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【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】26話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】第26話をネタバレありで解説する

第25話で、岩子(いわこ)は自らの意志で妹・咲子(さきこ)の嘘と暴力に立ち向かい、神の乙女の力を開花させる「手がかり」を得ました。一方、咲子たち神代家は、佐久間との繋がりを軍に疑われ、追われる身となります。第26話では、西園寺家に身を寄せようとする咲子と両親の厚かましい姿、そして岩子が掴んだ希望の光について描かれます。

咲子の芝居と、西園寺家の思惑

神代家の両親と共に西園寺家を訪れた咲子は、姑である清(きよし)の母の前で「初めての新婚生活に心細くて実家に戻っておりましたの…」と、さも健気な嫁であるかのような見事な芝居を打ちます。娘が誠に申し訳ないと頭を下げる両親に対し、清は「僕の方こそごめんよ 君の繊細な心に気づかないなんて…」と咲子を抱きしめ、両親ごと屋敷に匿うことを約束するのでした。

清の母は、咲子の力を利用して自分を若返らせてほしいという下心を隠しません。清も両親も、それぞれの思惑のために神代家を歓迎する、歪んだ家族の姿がそこにはありました。

岩子が見出した「神の乙女の力を開花させる方法」

その頃、白蘭(びゃくらん)の屋敷では、岩子がキネと犬目(いぬめ)に、咲子のおかげで掴んだ「手がかり」について話していました。それは、神の乙女の力を開花させる方法でした。岩子は、幼い頃に両親が咲子だけを連れて、月に一度神社に参拝していたことを思い出します。咲子が「あの神社みたいに陰気くさい」と言ったという記憶から、その神社が自分に宿るイワナガヒメ様の神社、すなわち**「神乃山(かみのやま)」**であると確信したのです。

護衛の犬目も、書庫の文献を調べていたところ「神乃山」という記述を見つけたと報告します。年に一度、神社で行われるお祭りに参加することで、神の乙女の力は開花するというのです。白蘭がいない今、自分にできることはそれしかないと、岩子は神乃山へ向かう決意を固めるのでした。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】26話を読んだ感想(ネタバレあり)

第26話は、咲子ちゃんたちの面の皮の厚さと、それとは対照的な岩子ちゃんの純粋な決意が描かれていて、非常に対照的な回でした。

まず西園寺家、もうめちゃくちゃですね。咲子ちゃんは相変わらずの女優っぷりだし、清さんは完全に彼女に骨抜きにされてるし、お義母様は若返りたいっていう下心丸出しだし…。神代家の両親も、娘を売るような形で利用しようとしていて、本当に救いようのない人たちだなと改めて感じました。この二つの家族がくっついたことで、今後さらに面倒なことになりそうな予感がします。

一方、岩子ちゃんは本当に素晴らしい成長を遂げていますね。咲子ちゃんに言われた心ない言葉の中から、自分に必要な「手がかり」を見つけ出すなんて、本当に賢くて強いです。これまで虐げられてきた経験を、ただのトラウマで終わらせずに、未来への糧に変えようとする姿には、心からエールを送りたいです。「神乃山」という具体的な目標が見つかったことで、物語が大きく動き出す期待感が高まりました。

白蘭様がいない間に、岩子ちゃんが一人で力を開花させようと奮闘する展開は、彼女の自立を描く上でとても重要だと思います。犬目さんやキネさんという心強い味方がいるのも心強いですね。

果たして岩子ちゃんは無事に「神乃山」のお祭りに参加し、力を開花させることができるのでしょうか。そして、西園寺家に転がり込んだ咲子ちゃんたちは、また何か厄介事を起こすのでしょうか。次回の展開が待ちきれません!

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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