【工作都市 欲望のワルツ】6話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • イソルはヨンソプという男から札束を受け取り、ノ・ヨンジュを「自業自得だ」と冷たく言い放ちました。
  • ハンスクはジェヒに、夫ジュンヒョクの不倫写真(バイオリン講師)を渡し、ジェヒは手切れ金を渡して関係を清算させます。
  • ジュンヒョクの後輩ドンミン記者が、彼の退職をソンジングループの圧力と疑い、独自調査を開始しました。
  • ジェヒの代表就任式に対し、検事総長となったガンヒョンが妨害工作を行い、招待客が続々と欠席する事態となります。
  • 窮地のジェヒに対し、ハンスクはミンソンがノ・ヨンジュを暴行していた映像を見せ、「書庫の秘密を使って反撃しろ」と煽りました。

【工作都市 欲望のワルツ】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する

姑ハンスクに導かれ、秘密の書庫で衝撃的な映像を目にしたジェヒ。第6話は、ジェヒがこれまで信じていた前提が崩れ去る場面から始まります。

ミンソンの知られざる裏の顔

ジェヒが目にしたのは、亡くなったミンソンがノ・ヨンジュに対し、激しく暴力を振るう映像でした。

「(ミンソンは)ノ・ヨンジュの同居人に脅されていたみたいね」

ハンスクは冷静に告げます。ジェヒは、ミンソンに不倫動画を送りつけたのはハンスク自身だと思い込んでいました。しかし、映像に映るミンソンの知らない顔を見て、ジェヒは驚きを隠せません。ミンソンは一方的な被害者ではなく、激しい憎悪を抱えた加害者の一面も持っていたのです。

迫る記者とイソルの危機

その頃、キム・イソルにも危機が迫っていました。イソルは協力者であるヨンソプから、「ノ・ヨンジュのことを調べている記者がいる」と連絡を受けます。

その直後、イソルは一台の車に轢かれそうになり、尻もちをついてしまいました。車から降りてきた男は慌てて謝罪し、イソルに名刺を渡します。

イソルは名刺を受け取ってその場を立ち去りますが、記者の名前が「ハン・ドンミン」であることを確認。それは、先ほどヨンソプから知らされた記者の名前であり、たった今自分に名刺を渡した男でした。イソルの表情に緊張が走ります。

ジェヒの仮説「ノ・ヨンジュ他殺説」

ジェヒのもとに、息子のヒョヌ宛てのプレゼントが届きます。ジェヒは送り主が元恋人のジョンホであると察し、プレゼントを返しに彼のアパートを訪れました。

アパートのドアの暗証番号は、昔二人が付き合っていた頃のまま。ジェヒはためらいつつも中へ入ります。

ジェヒはジョンホに対し、ノ・ヨンジュの死に関する自らの仮説を語り始めました。あれは自殺ではないかもしれない、と。

ジェヒが立てた仮説は、**「ノ・ヨンジュは、ミンソンによって殺され、ガンヒョンが検事総長の権力を使い、自殺のように偽装したのではないか」**というものでした。

夫の不倫相手に激高したミンソンがノ・ヨンジュを殺害。その事実を知った同居人(イソル)が、ミンソンを脅迫。そしてミンソンは自殺に追い込まれた…。ジェヒは、ミンソン暴行の映像が入ったUSBをジョンホに渡し、さらなる調査を依頼します。

「手を組んで検事長の椅子を与えたのに、最初から小間使い扱いされていたのか」

ジェヒは、ガンヒョンが自分を裏切っていた可能性に、静かな怒りを燃やします。

政界夫人たちへの宣戦布告

ガンヒョンへの怒りと、代表就任式への妨害。追い詰められたジェヒに、ハンスクが「政界の夫人たちと交流する会があるから、手なずけたらどうか」と助言します。

ジェヒはその会合に堂々と出席。冷ややかな視線を送る夫人たちに対し、「私は理事長に承認された代表です」と言い放ちます。

さらに、ガンヒョンへの当てつけのように、「堂々と愛人に子供を作らせ、本妻のいない家に住まわせて世話をさせている男(ガンヒョン)と手を組むとは」と、夫人たちの無神経さを非難しました。

そしてジェヒは、決定的な切り札を出します。

「夫や家族たちが、売春を含め妻以外の女性と関係をもった記録」

ジェヒはスキャンダルの証拠リストを夫人たち一人ひとりに配ります。「これからの接し方次第では、皆さんの力になってあげる」と。これは、書庫の秘密を使った、ジェヒによる夫人たちへの脅迫であり、宣戦布告でした。

ソンジン家の不協和音とジェヒの過去

ジェヒが外で戦っている間も、ソンジン家の内部は歪んだ空気に満ちていました。

夫のジュンヒョクは、父ピルソンに何を言われても黙って耐えている兄ジュンイルに対し、「信じないだろうが、一度だって悔しいと思ったことはない」と言われ、「もっと人間らしく生きろ」と苛立ちをぶつけます。

ジェヒが息子のヒョヌを迎えに行くと、義父のピルソンがまたもや「もう37歳だしヒョヌがかわいそうだから、子を産め」と無神経な要求を繰り返しました。

「放っておいてほしいと言ったはずです。もう子供は産むつもりありません

ジェヒは、これまでになく強く反発します。その様子を見ていたハンスクは、「いつも以上に反抗的ね」「頭を冷やすためにもヒョヌを置いて行きなさい」と、ジェヒからヒョヌを引き離そうとしました。

ジェヒは、子供を作るために大変な苦労をした過去があったのです。その苦悩を知らないピルソンの言葉が、彼女の逆鱗に触れました。結局、ジェヒはハンスクの命令に従い、ヒョヌを本家に預けて帰るしかありませんでした。

疑惑の指輪

一方、ジェヒが子供を産めないと苦しんでいた過去を知った義姉のジュヨンは、「ヒョヌの父親は、本当にジュンヒョクではなくジョンホなのでは?」と疑いを持ち始めます。

その頃、自宅で探し物をしていたジュンヒョクは、ジェヒの机の引き出しから、ある指輪を見つけてしまいました。

指輪の内側には、**「JH♡JH」**というイニシャルが刻まれています。それは、ジェヒがかつて愛したジョンホとの繋がりを示す、決定的な証拠でした。

【工作都市 欲望のワルツ】6話を読んだ感想(ネタバレあり)

第6話は、ジェヒの過去の苦悩が明らかになり、物語に一気に深みが出た回でした。「子供はもう産むつもりはない」とピルソンに言い放ったジェヒの姿は、単なる野心家ではなく、不妊治療などで深く傷ついてきた一人の女性としての叫びに聞こえました。

そして、その苦悩があったからこそ、「ヒョヌの父親は本当にジュンヒョクなのか?」という最大の疑惑が現実味を帯びてきます。ジュヨンが疑い始めたように、視聴者としても「もしかしてジョンホの子…?」と思わざるを得ません。

そんな中、ジュンヒョクが「JH♡JH」の指輪を見つけてしまう展開。夫が妻の過去の男とのペアリングを見つけるなんて、修羅場以外の何物でもありません。ジェヒはなぜあんな分かりやすい場所に保管していたのでしょうか。

また、ジェヒが政界の夫人たちに「不倫リスト」を叩きつけるシーンは圧巻でした。書庫の力を使い、ついに彼女も「脅す側」に回ったわけです。ハンスクの手のひらの上だとしても、あの強気な態度は見ていてスカッとします。

イソルとドンミン記者の接触も不気味です。ドンミンは正義感から動いているようですが、彼が真実(ノ・ヨンジュの死の真相やイソルの正体)に近づくほど、ジェヒの計画が危うくなるかもしれません。

ヒョヌの出生の秘密、夫に見つかった指輪、そして記者の接近。ジェヒの周囲に、新たな爆弾が次々と仕掛けられた第6話でした。

【工作都市 欲望のワルツ】6話のネタバレまとめ

  • ジェヒは書庫で「ミンソンがノ・ヨンジュを暴行する映像」を発見し、ミンソンの裏の顔を知ります。
  • イソルはノ・ヨンジュの死を調査するドンミン記者と偶然接触してしまい、正体がバレる危機に直面します。
  • ジェヒはジョンホに「ノ・ヨンジュはミンソンに殺され、ガンヒョンが自殺偽装した」という他殺説を語りました。
  • ジェヒは政界夫人たちの会合に出席し、夫たちの不倫リストを配って脅迫まがいの交渉を行い、ガンヒョンへの反撃を開始します。
  • 義父ピルソンから「子供を産め」と強要されたジェヒは激しく反発。彼女が過去に不妊で苦しんでいたことが明らかになります。
  • 義姉ジュヨンは、ジェヒの過去から「ヒョヌの父親はジョンホではないか」と疑い始めます。
  • 夫のジュンヒョクが、ジェヒの引き出しからジョンホとのイニシャル(JH♡JH)が刻まれた指輪を発見してしまいました。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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