【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】27話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

26話では、床に倒れたナタリーをダミアンが「大丈夫?」と優しく助け起こしました。その様子を見たモニカが「そんなに急がなくても」と皮肉を言うと、ダミアンは「俺と結婚した方が楽しいんじゃない?」とモニカに絡み、ナタリーへの非難を逸らします。しかし、ロバートやアレックスはダミアンがモニカに手を出したと誤解し、彼を非難しました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第27話をネタバレありでわかりやすく解説する
婚約指輪を見せびらかすモニカ
ダミアンの(モニカに対する)「俺と結婚した方が楽しいんじゃない?」という冗談めかした言葉に対し、母のポーリーンが慌てて二人の間に割って入ります。「そうじゃない。あなたは素敵よ。でもモニカはアレックスと婚約中なの」と、モニカを守るようにダミアンの前に立ちました。
モニカは、母に守られながら、これ見よがしにアレックスとの婚約指輪をダミアンに見せびらかします。
元婚約者のアレックスもダミアンを牽制するように歩み寄り、「大丈夫だ」とモニカを安心させようとしました。
ダミアンの選択:「パーソンズさんの方が魅力的だ」
家族全員から敵意を向けられたダミアンですが、全く悪びれる様子はありません。「はあ。本当に?」と肩をすくめると、嘲笑うかのように言い放ちます。
「でもこっちの方が俺に興味ありそうだけど。(笑い) 俺ノバックだし」
彼は、婚約指輪を見せびらかすモニカや、自分を牽制するアレックスを一蹴します。そして、「ならいいや。パーソンズさん(ナタリー)の方がずっと魅力的だし」と、ナタリーの方を真っ直ぐに見つめました。
未来の花嫁へのキスと両親の制止
ダミアンはそう言うと、ナタリーの顎に手を当て、クイッと持ち上げます。そして、彼女の顔に自分の顔を近づけ、そのままキスをしようとしました。
その瞬間、ダミアンの父が「ダミアン、やりすぎだ!」と、息子の行動を厳しく制止します。しかし、ダミアンは「未来の花嫁にキスしちゃだめなの?」と、平然と言い返しました。
ダミアンの母ソフィアも「ダミアン、やりすぎよ。ナタリー、ごめんね」と、息子の非礼をナタリーに謝罪します。ダミアンの父は「もう酔ってるな。連れてけ」と、ボディーガードにダミアンを部屋から連れ出すよう命じました。
ナタリーの感謝:「守ってくれてありがとう」
ボディーガードに両脇を抱えられ、部屋から連行されていくダミアン。その去り際に、これまで沈黙を守っていたナタリーが、初めて彼に向かって声をかけます。
「褒めてくれて、守ってくれて、ありがとう」
ナタリーは、ダミアンが(酔った上での行動とはいえ)自分を「魅力的だ」と褒め、モニカの皮肉や家族の非難から「守ってくれた」ことに対し、静かに感謝を伝えたのです。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】27話を読んだ感想(ネタバレあり)
第27話は、ナタリーとダミアンの関係性に大きな変化が見られた回でした。ダミアンは相変わらず泥酔して「ヤバい奴」として振る舞っていますが、彼の行動は一貫してナタリーを擁護しているように見えます。
モニカが婚約指輪を見せびらかしても全く動じず、「ナタリーの方が魅力的だ」と言い切り、キスまでしようとする姿は、彼が本当にナタリーに一目惚れしていることを示しているようです。
そして何より、ナタリーがダミアンに「守ってくれてありがとう」と感謝を伝えたシーンが印象的でした。彼女は、ダミアンの破天荒な振る舞いが、結果的に自分を家族の悪意から守る「盾」になってくれたことに気づいたのでしょう。
家族という地獄から逃げ込む先が、ダミアンという新たな地獄ではなかったのかもしれない。この「ヤバい男」が、ナタリーにとって初めての「味方」になるのではないかという、強い希望を感じさせる終わり方でした。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】27話のネタバレまとめ
- 母ポーリーンとアレックスは、ダミアンからモニカを守ろうとします。モニカは婚約指輪を見せびらかしました。
- ダミアンはモニカを一蹴し、「ナタリーの方がずっと魅力的だ」と公言します。
- ダミアンはナタリーの顎を持ち上げてキスをしようとしますが、ダミアンの両親に「やりすぎだ」と制止されます。
- ボディーガードに連行されるダミアンに対し、ナタリーは「褒めてくれて、守ってくれて、ありがとう」と感謝の言葉を伝えました。
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