お構いなく」 と、またしても完璧な笑顔で拒否。 「挨拶は 先程しましたが……まだ 必要ですか?」 と不思議そうな顔をされ、瑞希は(なんて 可愛い顔 すんだよ…… )と、任務中にもかかわらず思わず見惚れてしまいます。 彼は、自分がこのままでは逆に成美に「のまれちゃうかも… と危機感を覚えました。

遊び人の「切り札」が不発に終わる

追い詰められた瑞希は、作戦を変更します。 「少し会話に入って コミュニケーションを 図るのも役目だったり…」 と、「奥さんとしての役割」を指摘しました。 この言葉は、「完璧な妻」である成美に効果てきめんでした。「やだ 私ったら… そうですよね」 と、彼女は慌てて反省し始めます。

その隙を見逃さず、瑞希は勝負に出ます。 彼は、うつむく成美の顔を見て、不意に「いや…… 可愛いなって 思って と笑いかけました。 「えぇ!?」 と驚く成美に、彼は畳み掛けます。

こんな可愛い 奥さんがいて 柊斗は幸せだなって 思ってさそして、とどめの「王子様スマイルで、彼女を「なるちゃん と呼んだのです。 (これで 大抵の女性は かなり照れる ) 瑞希は、自身の必殺技に絶対の自信を持っていました。

しかし、成美の反応は「……え? きょとんとした顔で、全く動じていないのです。 予想外の反応に、瑞希も「……え? と固まってしまいます。 百戦錬磨の遊び人が繰り出した最強の攻撃は、完璧な妻・成美の「鉄壁のガード」の前に、まさかの不発に終わりました。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第6話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回は、読んでいて思わず「がんばれ瑞希!」と応援しそうになりました…もちろん、彼がやっていることは最低最悪の「離婚工作」なのですが(笑)。 百戦錬磨の遊び人である瑞希が、成美さんの「完璧な鉄壁ガード」に翻弄されまくっているのが、痛快でした。

特に面白かったのは、瑞希が「可愛い」 と褒めたり、「なるちゃん」 と呼んだりする必殺の「王子様スマイル」 を繰り出したシーンです。 普通なら女性はここでドキッとするはずが、成美さんは「……え? ですからね。 瑞希の「イケメンへの耐性は完璧か」 という分析は、まさにその通りでした。

柊斗は「顔見知りなら警戒心を解くだろ」 と甘く見ていましたが、成美さんにとって「夫の知人」は、あくまで「お客様」でしかないのです。 瑞希が(これ無意識でやってんの? )と動揺していましたが、成美さんには下心も計算もないからこそ、瑞希の計算ずくの下心が一切響かない。 この構図は、本当に皮肉が効いています。

必殺技を破られた瑞希は、次に一体どんな手で来るのでしょうか。成美さんの鉄壁がどこまで続くのか、目が離せません。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第6話のネタバレまとめ

  • 共犯者の瑞希は、成美に「お客様にさせられません!」と、鉄壁のガードで接近を阻まれる 。
  • 瑞希は、成美が自分の名前(ミズキ)を覚えていたことで、「簡単なミッションだ」と油断する 。
  • 柊斗の狙いは、成美が「顔見知り」である瑞希になら警戒心を解くだろうというものだった 。
  • 瑞希は、成美の無意識の言動に「可愛い顔」 だと感じ、逆に本気で惹かれそうになり動揺する 。
  • 瑞希は切り札として、「可愛いなって思って」 と褒め、「なるちゃん」 と呼ぶ「王子様スマイル」 を繰り出した。
  • しかし、成美は全く動じず、瑞希の攻撃は不発に終わる 。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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