復讐モノ

【未来は私の言う通り 復讐の占い師】4話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 藤堂恵は上司と不適切な関係を築き、婚約者の一也を「財布」として利用しながら、本命の恋人・拓斗と遊ぶという最低な本性が明らかになった
  • 全てを知らないまま絶望の淵に立たされた和香は、占い師の提案を受け入れ、25万円を払って恵を呪うことを決意した
  • 和香は占い師の導きのもと、黒い水晶に憎しみを込め、復讐のための恐ろしい儀式を開始した

【未来は私の言う通り復讐の占い師】第4話をネタバレありでわかりやすく解説する

前回、ついに憎い相手・藤堂恵を呪うことを決意した和香。第4話では、謎に満ちた呪いの儀式の完了と、復讐の舞台となる結婚式当日の様子が描かれます。いよいよ、壮絶な復讐劇の幕が上がります。

呪いの儀式、完了

和香が黒い水晶に手を当て、憎い相手である藤堂恵の姿を思い浮かべると、水晶からは禍々しい黒いオーラがもくもくと立ち上ります。そのおぞましい光景に、和香は息を呑むばかりです。

儀式は一瞬で終わったかのようで、占い師は「手を離してください」と静かに告げます。我に返った和香は、「えっ あの……」と戸惑いを隠せません。

「これで…呪えたんでしょうか…?」

あまりにあっけない儀式に、和香が半信半疑になるのも無理はありません。しかし、占い師は意味深な笑みを浮かべ、こう答えるのです。

「呪いのやり方なんて知らない方が幸せですよ」

その言葉は、これから起こる出来事の恐ろしさを静かに予感させます。

占い師からの奇妙な「お願い」

儀式が終わり、支払いについての話になります。占い師は「あなたの覚悟 決して無駄にはいたしませんから」と和香の決意を称え、「お支払いは現金で後払いでも結構です」と伝えます。

そして、占い師は意外な一面を見せます。おもむろに取り出したのは、スーパーの**「食パン引換券」**でした。「コレ集めてるんです」と少し照れたように話す姿は、先ほどまでのミステリアスな雰囲気とはかけ離れており、和香も少し拍子抜けします。

しかし、すぐに真剣な表情に戻った占い師は、和香にたった一つ、「お願い」をします。

「あの二人の結婚式には出席してください」 「そこで全部終わらせますので」

呪いは、結婚式の当日に発動する。その言葉を受け、和香は「わ…わかりました」と頷くしかありませんでした。

運命の日、3か月後の結婚式

屈辱の結婚式

そして、運命の日である3か月後。和香は、重い足取りで結婚式場へとやって来ました。元同僚たちは、彼女の姿を見つけるなりヒソヒソと噂話を始めます。

「今のって辞めた川瀬さんじゃない?」 「元カレの結婚式に来るなんて…どういう神経してんだろ」

冷たい視線と悪意のこもった囁きが、和香の心に突き刺さります。それでも彼女は、占い師の言葉を信じて、その場に耐え続けるのでした。

勝ち誇る新婦・恵

純白のウェディングドレスに身を包んだ新婦・恵が入場します。彼女は、人生の絶頂を迎え、満面の笑みを浮かべています。そして、招待客の中に和香の姿を見つけると、心の中で嘲笑うのです。

(うっそ あいつ本当に来ちゃった) (こんな所からあいつ見下ろせるなんて…あ〜快感)

和香の存在は、恵の優越感を満たすための最高のスパイスでしかありませんでした。

復讐の使者、現る

披露宴が進み、上司の祝辞などが終わります。屈辱的な時間を過ごす和香は、「なんであの子の幸せな姿を見ないとけないのよ……」と、涙をこらえきれずにいました。

その時、彼女の隣に、すっと一人の女性が座ります。見ると、そこにいたのは、あの占い師でした。黒いドレスをエレガントに着こなした彼女は、まるで復讐の女神のように、和香に微笑みかけます。

「美都さん……」 「アナタの呪いを彼女にかけにきました」

そして、披露宴のプログラムは、クライマックスである「新婦からご両親への手紙」へと移ります。マイクの前に立ち、手紙を広げる恵。

その瞬間、占い師は恵に向かって手をかざし、静かに、しかし力強く宣言しました。

「私はー」 「アナタの呪いよ 受け取りなさい」

一体、恵の身に何が起こるのか。壮絶な復讐劇の幕が、今まさに上がろうとしています。

【未来は私の言う通り復讐の占い師】4話を読んだ感想(ネタバレあり)

第4話は、静かな緊張感と、これから始まる復讐劇への期待感で満ち溢れた回でした。呪いの儀式があっけなく終わったかと思いきや、「知らない方が幸せ」という占い師の言葉が、逆にその恐ろしさを際立たせていてゾクッとしました。そして、まさかの「食パン引換券」のくだりには、思わず笑ってしまいました。ミステリアスな占い師の意外な一面が見られて、キャラクターの魅力がぐっと増したように感じます。

しかし、物語のハイライトは、やはり結婚式のシーンでしょう。元同僚からの冷たい視線に耐え、憎い相手の幸せな姿を見せつけられる和香の心境を思うと、本当に胸が締め付けられるようでした。この屈辱的な時間があったからこそ、後の復讐のカタルシスが何倍にもなるのだと思います。

そして、絶望する和香の前に颯爽と現れた占い師・美都さんの姿は、まさに救世主!「アナタの呪いをかけにきました」というセリフには、鳥肌が立ちました。いよいよ始まる、という高揚感と、一体どんな恐ろしいことが起こるのだろうというドキドキが止まりません。最高のタイミングで現れ、呪いの発動を宣言するラストシーンは、完璧なクリフハンガー。次号が待ちきれなくなる、最高の引きでした。

【未来は私の言う通り復讐の占い師】4話のネタバレまとめ

  • 和香の依頼を受け、占い師は藤堂恵を呪う儀式を完了させる
  • 占い師は和香に、呪いは3か月後の結婚式で発動すると告げ、必ず出席するよう指示する
  • 3か月後、和香は元同僚からの冷たい視線に耐えながら、恵と一也の結婚式に出席する
  • 披露宴の最中、絶望する和香の前に、ドレスアップした占い師・美都が現れる
  • 新婦の手紙の朗読が始まろうとする瞬間、美都は恵に向かって呪いの発動を宣言した

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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