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【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】20話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】20話をネタバレありで解説する

第19話で、岩子(いわこ)は自らの手で佐久間に抵抗しようと覚悟を決め、一方、白蘭(びゃくらん)は元上官である熊田との死闘を繰り広げていました。絶体絶命の状況の中、物語は衝撃のクライマックスへと向かいます。第20話では、白蘭の秘められた力の解放と、佐久間の悪事の露見、そして岩子との再会が描かれます。

「神の目」の力、佐久間の悪事を暴く

岩子に襲いかかろうとしていた佐久間の前に、突如として異形の紋様をまとった白蘭が現れます。「なんじゃこれはあぁ!!!!」と叫ぶ佐久間に対し、白蘭は「我が家に取り憑いた呪いの印ですよ しかし人によってはこうも呼ぶ 『神の目』と」と告げます。その瞳は金色に輝き、常人ではない雰囲気を漂わせていました。

「神の目」の力を解放した白蘭は、佐久間がこれまで犯してきた数々の悪事――不正を暴かれそうになった記者や、自分に逆らう者を殺害し、古井戸に遺体を沈めてきたこと――を次々と言い当てます 。佐久間しか知り得ないはずの情報を言い当てる白蘭に、佐久間は「なっなぜそれをォ!」と狼狽し、命乞いを始めるのでした。

佐久間の逮捕と、白蘭の安堵

そこに早坂大佐たちが駆けつけ、「佐久間五郎!神の目の証言により裏の井戸を捜査させていただく 異論は認めませんよ」と、佐久間を追い詰めます 。観念した佐久間は連行されていきました。

呪いの力から解放され、いつもの姿に戻った白蘭は、早坂大佐に礼を言います。「軍の非道な上官に君がその力を使うことはあったけど まさか自国民に使うとはね でもそれほど彼女が大事な人だという証拠なんじゃないかい?」という早坂の言葉に、白蘭はただ「岩子!!!!」と、愛する人の名を叫ぶのでした

岩子との再会、そして「俺の側から離れるな」

白蘭の叫びに応えるように、岩子は「白蘭様っ・・・」と彼の元へ駆け寄ります 。無事だった岩子の姿を確認し、安堵の表情を浮かべる白蘭。そして、彼は再び、しかし以前よりもさらに強い想いを込めて、岩子に告げるのでした。「離れるな 俺の側から」と 。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】第20話を読んだ感想まとめ

第20話は、まさに息をのむようなクライマックスからの、感動の再会でした!白蘭様の「神の目」の力、本当にすごかったですね。佐久間の悪事を次々と暴いていく姿は、まさに神懸かり的で、恐ろしくも頼もしかったです。普段の穏やかな白蘭様からは想像もつかないほどの迫力に、ただただ圧倒されました。

そして、佐久間が追い詰められていく様は、これまでの悪行を思うと本当に胸がスカッとしました!早坂大佐の登場も絶妙なタイミングで、悪事が白日の下に晒されていく展開は、まさに勧善懲悪といった感じで、読んでいて気持ちが良かったです。

呪いの力が解けて、いつもの白蘭様に戻った時の安堵感もひとしおでしたね。早坂大佐の「それほど彼女が大事な人だという証拠なんじゃないかい?」という言葉には、思わず頷いてしまいました。本当にその通りだと思います。

そして何より、岩子ちゃんと白蘭様の再会シーン!「岩子!!!!」「白蘭様っ・・・」と、お互いの名前を呼び合うだけで、二人の深い絆と愛情が伝わってきて、涙腺が緩みました。最後に白蘭様が岩子ちゃんに言った「離れるな 俺の側から」という言葉は、第8話でもありましたが、今回はさらに重みと愛情が込められているように感じて、本当に感動的でした。

幾多の困難を乗り越えて、ようやくお互いの想いを確かめ合った二人。これからは幸せな日々が待っていると信じたいですが、白蘭様の呪いや、まだ何か企んでいそうな咲子ちゃんの存在も気になります。二人の未来が、どうか穏やかで幸せなものでありますようにと、心から願うばかりです。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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