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【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】3話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】3話をネタバレありで解説する

第2話で、主人公・岩子(いわこ)は淡い期待を無残にも打ち砕かれ、「神に呪われた男」と噂される黒峰白蘭(くろみね びゃくらん)の元へ嫁ぐという絶望的な運命を宣告されました。第3話では、いよいよその白蘭との初夜、そして互いの背負う過酷な秘密が明かされる、息をのむような展開が描かれます。

初夜、明かされる岩肌の秘密

物語は、第1話の冒頭シーンへと繋がります。白蘭の前に横たわる岩子は、彼の「包帯を取っても…?」という言葉に、震えながらも「…はい…」と答えるしかありませんでした 。ゆっくりと包帯が解かれていく中、岩子の全身を覆う痛々しい岩肌があらわになります 。白蘭は「これは…本物の岩なのか しかも全身に…」と驚きを隠せない様子 。一方、岩子は「見られている… さわられている…」と、辱めと恐怖に耐えていました 。

この醜い姿を見られたからには、もはや花嫁としてこの場に居続けることはできない。岩子は、父がこの姿を隠して白蘭のもとへ嫁がせたと聞き及んでいること、そしてお怒りはもっともだと謝罪します 。そして、衝撃的な言葉を口にするのです。「ここには最期を迎えるために来た所存でございます」「これ以上辛い人生が続くなら… 一瞬でも夫になったこの方に終わらせていただこう」と 。彼女は、白蘭の呪いの力で自らの命を絶ってもらうことを望んでいたのでした

白蘭の笑みと意外な提案

岩子の悲痛な覚悟に対し、白蘭は意外にも「ははは!」と笑い出します 。そして、「そうか!俺の呪いの力が目的か!おもしろい女だ」と言い放ちました 。彼は岩子の絶望的な願いを一笑に付し、「どうやら俺たちはお互いのことを知らなさすぎたようだ」と続けます

そして白蘭は、おもむろに自身の軍服を寛げ、「岩子 俺の体を見てくれ」と、その胸に刻まれた禍々しい紋様を彼女に見せつけます 。それは、彼の一族が神から受けた「呪いの刻印」でした 。

明かされる白蘭の呪いとその運命

白蘭は、自身の家系が元は強大な力を持つ陰陽師であったこと、しかし先祖がその力を神に使おうとして返り討ちにあい、呪いを受けてしまったという過去を語り始めます 。黒峰家の人間は、その強大な呪いの力を自在に使える一方で、20歳を迎えた瞬間に呪いの刻印に蝕まれ死ぬ運命にあるというのです

そして、白蘭自身の年齢は「現在19歳と9ヶ月」であり、「残り3ヶ月の命だ」と衝撃の事実を告げます 。彼が「神の乙女」との結婚を望んだのは、先祖が残した文献に「神の乙女と交われば その命は永らえる」と記されていたからでした 。そして、その「神の乙女」とは、他ならぬ岩子のことだったのです 。

交錯する運命、岩子の絶望と戸惑い

「私と交われば白蘭様の命が助かる!?」と、思いがけない言葉に岩子は動揺します 。しかし彼女は、自分には妹の咲子(さきこ)のような美しさを司る力はなく、何の能力もないと思い込んでいました 。この岩肌のせいで疎まれてきたのだと 。白蘭の命を救うかもしれないという可能性と、自分にはそんな力はないという絶望の間で、岩子の心は激しく揺れ動きます。

互いの過酷な運命と秘密を知った二人。あまりにも重すぎる真実を前に、彼らはどのような道を選び、そしてどのように向き合っていくのでしょうか。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】第3話を読んだ感想まとめ

第3話は、息をのむような展開の連続で、ページをめくる手が止まりませんでした。まず、岩子ちゃんの覚悟と絶望が痛いほど伝わってきて、本当に胸が苦しかったです。「この方に終わらせていただこう」というセリフは、彼女がどれほど追い詰められてきたかを物語っていて、涙なしには読めませんでした。

そんな中で、白蘭様の反応は全く予想外でしたね。「ははは!」と笑った時には、え、この人、本当に噂通りの冷酷な人なの!?と一瞬思いましたが、その後の展開で彼の背負うものの大きさを知り、その笑みが自嘲や、あるいは同類を見つけたことへの複雑な感情の表れだったのかもしれないと感じました。

そして、白蘭様の呪いの内容と余命の宣告。あまりにも衝撃的で、岩子ちゃんだけでなく、読んでいるこちらも言葉を失います。残り3ヶ月の命だなんて…。彼が神の乙女を求めた理由も分かりましたが、それがまた切ないですよね。

最後の岩子ちゃんの「私にはそんな力はございません!」という悲痛な叫びも、彼女の自己肯定感の低さを表していて、本当に可哀想で…。でも、白蘭様の命を救えるかもしれないという一縷の望みが示されたことで、物語がどう動いていくのか、新たな期待も生まれました。お互いの秘密を共有した二人が、これからどうなっていくのか、目が離せません!

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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