【未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!】10話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|まーくんは誰?

第9話では、吉沢(ヨッシー)と優太(まー先生)という二人の「まーくん」候補が鉢合わせする緊迫した場面がありました。その後、保育園で「空飛ぶクルマ」の絵を「ウソつき」と否定された颯太は、「ママにあいたい」と泣き出してしまいます。未来は、時を超えても「颯太を想う気持ちは絶対変わらない」と伝え、「ママタクシー」(肩車)で颯太を笑顔にし、二人は「一歩一歩」親子として進んでいくことを決意しました 。
【未来のムスコ】第10話をネタバレありでわかりやすく解説する
『未来のムスコ』第10話「またねー!」は、保育園での七夕イベントから始まります 。
七夕の願い事
よしずみ保育園では、七夕に向けて短冊にお願い事を書く時間が設けられていました 。 園長の良純が、「神様に離れ離れにされてしもうた織姫と彦星が、1年に1回だけ会える日なんよぉ」 と七夕の由来を説明しますが、子供たちからは「なんで1かいだけなの?」「どうしておねがいごと するの?」 と、「なんで」の質問攻めにあってしまいます。
優太(まー先生)が子供たちのお願い事を短冊に書く手伝いをしていると、颯太の番が回ってきました 。 「颯太くんは何をお願いする?」 。 優太に尋ねられた颯太は、少しの間「えっとぉ…」「あのね その…」 とためらいます。 そして、優太の耳元にそっと顔を寄せ、小さな声でこうお願いしました。 「ママとずっと いっしょにいられますように!」 。 颯太の切実な願いを聞いた優太は、「そっか」 と優しく微笑み、赤い短冊に願い事を書き込むのでした 。
招かれざる(?)客、芥川
その夜、未来のアパートでは、二人がてるてる坊主を作っていました 。 「ママ てるてるぼうず つるして!」 。颯太に頼まれ未来がてるてる坊主を吊るすと 、颯太は「はぁ~~~」 と一生懸命に息を吹きかけ、「これで たなばたも はれるね!」 と満足げです。
未来が夕食の準備をしていると、颯太が誰かと話している声が聞こえてきました 。 「ねえねえ ほかには?」 。 慌ててベランダを覗くと、なんと颯太が隣人の大学生・芥川圭とベランダ越しに話しています 。 「颯太!! 何やってんの…」 。 未来は、あれほど危ないからベランダに出るなと言っていたのに、と颯太を叱ります 。颯太は「ここでいつも おはなし してるんだよ!」 と、これが初めてではないことを白状しました。
そんな中、芥川が以前から気になっていたことを口にします。 「颯太くんの着けてるスマートウォッチって どこのメーカーなんですか?」 。 未来は(ドキッ)としますが、「え~~~っと どうだったかな」「もらいものだから 私もよく分かんなくって」 と、何とかごまかそうとします。 まさにその時、キッチンから魚の焦げる匂いが漂ってきました 。未来は「魚!!!」 と叫び、慌てて部屋に戻り、芥川の追求は幸か不幸か中断されるのでした。
稽古場での異変
場面は変わり、劇団の稽古場。未来が共犯者の女性を演じるシーンの稽古中、座長の吉沢が「ごめん ちょっと止めよう」 と声をかけました。「何かしっくりこないんだよな~」 と、脚本に悩む吉沢。
すると、普段は物静かな劇団員・矢野が、「…だったら」「ここの未来さんの台詞 変えましょう」 と、驚くべき提案をします。 矢野は、「少し語りすぎてる」「台詞じゃなく 未来さんの表情で魅せられないか」 と、脚本を執筆した本人だからこそ、堂々と自分の意見を述べました。 吉沢が驚いていると、矢野は続けます。 「俺は このシーンをちゃんと作り上げたいんです」「看板女優の芝居場として」 。 矢野は、以前吉沢が未来を「劇団の看板女優だ」と言っていたことを持ち出し 、熱弁を振るいました。 吉沢は、脚本家でもある矢野の熱意を買い、「そんじゃ 次の稽古までに直してこい」「半端なモン読ませたら即却下だからな」 と、脚本の修正を許可するのでした。
矢野の告白
稽古が終わり、屋上でパソコン作業をする矢野に、未来が「はい コレ」 と缶コーヒーを差し入れます。 「びっくりしちゃったな」「矢野くんがあんなふうに言ってくれるなんて」 。 未来が素直に礼を言うと、未来は「私 看板女優って言ってもさ」「桜子が抜けたから回ってきたようなもんだったし」 と謙遜します。しかし、矢野は「看板女優でしょ どう見ても」 と、未来の言葉を遮りました。
未来は、今日の矢野の様子に「…矢野くん 今日何か変じゃない?」 と尋ねます。 すると、矢野は「さすが 人のことよく見てますね」 と静かに肯定し、こう切り返しました。 「でも 何か変なのは 未来さんの方じゃないですか?」 。 矢野は、「突然休んだり 早退したり」「時々 上の空だったり」「ワインもたった2杯で酔い潰れたり」 と、未来が颯太と暮らし始めてから起きた異変を、全て的確に指摘します。
図星を突かれた未来は、「何でもない!」 と激しく動揺。 矢野は「そんなに頼りないかな…」 と寂しそうに呟き、未来が「ごめん… そんなつもりじゃなくて」 と謝ると、矢野は未来をまっすぐに見つめました。 「俺は」「俺はあなたと同じ夢が見たいんです」 。 未来が「夢…? それってどういう…」 と困惑する中、矢野は未来の口元にそっと指を当て 、顔を近づけていくのでした 。
【未来のムスコ】10話を読んだ感想(ネタバレあり)
第10話は、未来と颯太の二人が抱える「秘密」が、それぞれの形で周囲に漏れ出し始める、緊張感のある回でした。
まず、颯太の「ママとずっといっしょにいられますように!」 という七夕の願い事。これは、彼の心からの叫びであり、第9話で「ママにあいたい」 と泣いた颯太の不安がまだ続いていることを示しています。この切実な秘密が、「まーくん」候補である優太に共有されたことは、今後の展開において非常に大きな意味を持つと感じました。
そしてもう一つは、未来が抱える「颯太との生活」という秘密です。 隣人の芥川は、未来の端末(スマートウォッチ)への興味を深めています 。彼は理系の学生であり、この端末が現代のものでないことに気づけば、未来の秘密に最も早くたどり着く人物かもしれません。
さらに、劇団員の矢野が、未来の生活の変化に鋭く気づいていたことには驚きました 。彼が未来を「看板女優」 として強く意識し始めた矢先の、まさかの告白。「俺はあなたと同じ夢が見たいんです」 という言葉は、役者としての夢なのか、それとも…。未来が戸惑う中、強引に距離を詰める矢野の姿に、新たな恋の嵐(?)の予感を感じずにはいられませんでした。
【未来のムスコ】10話のネタバレまとめ
- 保育園の七夕イベントで、颯太は「ママとずっといっしょにいられますように!」と短冊にお願いする 。
- 颯太の切実な願い事を、優太(まー先生)が知ることになる 。
- 颯太がベランダで隣人の芥川圭と秘密で話していたことが発覚する 。
- 芥川は颯太のスマートウォッチに強い興味を持ち、未来にメーカーを尋ねる 。
- 劇団の稽古中、矢野が未来の演技(脚本)について「台詞を減らし表情で見せるべき」と吉沢に直談判する 。
- 矢野は未来を「看板女優」として認め、その芝居場を本気で作りたいと熱弁する 。
- 稽古後、矢野は未来の「突然休む」「上の空」「酒に弱い」などの最近の異変を全て指摘する 。
- 矢野は動揺する未来に対し、「俺はあなたと同じ夢が見たいんです」と告白し、顔を近づける 。
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