2025.11.14

【未来のムスコ～恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた！】6話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説｜まーくんは誰？

ずっちー

第5話では、颯太の保育園生活が始まり、未来は母親と交わした「30歳」というタイムリミットに焦りを感じていました。深刻な金銭難や、沙織とのDNA鑑定の相談を経て、未来は「2034年では颯太が行方不明になっている」という可能性に気づき不安を募らせます。そんな矢先、未来が忘れ物を取りに戻ったほんの一瞬に、隣人の大学生が颯太の未来の端末に気づき、その直後、颯太は再び姿を消してしまいました。

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【未来のムスコ～恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた！】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する
【未来のムスコ～恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた！】6話を読んだ感想（ネタバレあり）
- 【未来のムスコ～恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた！】6話のネタバレまとめ

【未来のムスコ～恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた！】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する

颯太、再びの失踪！大学生・芥川圭との捜索

1分足らずの隙に消えた颯太

「颯太！」「颯太どこ！？」。第6話は、未来が血相を変えて颯太を探す場面から始まります。隣にいたのは、第5話の終わりに颯太の未来の端末に気づいた大学生・芥川圭（あくたがわけい、23歳で留年中）でした。彼は「ボ…ボクが声をかけた…」と、自分に責任があるとひどく動揺しています。

未来は「とにかく手分けして捜そう」と提案し、芥川と連絡先を交換します。未来は「私は公園から商店街の方へ」、芥川は「川沿い辺り」と手分けをし、二人は必死に颯太を捜し始めました。（本当にちょっとのつもり…だった）。（1分足らずの間忘れ物を取りに行っただけで）。未来は、子供が一瞬でいなくなるという現実を痛感し、青ざめます。

稽古を休んだ未来への座長の疑念

未来は颯太を探すため、劇団の稽古を休むことにします。座長の吉沢から電話がかかってきますが、未来は「あー風邪ひいたみたいでさ」「本当ゴメン！」と、事情を話さずに嘘をついて電話を切ってしまいました。当然、稽古場では吉沢が「休み？またか？」「ふざけたこと言ってんじゃねーぞ！！！！」と激怒します。

しかし、劇団員の理子が「でもお芝居大好きな未来さんですよ？」「理由もなくズル休みなんて…」「本当に体調悪いのかも」と未来を庇います。真も「確かに最近ちょっとらしくないっすよね…」と同調します。吉沢も、未来の様子が明らかにおかしいことには気づいているようで、「………………何かあったんならちゃんとキレっての」と、不器用ながらも彼女を案じている様子でした。

必死の捜索と優太の助け

最悪の事態（交通事故）を想像する未来

未来は「何の当てもなく捜すのはさすがにキツいな…」と焦ります。颯太のスマートウォッチは連携できず、新しくキッズケータイを買うお金もないという八方塞がりの状況。その時、遠くで人だかりができているのを見つけます。（事故！？）。未来は最悪の事態を想像し、現場へ駆け寄ります。

「颯太ッ！？」。幸い、それは「自損事故」で、颯太の姿はありませんでした。（誰も轢かれなくてよかった～）と安堵する未来。しかし、安堵と同時に（…もし颯太が事故に巻き込まれでもしたら私）と、言いようのない恐怖に襲われます。その時、携帯電話が鳴りました。相手は、保育園の優太（まー先生）でした。

優太からの電話と「一旦家に戻りな」という助言

優太は「あ未来？」「時間になっても登園してこないからどうしたのかなって」と、未来と颯太を心配して電話をくれたのです。未来は「優太くん…」「颯太がいなくなっちゃった…」と、ついに泣き崩れてしまいます。事情を聞いた優太は、「俺も捜すから未来は一旦家に戻りな」と冷静に指示を出します。「もしかしたら家の近くにいてひょっこり帰ってくるかもしれないだろ」。未来は「…分かった」と一度は承諾しました。

部屋に残る颯太の「当たり前」

しかし、未来は「やっぱり待ってるだけなんてできな」と、家に戻らずに再び捜し続けようとします。その時、足元で何かに躓いてしまいました。「痛ったあ」。未来が踏んだのは、颯太が遊んでいたおもちゃでした。（出しっぱなしで…）。アパートの部屋には、颯太が脱いだ服や、彼が使った食器がそのまま残っています。（ついこの前までは何の変哲もないただの独り身の部屋だったのに…）。未来は、その光景を見てハッとします。「そっかいつの間にか私の中で」「颯太との生活が当たり前になってたんだ」。

颯太の帰還と涙の理由

「ただいま」と涙の再会

未来が自分の心の変化に気づいた、まさにその時。ガチャリ、と玄関のドアが開く音がしました。そこに立っていたのは、服を汚し、不安げな表情を浮かべた颯太でした。「………………ただいま」。

「颯太！！！」。未来は颯太に駆け寄り、力いっぱい抱きしめます。「勝手にどこ行ってたの！？」「どれだけ心配したか分かってる！？」。安堵と恐怖が入り混じり、未来はつい颯太を強く叱ってしまいました。未来の剣幕に、颯太は「うわああああんっ」と大声で泣き出してしまいます。

颯太を連れて戻ってきた優太は「未来ちょっと待て！」「叱るなら理由聞いてからにしろ」。優太が「橋の上にいたのを見つけたんだ」、「自力で家に帰ろうとしてたんだって」と状況を説明してくれました。颯太は、未来とはぐれた後、一人で家に帰ろうとして迷子になっていたのです。

颯太が逃げ出した本当の理由

優太は颯太の擦りむいた手に手当てをし、「困った時はお互い様だろ」と、爽やかな笑顔で去っていきました。未来は、泣きじゃくる颯太に、もう一度優しく尋ねます。「待っててって言ったのにどうして守れなかったの？」。すると、颯太は衝撃的な理由を告白しました。「だってママがいなくなっちゃうから…」。

颯太は、未来があの大学生（呪文言ってた人）に「これどこでかったのってきかれた」ことを話します。そして、未来から「タイムスリップ…ひみつだよ」と言われたことを思い出しました。颯太は、秘密がバレると「ママといっしょにいられなくなっちゃう…」と思い込み、怖くなって必死に逃げ出したのです。

『おかえり』—母としての新たな決意

「目の前からいなくならないで」

「未来から来たことがバレないようにって」。未来は、颯太が自分の言いつけを健気に守ろうとしていたことを知り、涙ぐみます。「約束守ろうとしてくれたんだね」「ありがとう颯太」。未来は颯太を優しく抱きしめ、母親として一番大切なことを伝えました。「ママはね颯太が元気でいてくれることが一番大事なの」。「だから突然目の前からいなくならないで」。「毎日元気でここに帰ってきて」。

この温もりを未来の自分へ

颯太は「…うんっ」と、未来の胸の中で強く頷きます。未来は（今の私の役目は颯太が元の時代に帰るその日まで元気に育てることだ）と、母親としての決意を改めて固めました。未来は、笑顔で颯太に「ねぇもう一回『ただいま』って聞かせてくれる？」とお願いします。颯太は、元気いっぱいの声で「うんっただいま！」と答えました。「おかえり颯太」。未来は、颯太の温もりを確かめるように、強く抱きしめます。（この温もりを未来の自分に届けるんだ）。

一方その頃、もう一人の迷子

未来と颯太が感動の再会を果たしていた頃。二人と連絡先を交換した大学生・芥川のもとにも、未来から「颯太無事見つかりました！」という連絡が届いていました。彼は「見つかったんだよかった…」と安堵しますが、その瞬間、彼のスマートフォンの電池が切れてしまいます。「あっ電池が…」「ど…どうやって帰ろう…」。颯太を探して川沿いまで来ていた彼は、自分が今どこにいるのか分からなくなってしまったのでした。

【未来のムスコ～恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた！】6話を読んだ感想（ネタバレあり）

第6話は、息子の失踪という絶望的な状況から、親子の絆がより深く結ばれるまでを描いた、非常に感動的な回でした。颯太が必死に逃げた理由が、「秘密がバレたらママと一緒にいられなくなる」からだったという点に、涙を誘われます。4歳の子供が、未来との約束を守るためにどれほど怖かったかを思うと、胸が締め付けられました。

そして、未来の心情の変化も素晴らしかったです。颯太の捜索を通じて、部屋に残されたおもちゃや食器を見て、彼との生活が「当たり前」になっていたことに気づくシーン。失って初めてわかる、かけがえのない日常の大切さが痛いほど伝わってきました。

また、サポート役としての優太（まー先生）の存在感が、回を追うごとに増しています。未来がパニックになっている時に「一旦家に戻りな」と冷静に指示を出し、颯太を見つけ出し、理由も聞いた上で未来を諭す。まさに理想のパートナー像です。対照的に、座長の吉沢が未来の嘘の欠席理由に激怒しながらも、「何かあったんならちゃんとキレっての」と心配している不器用さも描かれており、人間関係の深みを感じました。最後の芥川くんのオチは、緊張した展開の中での完璧な息抜きになっていて最高でした。