【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】31話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

30話では、ダミアンがプールサイドで泣くナタリーを優しく慰め、二人の距離がわずかに縮まりました。一方、モニカは「ナタリーが金目当てで結婚する」と嘘を吹き込み、ロバートは再びナタリーへの信頼を失いますが、アレックスはモニカの言葉に疑念を抱き始めました。
【灼かれる血- 絶縁された令嬢~】第31話をネタバレありでわかりやすく解説する
結婚式当日と参列者の噂話
ついに、ナタリーとダミアンの結婚式当日がやってきます。ナタリーは純白のウェディングドレスを身にまとっていますが、その表情は硬く、幸せは見えません。
式場の参列者たちは、この政略結婚の犠牲者であるナタリーを見て、ひそかに噂し合っていました。「あれがノバック家のお嫁さん。かわいそうに」 「ノバック家の息子、甘やかされて育っただけのひ弱な坊ちゃんよ。自分の結婚式で酔っ払ってるし」
参列者の言葉通り、新郎のダミアンは式が始まってもなお、酔いが醒めていないかのような様子でした。
神父が厳かに誓いの言葉を述べ始めます。「ダミアン・ノバックさん、あなたはナタリー・パーソンズさんを妻とし、病めるときも健やかなるときも、富めるときも貧しいときも、ずっと愛し続けますか?」
ダミアンは、わずかな間を置いて、しかしはっきりとした口調で「はい、誓います」と答えました。
祖父の乱入:「ナタリーは結婚しない!」
続いて、神父がナタリーに向き直ります。「ナタリー・パーソンズさん、あなたはダミアン・ノバックさんを夫とし…」
神父が誓いの言葉を最後まで言い終えようとした、まさにその瞬間でした。
「やめろ!」
教会の扉が開き、鋭い叫び声が式場に響き渡ります。声の主は、ナタリーの唯一の味方である祖父でした。
祖父は、アイザックたちの企てを阻止するため、式場に乗り込んできたのです。彼は家族全員を睨みつけ、取り乱した様子で叫びました。
『ナタリーは結婚しない!』
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】31話を読んだ感想(ネタバレあり)
第31話は、息をのむような緊迫感のある回でした。ついに結婚式当日を迎え、ナタリーがこのまま地獄の結婚に突き進んでしまうのかと、読んでいるこちらも絶望的な気持ちになりました。
参列者たちも「かわいそうに」 と同情しており、この結婚がいかに異常であるかが客観的にも示されています。ダミアンが酔っ払いながらも「はい、誓います」 と答えたシーンは、彼が本当にナタリーを気に入っているのか、あるいは何も考えていないだけなのか、真意が読めず不気味ですらありました。
しかし、最後の最後で希望の光が差し込みました。祖父の乱入です。「やめろ!」 「ナタリーは結婚しない!」 という叫びは、ナタリーを救おうとする祖父の必死の抵抗であり、これ以上ないほど劇的な展開でした。
家族の非道な企てが、ついに白日の下に晒される時が来たのかもしれません。祖父がこの狂った結婚を本当に止められるのか、次回の展開が待たれます。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】31話のネタバレまとめ
- ナタリーとダミアンの結婚式が始まります。参列者は「かわいそうに」「結婚式で酔っ払ってる」と噂します。
- 神父の問いかけに対し、ダミアンは「はい、誓います」と答えました。
- 神父がナタリーに誓いを問いかけようとした瞬間、「やめろ!」という叫び声と共に祖父が式場に乱入します。
- 祖父は「ナタリーは結婚しない!」と叫び、結婚を阻止しようとしました。
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