【未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!】4話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|まーくんは誰?

第3話では、未来は保育園探しで「待機児童」や「母子手帳」といった現実の壁にぶつかり絶望します。しかし、颯太が未来(ミライ)で通っていた「よしずみ保育園」が現在も実在することを知り、一縷の望みをかけて訪問。ところが、そこは繁華街のど真ん中にあり、現れたのは強面の男性でした。未来が恐怖で固まる中、颯太はその男性にちゃんばらを仕掛けるという衝撃的な場面で終わりました。
【未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!】第4話をネタバレありでわかりやすく解説する
衝撃の「えんちょセンセ」登場
強面の園長・松岡良純
第4話は、読者の予想を裏切るシーンから始まります。 第3話のラストで颯太が飛びついた強面の男性は、なんと「ぐおおおッ やられたああッ」 と、颯太の傘を使ったチャンバラごっこにノリノリで付き合っていました。 颯太が「ボクのかちだね えんちょセンセ!」 と喜ぶ姿を見て、未来は「えっ 園長!?」 と驚きを隠せません。
その男性の正体は、未来が(組長の間違いなんじゃ…) と疑った通りではなく、正真正銘「よしずみ保育園 園長 松岡良純(まつおか よしずみ)」 でした。 未来は名刺を見て、「不良の『良』に不純の『純』…」と思わず呟いてしまい、園長先生は「良心の『良』に!」「純粋の『純』!」 と必死に認識を修正させようとします。
提示された「規定の2倍」という条件
未来は松岡園長に、住民票がないこと 、そして「のっぴきならない事情が…」 と、颯太の状況を(タイムスリップとは言えずに)説明します。 園長は「そりゃ随分とワケありだな」 と腕を組みますが、「ウチで預かってやれんこともない」 と、意外にも入園を許可する姿勢を見せました。
しかし、喜んだのも束の間、「ただしッ」 と園長は厳しい条件を突きつけます。 「規定の2倍 支払ってもらう」 。 「こっちだって危ねえ橋を渡るんだ」「それぐらい当然だろう」 。 「2倍!?」 と絶句する未来は、あまりにも法外な要求に、「……考えさせてください」 と答えるのが精一杯でした。
未来の私(2034年)の仕事
颯太の証言「テレビでみたことある」
アパートに戻った未来は、落ち込みます。「やっぱ別の保育園探そっか」 。 しかし颯太は「あそこいいのに なんでなんで~?」 と、どうしても「よしずみ保育園」が良い様子。 未来は(未来の私は何考えてんだか…) とため息をつき、颯太にある質問をします。 「あのさ 2034年の私ってどんな仕事してんの?」 。
颯太は少し考えた後、「よくわかんないけど テレビでみたことあるよ」 と答えました。 その言葉に、未来は「は!?テレビ!?」「テレビに出てるの!?」 「役者として!?」 と、一気にテンションが上がります。 (CM?ドラマ?まさか映画とか!?) 。 しかし、颯太は「だからわかんないってばあああ」 と困り顔。未来の夢は、叶っているのかいないのか、謎は深まるばかりです。
現実の仕事(コールセンター)と葛藤
(役者としてブレイクしてりゃ お金の心配せずに済むのにな~) 。 そんな淡い期待とは裏腹に、未来の現実はコールセンターのバイトです。 この日も「俺は確かに注文したんだ!」「ふざけるな 責任者出せ!」 と、理不尽なクレーム客の対応に追われていました。
未来は、見事な話術でクレーマーをなだめ、最終的には「アハハハハッ いやあんたのお陰でスッキリしたわ」 と言わせるほどのスキルを持っています。 しかし、センター長からは「またマニュアルにない対応したんじゃないだろうね」 と釘を刺されてしまいました。 さらに「ここ数日みたいに急に休まれるのも困るんだからね?」 と、颯太の出現以来の不規則な勤務を注意されます。 未来は(今の状況じゃ到底 辞められないよなぁ) と、時給とシフトの融通を天秤にかけ、ため息をつくしかありません。 (他に選択肢もないし やっぱりあそこに頼るしか…) 。 未来は、規定の2倍という条件を飲む覚悟を決め、再び「よしずみ保育園」へと向かいます。
運命の再会!幼馴染の「優太くん」
保育士「松岡優太」との15年ぶりの再会
未来が恐る恐る「よしずみ保育園」のドアを開けると、そこには思いがけない人物がいました。 「あ!? 未来!?」 。 「えっウソ もしかして 優太くん!?」 。 そこにいたのは、未来の中学時代の同級生であり、幼馴染の「松岡優太(まつおか ゆうた)」 でした。
優太は現在28歳 。未来とは15年ぶりの再会です 。 彼は「そっ 保育士やってんの」 と、この保育園で働いていることを明かします。
園長の意外な正体
未来は、優太が「よしずみ保育園」で働いていること、そして何よりあの強面の園長と知り合いであることに混乱します。 「でも何でここに?」 「さっき『ウチ』って…」。 優太は「ああ 下の保育園ね 伯父さんが経営してるんだよ」 とあっさり答えます。 「園長が!?」「伯父さん!?」 。 なんと、あの強面の園長・松岡良純は、優太の伯父だったのです。
二人の「秘密の場所」の思い出
屋上での出会いとバカボンパパのラクガキ
15年ぶりに再会した優太は、「気にせんといて」「色んな方言が混じってまうねん」 など、相変わらず掴みどころのない天然な性格 でした。 未来は「私がどれだけ優太くんに助けられたか覚えてる?」 と、中学時代の忘れられない思い出を回想します。
それは、未来が学校の屋上でバカボンパパのラクガキ をしていた時のこと。 屋上は鍵が壊れており 、未来だけの「お気に入りの場所」 でした。 そこに、転校生だった優太がひょっこり現れたのです 。 「何でまたバカボンパパ?」 と不思議そうに尋ねる優太に、未来は「えっ 可愛くないけ?この鼻毛」 と、謎のこだわりを語るのでした。
飼い犬の死と優太の優しさ
回想は更に、未来が飼っていた犬のマレーが亡くなった、その翌日の出来事へと移ります 。一人で悲しみに暮れる未来は、思い詰めた表情で秘密の場所である屋上を訪れ、マレーの似顔絵を描いていました 。そこへ、未来の様子を心配して後を追ってきた優太が、何も言わずに彼女の隣に座ります 。
そして、優太は未来が描いた似顔絵に、そっとペンで吹き出しを付け足しました。そこには『ありがとう 未来。』という、マレーからの感謝の言葉が書かれていたのです 。彼は「…未来と一緒に暮らせて 幸せやったがじゃ ないかなぁ」と、未来の心をいたわるように優しく語りかけます 。
その温かい言葉と優しさに触れ、未来は「う…っ」と声を詰まらせ、ついに涙を流します 。未来にとって、「他人に涙を見せたのは それが 初めてだった」 という、何物にも代えがたい大切な思い出でした。
颯太、入園決定!そして「まー先生」の謎
優太の助け舟と「任侠映画好きの一般人」
回想が終わり、未来は優太に現在の状況を打ち明けます。 「その…私まだ結婚してなくて」 。 未来は、颯太の事情(詳細はぼかしたまま)と、園長に「料金2倍って言われてるし」 と相談します。 すると優太は、「ただ任侠映画に憧れてるだけの一般人だよ」 と、あの強面の園長の意外な正体を笑い飛ばしました。
そして、「入園のことは俺からも伯父さんに頼んでみるしさ」「料金のことも含めて」 と、力強く申し出てくれたのです。 優太の優しさに感激し、「ありがと~~ 助かる~~」 と泣き崩れる未来。 優太は、中学時代に未来がリレーで転んだ時と同じように、「しっかりしろよ未来!」「諦めるな!」 と未来を励ますのでした。
ラブセンサー発動!まさか優太が「まーくん」?
優太の助け舟のおかげで、颯太は無事「よしずみ保育園」に入園できることになりました。 しかも、「お陰で正規料金にもなったし」 と、金銭問題も解決です。 登園初日、颯太は「こーんにーち はーっ」 と元気に挨拶し、優太の元へ駆け寄ります。 「まーセンセ あそぼ!」 。
颯太が優太を「まー先生」 と呼んだことに、未来は衝撃を受けます(園長(松岡)と区別するために、優太は「まー先生」と呼ばれているようです) 。 (まーくんの「ま」…?)。 その瞬間、颯太の腕につけられたラブセンサーが「ポワ~ン ポワ~ン」 と鳴り響きました。 颯太が「あっ!!」「もしかして まーセンセのこと…」 と未来をからかうと、未来は「ちがう!!!!絶対違うからね!!!!」 と、全力で否定するのでした。
【未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!】4話を読んだ感想(ネタバレあり)
第4話は、怒涛の伏線回収と新たな謎の提示で、息つく暇もない素晴らしい回でした。 まず、第3話のラストで恐怖の対象でしかなかった強面の男性が、実は颯太の「えんちょセンセ」 で、しかも「任侠映画に憧れてるだけの一般人」 だったというオチには、心の底から笑いました。この緩急がたまりません。
そして、ついに「まーくん」候補の最有力人物が登場しましたね。幼馴染の「松岡優太」 、通称「まー先生」 。 未来の中学時代、飼い犬が亡くなった時に何も言わずに寄り添ってくれた というエピソードは、優しさに溢れていて、彼が「まーくん」であってほしいと願わずにはいられません。 未来が「役者としてテレビに出ている」 らしい未来の姿も示唆され、貧乏な現在のコールセンター業務 との対比が、今後の未来の成功を期待させます。
最後のラブセンサー発動 は、読者の気持ちを代弁するような見事な演出でした。「絶対違うからね!!」 と全力で否定する未来ですが、その反応こそが答えなのでは…?とニヤニヤしてしまいます。 元カレの座長(吉沢)と、優しくて天然な幼馴染(優太)。対照的な二人の男性の間で、未来の「現在」がどう動いていくのか、目が離せません。
【未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!】4話のネタバレまとめ
- 第3話の強面の男性は、颯太が未来(ミライ)で通う「よしずみ保育園」の園長・松岡良純 でした。
- 園長は未来に「規定の2倍」 の保育料を要求しますが、未来はバイト先の事情 から、その条件を飲む覚悟を決めます。
- 2034年の未来は「テレビでみたことある」 と颯太が証言し、役者として成功している可能性が示唆されます。
- 保育園で、未来は中学時代の幼馴染「松岡優太」 と15年ぶりに再会 。彼は園長の甥であり、その保育園で保育士 をしていました。
- 中学時代、未来が飼い犬の死で落ち込んでいた時、優太は何も言わずに寄り添ってくれた ことがあり、未来にとって彼は特別な存在でした。
- 優太の助けで、保育料は「正規料金」 となり、颯太は無事に入園できることになります。
- 颯太は優太のことを「まーセンセ」 と呼んでおり、未来のラブセンサーが作動 。優太が未来の夫「まーくん」である可能性が急浮上しました。
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