【旧校舎のはるくん】あらすじから最終話まで全話ネタバレ解説

漫画【旧校舎のはるくん】は、子供の頃の淡い思い出が、成長してから悪夢のような執着に変わるという、独特な世界観が魅力の作品です。
- 「結末は結局どうなったの?」
- 「1話から順番に話の展開を整理したい」
- 「はるくんの正体や目的が知りたい」
このように、物語の核心に迫る情報を探している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、【旧校舎のはるくん】のあらすじや登場人物の紹介から、各話の詳しいネタバレまでを時系列順に徹底的に解説していきます。この記事を読めば、物語の最初から最後まで、重要な出来事や登場人物の感情の流れをまとめて把握することができます。
ただし、この記事は作品の結末を含む完全なネタバレ記事です。まだ読んでいない方や、ご自身の目で展開を楽しみたいという方にとっては、読む楽しみを奪ってしまう可能性があります。その点をご理解いただいた上で、読み進めていただけますと幸いです。
【旧校舎のはるくん】ってどんなあらすじ?世界観や登場人物を解説(ネタバレあり)
どんなあらすじ?世界観や設定をわかりやすく解説!
この物語は、主人公の女性が子供の頃に埋めた『タイムカプセル』の記憶を失っているところから始まります 。彼女は成長し、平凡な日常を送っていましたが、ある日を境に、謎の青年に激しく求められる悪夢にうなされるようになります 。
その青年こそが、彼女が忘れていた『はるくん』 。彼は、かつて主人公が大切にしていた人形であり 、タイムカプセルは思い出の品ではなく、危険な彼を『封印』するためのものだったのです 。
長い時を経て封印が解かれようとする中、はるくんの純粋だった想いは、主人公への恐ろしいほどの『執着』へと変貌していました 。本作は、忘れていた過去の約束と、それに伴う怨念が交錯するホラーロマンスです。
主要な登場人物を紹介
- 主人公(名前不明) 主人公の女性。子供の頃に『はるくん』という人形をタイムカプセルに埋めた張本人ですが、その記憶を失っています 。おばあちゃんから貰ったお守りを大切に持っており 、これが物語の鍵を握るアイテムとなります。彼女自身、不思議な存在を引き寄せやすい力を持っていることが示唆されています 。
- はるくん 物語の核心を握る謎の存在。その正体は、主人公が7歳の誕生日に両親から貰った男の子の人形です 。子供の頃は、夜になると人間の男の子の姿になって主人公と遊んでいました 。しかし、主人公のおばあちゃんによって危険視され、タイムカプセルに封印されます 。長い時を経て、青年の姿で主人公の前に現れ、歪んだ愛情と独占欲をむき出しにします 。
- おばあちゃん 主人公の祖母。はるくんの危険な本質を見抜き、主人公に『お守り』を渡して彼から引き離そうとした人物です 。主人公が不思議な存在を引き寄せやすいことにも気づいていました 。物語の要所で、彼女の言葉や行動が主人公を導きます 。
【旧校舎のはるくん】最終回まで全話ネタバレ・あらすじ解説
1話ネタバレはこちら
あらすじ:主人公は、子供の頃に埋めた「タイムカプセル」に関する記憶を失っていました 。ある夜、大切にしていたおばあちゃんのお守りの紐が突然千切れてしまいます 。その夜から、彼女は謎の青年『はるくん』に激しく求められる悪夢を見るようになります 。夢の中で彼は主人公を金縛りにあわせ 、「君の身体はちゃんとわかってる」 と主人公の意思に反して快楽を与えます。悪夢の最後に「今夜 旧校舎で待ってる」 という言葉を残したはるくん。主人公は、失われた記憶と悪夢の真実を確かめるため、旧校舎へ向かうことを決意します 。

【感想】穏やかな日常の描写から一転、お守りが千切れるシーンから一気に不穏な空気になりました。夢の中のはるくんの行動は、愛情というより執着そのもので、見ているこちらが息苦しくなるほどです。恐怖と官能が入り混じる独特の雰囲気があり、主人公が自ら危険な場所へ向かうというラストは、続きが気になって仕方ありませんでした。
2話ネタバレはこちら
あらすじ:決意を胸に、夜の旧校舎へたどり着いた主人公 。そこで彼女が出会ったのは、1話の夢の中で見た、幼い子供の姿のはるくんでした 。彼に導かれるまま校舎に入り 、主人公はタイムカプセルを埋めた大きな木の場所を思い出します 。土を掘り返すと、中から出てきたのは『はるくん』と名付けた男の子の人形でした 。その瞬間、忘れていた全ての記憶が蘇ります。それは、人形が夜な夜な動くこと 、それをおばあちゃんに「連れていかれる」と警告されたこと 、そしてタイムカプセルが思い出ではなく、彼を『封印』するためのものだったという恐ろしい真実でした 。すると目の前の少年は青年の姿に変わり、「僕を埋めてしまった」 「嘘つき」 と激しい怒りを露わにします。主人公はおばあちゃんの声で我に返り逃げ出しますが 、はるくんは「鬼ごっこ」と称して不気味に後を追いかけ始めます 。

【感想】タイムカプセルの真実が「封印」だったという展開に衝撃を受けました。子供の頃の純粋な思い出が、実は恐ろしい存在との決別だったという落差がすごいですね。はるくんの悲しみと怒りが爆発するシーンは圧巻でした。彼がただの悪霊なのか、それとも何か事情があるのか。恐怖の鬼ごっこが始まってしまい、主人公の安否が非常に心配です。


