【工作都市 欲望のワルツ】4話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • ジェヒは姑ハンスクに土下座させることに成功しましたが、直後に元恋人ジョンホとのキス現場を盗撮されてしまいます。
  • キム・イソルがハンスクのスパイとして暗躍し、ノ・ヨンジュの遺品をハンスクに渡していたことが示唆されました。
  • 弱みを握ったハンスクは、秘密の書庫で猟銃をジェヒに向けます。
  • ジェヒは「捨てられるなら死んだ方がマシ」と銃口を自らの喉にあて、もみ合いになった末に一発の銃声が響き渡りました。

【工作都市 欲望のワルツ】第4話をネタバレありでわかりやすく解説する

衝撃的な銃声が響き渡った秘密の書庫。第4話は、その直後から始まります。

銃声とハンスクの取引

銃を握りしめたまま震え、立ち尽くすハンスク。ジェヒは撃たれ、病院へと緊急搬送されることになりました。

一方、ジェヒとジョンホのキス写真を撮影させた張本人である義姉のジュヨンは、夫のジュンイルから厳しく叱責されます。ジュンイルは、今回の騒動の裏に妻が関与していることを見抜いていました。

**「見て見ぬふりがそんなに難しいか」と問い詰めるジュンイルに対し、ジュヨンは「他のことは我慢できてもジェヒのことは無理だ」**と、ジェヒへの激しい憎悪を隠しません。

その頃、別の女性と密会中だったジェヒの夫ジュンヒョクは、妻が病院に運ばれたとの知らせを受け、慌てて病院へ向かいます。病院で、通報などを行っていたハンスクの秘書ソンミに対し、彼は激しく怒鳴り散らしました。

また、ジェヒと連絡がつかずに心配していたキム・イソルも、知らせを聞いて病院へと駆けつけます。

手術を終え、ジェヒが病室で目覚めると、そこにはハンスクが座っていました。ハンスクはジェヒに対し、修正した婚前契約書を差し出します。そして、**「約束通り、息子のヒョヌ名義で株式を譲渡する」**と告げました。銃撃事件という最悪の事態を経て、二人の力関係は再び奇妙な均衡を保つことになります。

夫の裏切りとイソルの接近

ジェヒが無事であったことに安堵するジュンヒョク。しかし、彼が次に取った行動は信じがたいものでした。彼は妻のそばに付き添っていたイソルにすぐに目をつけ、あからさまな下心を向け始めます。

夫の浅はかな行動に即座に気づいたジェヒ。彼女はイソルに買い物を頼むふりをして二人きりになると、「夫に気を許すな」と忠告します。

しかし、イソルは動じることなく、**「室長がどんな男性を選ぶのか興味がある」**と、謎めいた言葉を返しました。

ジュンヒョクの暴走は止まりません。彼はどうにかしてイソルの連絡先を調べ上げ、個人的にメッセージを送るようになります。

追い詰められるジュヨン

ジェヒが不倫(ジョンホとのキス)をしていたことで、彼女はソンジン家から追い出されると確信していたジュヨン。彼女は実家であるハンジュ日報に記事まで用意させていました。

しかし、その動きを察知したハンスクはジュヨンを呼び出し、厳しく叱責します。

「許可なく勝手なことはするな。息子以外の妻は、あなた以外でもいいんだ」

ハンスクからの冷たい言葉に、ジュヨンは困惑しながら頭を下げるしかありませんでした。ハンスクがジェヒを切り捨てるどころか、契約書まで修正して手元に置こうとしている。ジュヨンの計画は完全に裏目に出てしまいます。

退院とミンソンの納骨堂

退院したジェヒは、亡くなったミンソンの納骨堂を訪れ、静かに手を合わせます。

その後、美術館に出勤したジェヒは、イソルと一枚の絵の前で言葉を交わしました。その絵を見て、ジェヒは「初めて見た時から胸が痛む」と感想を述べます。

それに対し、イソルは「ここにいた人たちはどこへ行き、どんな暮らしをしているのか気になる」と答えました。ちょうどその時、テレビでは再開発のニュースが流れており、イソルは意味深な表情でニュース画面を見つめます。

発覚した新たな「映像」

ハンスクは、イソルがノ・ヨンジュの部屋から持ち出したノートパソコンの中身を精査していました。そして、彼女は衝撃的な映像を発見します。

そこには、ノ・ヨンジュが、亡くなったはずのミンソンから激しい暴行を受けている姿が記録されていました。

ミンソンが自殺する直前、彼女が誰かを激しく憎んでいたことが明らかになります。ハンスクは秘書のソンミに対し、「ミンソンが死んだあの日の事を知っているだろうから」と、ノ・ヨンジュと一緒に暮らしていた「同居人」を早急に探し出すよう命じました。

ミンソンの死の真相、そしてイソルの真の目的。物語は新たな謎をはらみ、さらに深く進んでいきます。

【工作都市 欲望のワルツ】4話を読んだ感想(ネタバレあり)

第4話、ジュンヒョクの浅はかさに開いた口が塞がりませんでした。妻が撃たれて生死の境をさまよったというのに、その病室で妻の部下に早速手を出そうとするなんて…。大統領を目指す男の器とは到底思えません。ジェヒもこんな夫を大統領にするために命を張っているのかと思うと、不憫になってきます。

一方で、イソルの不気味さが増しましたね。ジュンヒョクからのアプローチにも動じず、「室長が選んだ男に興味がある」と返すあたり、彼女の目的は単なる玉の輿ではなさそうです。再開発のニュースや絵の感想から察するに、彼女は過去に富裕層によって住む場所や大切なものを奪われた経験があるのではないでしょうか。

そして、ハンスクのしたたかさ。ジェヒを撃ってしまった(あるいは事故だとしても)直後に、株式譲渡という「アメ」を与える。ジェヒの弱みを握ったと同時に、自分も弱みを握られたことを理解し、ジェヒをコントロール下に置こうとする高度な駆け引きです。

何より衝撃的だったのは、ミンソンがノ・ヨンジュを暴行していたという新事実です。てっきりミンソンは一方的な被害者だと思っていましたが、彼女もまた激しい憎悪を持っていた。こうなると、ミンソンの死が本当に自殺だったのかどうかも怪しくなってきました。全員が秘密を抱え、全員が怪しい。このドラマの底知れない沼に、また一歩深くはまってしまった回でした。

【工作都市 欲望のワルツ】4話のネタバレまとめ

  • 猟銃が発砲されジェヒは病院に搬送されますが、一命を取り留めます。
  • ハンスクはジェヒの病室を訪れ、修正した婚前契約書とヒョヌ名義の株式譲渡を約束し、ジェヒを手なずけようとします。
  • ジェヒの夫ジュンヒョクは、妻の部下であるイソルに下心を見せ、個人的に連絡を取り始めます。
  • ジェヒを追い出そうと記事まで用意していたジュヨンは、逆にハンスクから厳しく叱責され、立場を失います。
  • イソルは美術館の絵や再開発のニュースに意味深な反応を見せ、彼女の過去に何らかの秘密があることが示唆されます。
  • ハンスクはイソルが持ち出したPCから、ミンソンがノ・ヨンジュを激しく暴行していた映像を発見し、ミンソンの死の真相に新たな謎が浮上します。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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