【我慢の限界~ずっと黙ってきたけど今日から旦那にやり返します~】3話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 美菜保は七生からモラハラの定義を学び、自分が祐一に支配されていることに気づく
- 「夫婦喧嘩の極意その一:毅然とした態度」を実践し、祐一に反撃を開始
- 「私はあなたの奴隷じゃない」という強烈な一言で祐一を動揺させる
- 家事ボイコットを宣言し、祐一に自立を促す
- 美菜保は祐一との仲直りも考えていたが、七生は「決めるのはアンタよ」と告げる
- 帰宅後、祐一が不自然な笑顔で「渡したいものがある」と告げる
【我慢の限界~ずっと黙ってきたけど今日から旦那にやり返します~】第3話をネタバレありでわかりやすく解説する
偽りのプレゼント
物語は美菜保が「渡したいものって…?」と戸惑う場面から始まります。祐一は笑顔で小さな箱を差し出し、その中にはネックレスが入っていました。美菜保は驚いたように「わぁ…綺麗…」と声を漏らし、祐一は「美菜保に似合うと思って買ったんだ」と優しげな表情で告げます。
美菜保は心底嬉しそうな笑顔を見せ、「祐一がプレゼントをくれるなんて…そんなのここ数年なかったのに」と喜びを噛みしめていました。彼女は「もしかして、祐一、これまでのこと反省してくれてる…?」と期待を膨らませます。
祐一の本心が露わに
しかし祐一の次の言葉は、美菜保の期待を打ち砕くものでした。「いいって。美菜保もさ、最近…疲れてるんだろ?」と問いかけ、「昨日なんか機嫌悪かったしさ、仕事でストレスでも溜まってるんじゃない?」と、美菜保の正当な反撃を単なるストレスによる八つ当たりだと決めつけようとします。
祐一は「だからさ、そういう時って誰かに八つ当たりしたくなるじゃん」と、美菜保の行動を矮小化しました。そして「いい加減機嫌直して、夕飯作ってよ」という身勝手な要求を突きつけます。さらに「週末のキャンプは延期するから、二人でどっか遊びに行こうか」と、まるで美菜保を気遣っているかのように振る舞いました。
美菜保は祐一の言葉に「どういう…意味…?」、「祐一…何を言ってるの…?」と混乱し、プレゼントの真の意図を理解し始めています。
深まる絶望と新たな決意
美菜保は七生から言われた「私は別に、祐一をやり込めたり屈服させたいわけじゃなくて、ただ気持ちを分かって欲しいだけで…」という自分の言葉を思い出します。「仲直りできるならって悩んだことも…」と、祐一のプレゼントに一瞬希望を抱いた自分の気持ちが、実は「祐一に馬鹿にされていたのか」と気づき、深い絶望に包まれました。
このタイミングで七生の言葉「それじゃこれだけは言っておくわね」、「夫婦喧嘩の極意 その二」が美菜保の脳裏に蘇ります。
ネックレスを突き返す美菜保
美菜保は祐一からもらったネックレスを「こんな高いもの…私にはこんな必要なんてない」と言って返そうとします。「返すね?」と毅然とした態度で突き出しました。
祐一は美菜保の態度に「は?おい何だよ!人がせっかく…っつ」と怒りを露わにします。美菜保は「私、自分の夕食作るから。祐一も自分で何とかして」と冷たく言い放ちました。
モラハラ夫の本性
祐一は美菜保への攻撃を強めます。「美菜保って昔は大人しくてさぁ、結婚したら本性が出たってワケだ?」と美菜保の人格を否定し始めました。さらに「旦那を立てるいい嫁になりそうだってうちの親も期待してたんだけどなぁ」、「怖いよなぁ女って」と、美菜保を中傷する言葉を次々と投げかけます。
美菜保は七生から教わった極意「相手の言動に一々反応しない」ことを思い出し、祐一の暴言に動じることなく「祐一、そこどいてくれる?お皿取れないから」と毅然とした態度を貫きました。
数週間後のエステサロンにて
場面は変わり、数週間後。美菜保は七生とエステに来ています。七生は「人生もっと楽しまなきゃー」、「アンタもまだまだ20代なんだから」と美菜保を励ましていました。七生は「極意その二、相手の言動に一々反応しない」と、美菜保が実践してきた極意を改めて確認します。
七生の過去と友情の理由
七生は「特にこういう格好してると女性と間違われることも多いんじゃないかな…」と、中性的な自分の外見について話し始めます。美菜保の顔色を見て「少し明るくなったみたいね」と安心した様子を見せました。
七生は公園で会った時の美菜保が「悲惨だった」と振り返り、「このまま自殺でもするんじゃないかって心配した」と話します。美菜保が「どうして七生ってこんなに私に親切にしてくれるの?」と尋ねると、七生は高校時代の思い出を語り始めました。
七生は「男でも女でもなく宗田七生としての私を見てくれた」美菜保に最初に話しかけてくれたことを今でも感謝していました。「子供の頃から自分に違和感があった」と明かし、思春期の頃には「わざと女の子みたいな格好をするようになった」と自身の過去を語ります。そして「だから、アンタに何かあったら全力で力になろうって決めたのよ」と、美菜保への親切の理由を告げました。
美菜保の成長と新たな決意
美菜保は「七生にそこまで言ってもらえる人間かな…」と自分を卑下しますが、七生は「自信を持ちなさい、美菜保。本当のアンタはもっと頑固よ!!」と励まします。「弱くもないんだから」という七生の力強い言葉が、美菜保の心に響きました。
七生は「そろそろ作戦会議に入ろうかしら?」と提案し、「最近の旦那の様子はどう?」と尋ねます。美菜保は「私が料理をしなくなってから外食が増えたかな」と答え、祐一の帰りが遅くなったことも伝えました。
祐一の不審な行動
美菜保は「最近は0時とか…私が寝てから帰る日も増えてきた」と話します。七生は「モラハラするような人間は、相手が根負けして謝って来るように仕向けるのが得意だからね」と、祐一の行動パターンを分析しました。
美菜保は祐一が家ではスマホばかり見ていて、家事ボイコットに困っていないように見えると話しますが、七生は「それこそ効いてる証拠じゃない」と答えます。祐一が「何日分かまとめてクリーニングに出してる」ことを挙げ、「そこまで自由にできるお金があるワケでもないでしょ?」と鋭く指摘しました。
離婚への決意
美菜保は「実はちょっと喧嘩するのが楽しくなってきたんだ」と正直に打ち明けます。七生は「そうこなくちゃ!それでこそアタシも教え甲斐があるってモンよ」と喜びました。
美菜保は「やり直せたらと思ったこともあった。正直…」と、かつての思いを話します。しかし「でも今は…今の祐一を見てたらもう希望はないって分かったの」と、祐一との関係修復を完全に諦めた様子でした。
七生は「旦那とは今後どうするつもりなの?」と、美菜保に最終的な決断を促します。そして「徹底的にやりましょう」、「一番有利な条件で離婚するのよ」と提案しました。
衝撃の質問と推理
七生は「美菜保、真剣に答えてね」と前置きし、「最近旦那とSEXしてる?」と美菜保に質問します。美菜保は「ええっ!?」と動揺しますが、七生は「動揺しないで。興味本位で聞いてるワケじゃないの」と冷静に言いました。
美菜保は「結婚当初は普通にあったけど…そういえばもう長いことしてないかも…」と答えます。七生は「なるほどね、それで確信したわ」と言い、「20代で性欲が全くなくなるなんて…おかしいと思わない?」と美菜保に問いかけました。
祐一の帰りが遅く、外食やクリーニング、夜遊びに自由にお金を使っている様子から、七生は何かを察知しているようです。
スマートフォンの秘密
美菜保は祐一のスマートフォンのロック解除に使うパスコードが、過去に祐一がよく使っていた番号ではないかと推測します。祐一がシャワーを浴びている間に、美菜保はパスコードを試し始めました。
祐一の誕生日、電話番号、番地、母親の誕生日、好きなサッカー選手の背番号など、様々な数字を試しますが、ロックは解除できません。シャワーの音が止み、美菜保は焦りながら最後に試したパスコードで、ついにロックが解除されました。
衝撃の発見
ロックが解除されたスマホの画面には「莉桜?」という見慣れない名前が表示されており、美菜保は動揺します。七生の言葉「あとはメッセージアプリを…」、「浮気の証拠よ。莉桜、調べた方がいいわね」が、美菜保の次なる行動を促しました。
祐一と「莉桜」とのメッセージのやりとりが画面に映し出されます。「昨夜は祐一くんすごかった♡」、「そっちこそすごく感じてたじゃん可愛かった(^^」、「次はいつ会えるの?」、「今夜も行くよ」というやり取りから、2人が不倫関係にあることが明らかになりました。
さらに衝撃的なのは、祐一が「どうせ嫁は飯作ってくれないし」、「愛してるのは君だけだよ♥」とメッセージを送っており、美菜保の家事ボイコットを浮気の言い訳にしていることでした。
【我慢の限界~ずっと黙ってきたけど今日から旦那にやり返します~】3話を読んだ感想(ネタバレあり)
3話を読んで、怒りと悲しみが同時に込み上げてきました。祐一のプレゼントに一瞬でも期待してしまった美菜保の気持ちを思うと、本当に胸が痛みます。
ネックレスを渡して「八つ当たりでしょ?」と美菜保の正当な主張を矮小化しようとする祐一の姿は、まさにモラハラの典型でした。プレゼントという形で相手をコントロールしようとする卑劣さに、読んでいて吐き気がしそうになりました。
一方で、美菜保がネックレスを突き返し、祐一の暴言にも動じずに「お皿取れないから」と冷静に対応する姿は本当に痛快でした!七生の教えをしっかり実践している美菜保の成長ぶりに、思わず拍手を送りたくなります。
七生の過去のエピソードも心に響きました。高校時代の美菜保が「男でも女でもなく宗田七生として」見てくれたという話は、本当の友情とは何かを教えてくれます。だからこそ七生が全力で美菜保を支えようとする姿勢に、深い説得力がありました。
そして最後の浮気の発覚…!「どうせ嫁は飯作ってくれないし」という祐一のメッセージには、怒りを通り越して呆れてしまいました。自分の不倫を美菜保のせいにするなんて、どこまで卑劣なんでしょうか。
美菜保が「喧嘩するのが楽しくなってきた」と言った時、正直ホッとしました。もう祐一に期待することなく、自分の人生を取り戻そうとしている美菜保を、心から応援したくなります。次話でどんな反撃を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません!
【我慢の限界~ずっと黙ってきたけど今日から旦那にやり返します~】3話のネタバレまとめ
- 祐一がネックレスをプレゼントするも、美菜保の反撃を「八つ当たり」と決めつける
- 美菜保はプレゼントを突き返し、祐一の暴言にも動じない強さを見せる
- 七生の過去が明かされ、美菜保への恩義と友情の深さが判明
- 美菜保は祐一との関係修復を完全に諦め、離婚を決意
- 七生の推理により、祐一の不審な行動の理由を探ることに
- 祐一のスマホから「莉桜」という女性との不倫が発覚
- 祐一は美菜保の家事ボイコットを浮気の言い訳にしていた
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