【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】15話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

14話では、ナタリーが兄ロバートに「昔みたいに戻ろう」という身勝手な提案を突きつけられた直後、2年間眠り続けていた祖母キャサリンが目を覚ますという衝撃の報せがもたらされました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第15話をネタバレありでわかりやすく解説する
目覚めた祖母と真犯人の恐怖
「お母さん…」という祖母(キャサリン)のかすかな声を聞き、家族は「目覚めた!」「キャサリンが起きたぞ!」と騒ぎながら彼女の寝室へと駆け込みます。
しかし、その中で一人、真犯人であるモニカだけが「いやぁ!」と甲高い悲鳴を上げ、恐怖に顔を引きつらせていました。
何も知らない祖父は「どうしたんだ」「きっと孫に会いたかったのよ」と善意に解釈し、モニカに「おばあちゃんの横 座ってあげて」と優しく促します。
祖母の拒絶:「違う!」
モニカは恐る恐る、眠る祖母のベッドに近づきます。祖母がゆっくりと目を開け、その視線がモニカを捉えた瞬間、祖母は2年前の恐怖を思い出したかのように「あー!」と叫び声を上げました。
そして、モニカに向かって、はっきりと「違う!」と拒絶の言葉を発します。
家族は「お母さん何言ってるの?」「違うってどういう意味?」と混乱しますが、祖母は言葉にならないうめき声を上げ、怯え続けています。祖父は「早く医者呼んで」と指示を出しました。
ナタリーへの反応
そのとき、ナタリーがそっと祖母のそばへ寄り添います。「おばあちゃん、私だよ。ここにいるよ、ナタリーだよ」と優しく声をかけ、祖父も「ナタリーだよ、わかるか」と呼びかけました。
ナタリーの声に反応した祖母は、ゆっくりと彼女の方を見ます。しかし、祖母はナタリーの顔、あるいは彼女がガラスで負傷した「血まみれの手」を認識した瞬間、再び「あぁ…」と声を上げ、何かに怯えるように目を見開きました。
2年前、モニカに突き落とされたあの日の記憶と、ナタリーの手の血が重なり、祖母はナタリーが犯人だと誤解したままなのかもしれません。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】15話を読んだ感想(ネタバレあり)
祖母が目覚めるという、まさに天罰のような展開に息をのみました。真実を知る唯一の人物が戻ってきたのです。
モニカが祖母に近づいた瞬間に「違う!」と拒絶されたシーンは、これまでモニカの嘘に振り回されてきた読者にとって、少しだけ胸がすく思いでした。祖母の体は、犯人であるモニカをはっきりと覚えていたのです。
しかし、話はそう単純ではありませんでした。ナタリーが優しく声をかけたにもかかわらず、祖母はナタリー(の手の血)を見て再び怯えてしまいました。これは、2年前にナタリーが血まみれの祖母を抱きかかえていたため、祖母の中で「ナタリー=血=犯人」という誤った記憶が刷り込まれている可能性が非常に高いです。
せっかく祖母が目覚めても、真実が明らかになるどころか、ナタリーがさらに追い詰められるかもしれないという、新たな絶望を予感させる不穏な終わり方でした。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】15話のネタバレまとめ
- 2年間眠り続けていた祖母(キャサリン)がついに目を覚まします。
- 真犯人であるモニカは、祖母の目覚めに激しく動揺しました。
- 祖母は、近づいてきたモニカを認識すると、「違う!」と叫び、激しく拒絶反応を示します。
- 次にナタリーが優しく声をかけると、祖母はナタリーの姿(あるいは彼女の血まみれの手)を見て、再び何かに怯えたように目を見開きました。
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