2025.11.10

【灼かれる血と骨～絶縁された令嬢～】16話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説｜ナタリーの最後は？【Good short】

ずっちー

15話では、2年間眠り続けた祖母キャサリンがついに目覚めました。しかし、真犯人であるモニカを「違う！」と拒絶したものの、次にナタリー（の手の血）を見て怯えてしまい、真実が明らかになるどころか、ナタリーがさらに追い詰められる不穏な展開となりました。

この話は宣伝動画でよく流れてくるシーンなので気になる人は多いかもしれないですね。

Contents

【灼かれる血と骨～絶縁された令嬢～】第16話をネタバレありでわかりやすく解説する

祖母がナタリーを見て怯えた様子を見せた瞬間、兄のロバートは待っていましたとばかりにナタリーを突き飛ばしました。「こいつのせいでばあちゃんがこうなったんだよ！」と激しく罵倒します。

ナタリーは床に倒れ込みながら「違う、私じゃない」と否定するのが精一杯でした。

ロバートはさらにナタリーを追い詰めます。「じゃあなんでナタリーがいると、おばあちゃんはあんなに怯えるんだ？」と、ナタリーが原因であるかのように責め立てました。

しかし、そのとき祖父が「ロバート！」とロバートを制止します。「ナタリーがわざとキャサリンを傷つけるわけないだろう！」と、家族の中で唯一、ナタリーを強く擁護しました。

家族が口論する中、祖母は「うー…」と必死に何かを伝えようと苦しそうに声を上げます。しかし、真実を口にする前に、祖母はそのまま再び意識を失ってしまいました。

すぐに医師が呼ばれ、祖父が「話せますか？」と尋ねますが、医師は「まだ無理です」と首を振ります。

医師は「大丈夫です。ただ少しショックを受けてるだけ」「目覚ましただけでも奇跡ですから、しばらく休ませてください」と家族に告げました。真実を知る唯一の証人の口が、またしても閉ざされてしまったのです。

祖母の容態が落ち着いたのを見計らい、祖父は医師を呼び止めます。そして、第8話でガラスの破片を掴み、血を流していたナタリーを指差し、「ちょっと、彼女も見てください」と診察を依頼しました。

医師はナタリーの手当てをしようとしますが、第11話で床に転がり落ちた「義手」に気づき、その異様な状態に「なんてことだ…」と絶句します。

祖父が「どうした？」と尋ねると、医師は衝撃的な診断結果を告げました。

『普通の怪我じゃない。腕が無理やり引き裂かれたみたいな感じだ』

その言葉は、ナタリーが更生学校で受けた仕打ちが、家族の想像を遥かに超える凄惨なものであったことを示していました。医師の冷静ながらも衝撃的な診断に、家族（特に祖父）は戦慄し、言葉を失うしかありませんでした。

祖母が再び意識を失ってしまい、また真実が闇の中かと落胆した矢先、最後に特大の爆弾が投下されました。祖父がナタリーの怪我を心配して医師に診察を依頼するというファインプレーを見せてくれたおかげです。

兄ロバートの執拗な「ナタリー犯人説」には腹が立ちましたが、祖父が「ナタリーがわざと傷つけるわけない！」と毅然と言い返してくれたシーンには、祖父の深い愛情を感じました。

しかし、今回のハイライトは、医師の診断『腕が無理やり引き裂かれたみたいな感じだ』に尽きます。これは、ナタリーの告白を「嘘だ」「大げさだ」と一蹴してきた家族に対する、専門家からの決定的な「証拠」です。

ただの怪我や事故ではなく、「無理やり引き裂かれた」という言葉の響きが、ナタリーの2年間の地獄を物語っています。この重すぎる真実を突きつけられてもなお、アイザックやロバートが「嘘だ」と言い張るのか、それともついに自らの罪を認めるのか。次回の家族の反応から目が離せません。

◁前の記事はこちらから