【未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!】11話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|まーくんは誰?

第10話の終わりでは、劇団員の矢野が未来に対し「俺はあなたと同じ夢が見たいんです」と告げ、顔を近づけるという衝撃的な場面が描かれました 。
【未来のムスコ】第11話をネタバレありでわかりやすく解説する
『未来のムスコ』第11話「またねー!②」 は、その緊迫したシーンの続きから始まります。
矢野の告白と、その意外な真相
飛行機のシールが砕いた緊張感
矢野に顔を近づけられ、未来は「わッ」「ドッキッ」 と激しく動揺します。しかし、矢野の視線は未来の顔に貼られていたものに向いていました。「何すか?コレ」 。
彼が未来の髪から剥がしたのは、なんと颯太が貼ったと思われる「ひこうきのシール」でした 。ロマンチックな雰囲気は一瞬で消え去り、未来は「その…小物に貼ろうかなって!」 と真っ赤になってごまかします。
「俺は、未来さんの芝居に惚れてるんです」
矢野は気を取り直し、先ほどの「夢」の話に戻ります。彼は、未来がすぐに自分を卑下する癖 を指摘し、驚くべき事実を告白しました。 「だって俺 汐川未来っていう役者がいるから この劇団に入ったんですから」 。
未来は「えっ私!?」 と驚きますが、矢野は「覚えてないですよね」 と、去年の今頃 の出来事を語り始めました。
矢野の運命を変えた、未来の「老婆」
1年前、就活に挫折していた矢野
1年前の矢野は、友達の就職活動の愚痴に突き合わされてました。「もうヤダ…」 と絶望の淵にいる友人は、「矢野はいいよな、就活しなくていいしさ」「暇人め」と彼の境遇のことは棚に上げて恨み言をいいます。矢野は「卒業したら家業を継ぐ」 という敷かれたレールの上を、ただ進むしかない と諦めていたのです。 「どっちが不幸なんだろうな」「先の見えない人生と先の選べない人生」。そんなことを考えていた彼に、「そこのお兄さん!」 と声をかけたのが、舞台のチラシを配っていた未来でした。
未来の「老婆」に心を奪われる
未来の「絶対楽しませますから」 「私も出るんで!」 という熱意に押され、矢野は「暇は暇だしな」 と、七夕をモチーフにした『天の川を渡って』 という芝居を観ることにしました。
しかし、開演から1時間経っても、客引きをしていた未来は一向に現れません 。苛立った矢野がパンフレットを見ると、「汐川未来 老婆役」 の文字が。 「嘘だろ…?」 。矢野は、最初から舞台上で機(はた)を織っていた老婆 が、あの未来だったことに気づき衝撃を受けます 。
それはメイクだけでなく、所作の一つひとつ が完璧な80代の老婆 であり、セットもないのに、そこに機織り機があることが確かに分かった のです。
「芝居っておもしれぇ…!!」
劇中、彦星役の男が「生まれ変わったら一緒になろう」 と諦めようとした時、未来演じる老婆は「生きているうちに生まれ変わるのじゃ」 と一喝します。 その瞬間、矢野は「この老婆の生き様が見えた気がした」 と感じ、(人ってこんな風に 全く違う人間になることができるのか) と感動。 彼は「芝居っておもしれぇ…!!」 と、初めて夢中になれるものを見つけたのです 。
矢野の告白と、颯太の短冊
「俺は、未来さんの芝居に惚れてるんです」
(ここから現在の稽古場に戻る)矢野は、未来の芝居の魅力がちゃんと伝わる舞台にしたい 、そして「未来さんがいるから俺はこの劇団に入ったんだって」 と、回想を終えて改めて熱く語ります。 そして、未来の顔に再び近づき、こう宣言しました。 「俺は 未来さんの芝居に 惚れてるんです」 。
突然の真剣な告白に、未来は「わあ!!!!」 と激しく動揺。矢野の本気の言葉だと受け取り、真っ赤になってしまいます。 未来は「ああ~ありがとう本当」「私そろそろ行かなきゃだから」 と、颯太のお迎えを口実に、慌てて稽古場を後にするのでした。
園長が書き足した「(パパ)」
未来が保育園に駆けつけると、園長の良純が手招きをします 。 彼は、未来に颯太の短冊 を見せました。そこには「ママ(パパ)とずっといっしょにいられますように」 と書かれています。 園長は、「颯太くんに頼まれての」「ワシがちょいと書き足したんじゃ」 と、自分が「(パパ)」 と書き足したことを明かしました。 そして、「あ、年に1回しか会えん男じゃいかんぞ?」 と、七夕伝説に絡めて未来をからかうのでした。
流れ星と人工衛星
帰り道、てるてる坊主のおかげか空はスッキリと晴れ渡っていました 。 その時、夜空をゆっくりと流れる光を未来が見つけます。「あっ 流れ星だ!!!!」 。
未来は「役者として大成しますように」 と、颯太は「ドクターイエローの…」 と必死に願います。 すると、またしても隣人の芥川がどこからともなく現れ、「あんな風にゆっくり動くのは」「人工衛星ですね」 と夢のない解説を始めてしまいます。 「圭くん 夢壊さないで」 と未来に怒られ、颯太に「ドクターイエロー みれないのぉ?」 と泣きそうな顔をされ、芥川が「すすす すみません…」 と謝るという、コミカルなやり取りで第11話は幕を閉じます。
【未来のムスコ】11話を読んだ感想(ネタバレあり)
第11話は、矢野くんの告白(?)にドキドキさせられ、その真相に笑い、そして未来の役者としての原点に感動するという、非常に中身の濃い回でした。
第10話の終わり方があまりにも衝撃的だったので、まさかそのオチが「颯太の飛行機シール」 だとは思いもよらず、見事に緊張をほぐされました。
しかし、矢野くんの過去編は本当に素晴らしかったです。就活に疲れ、人生に諦めを感じていた青年 が、偶然出会った芝居、それも未来が演じる「老婆」 に人生を変えられた 。『生きているうちに生まれ変わるのじゃ』 というセリフは、まさに矢野くん自身に向けられた言葉だったのだと感じます。
未来本人は覚えていない 、観客に「またねー!」 と声をかける無邪気な姿。その無意識の行動が、一人の人間の「夢」に火をつけた 。未来が持つ影響力の大きさと、彼女の役者としての「才能」 が、矢野の視点を通して力強く描かれていて、胸が熱くなりました。
最後の園長の「(パパ)」 の書き足しや、芥川くんの「人工衛星」 のツッコミも、物語の良いスパイスになっていました。未来の恋模様も気になりますが、彼女の「役者としての未来」も、同じくらい応援したくなる回でした。
【未来のムスコ】11話のネタバレまとめ
- 矢野の未来への告白(第10話の続き)は、未来の髪についていた颯太の「飛行機のシール」 によって中断される。
- 矢野は、未来の「すぐ卑下する癖」 を指摘し、自分が「汐川未来がいるから この劇団に入った」 と告白する。
- 1年前、就活に挫折していた矢野 は、未来に客引きされ 、彼女の芝居『天の川を渡って』 を観劇した。
- 矢野は、未来が演じた「老婆」 の、メイクや所作 だけでなく、存在感そのものに圧倒された 。
- 未来の芝居に「芝居っておもしれぇ…!!」 と感動した矢野は、家業を継ぐ道 を捨て、役者の道を選んだ 。
- 矢野は「未来さんの芝居に惚れてるんです」 と衝撃の告白をします。
- 園長は、颯太の短冊「ママとずっといっしょにいられますように」 に、「(パパ)」 という文字をこっそり書き足していた。
- 帰り道、未来と颯太は「流れ星」 に願い事 をするが、隣人の芥川に「人工衛星ですね」 と訂正されてしまう。
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