【灼かれる血と骨 ～絶縁された令嬢～】39話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説｜ナタリーの最後は？【Good short】

38話では、ナタリーがモニカを本当に突き飛ばし、兄のロバートはモニカの嘘を信じてナタリーを非難しました。ナタリーが去ろうとすると、ロバートは彼女が持っていた祖父の治療計画書を奪い、床に散らばらせて踏みつけるという幼稚な妨害をしました。

【灼かれる血と骨 ～絶縁された令嬢～】第39話をネタバレありでわかりやすく解説する

ロバートの後悔とモニカの介入

ナタリーは、床に散らばった書類を拾い集めようとしながら、ロバートの非道な行いを非難します。「おばあちゃんの治療計画よ。何週間も検査してやっと先生たちが大丈夫って言ったのに、平気で潰すなんて。なんて人なの？」

「おばあちゃんの治療計画」という言葉を聞いたロバートは、自分がとんでもないことをしたと気づき、「知らなかった。ごめん」と謝罪します。

しかし、そこへモニカが「ロバート、何してるの？」と非難するように割って入りました。 モニカは「これ以上ナタリーを傷つけないで。あとは私が見るから」と、ロバートをその場から追い払います。

祖父の治療計画書とモニカの狂気

ロバートが立ち去ったことを確認すると、モニカはすぐに本性を現します。彼女はナタリーが拾い集めた治療計画書を再び奪い取り、空中へと放り投げました。

モニカは「すごい治療計画だけど、もうおばあちゃんにはいらないかもね」と不吉な言葉を呟きます。 ナタリーが「やめて！」と叫びながら必死に書類を拾い集めていると、モニカの目に、そばにあった棚と、その上に置かれた金槌（かなづち）が留まります。

モニカは、ナタリーへの憎悪を心の中で爆発させます。（ちょっと押しただけで誰も私を疑わないし。自分から突っ込んだだけ。イケメンの旦那もノバックの株も、あんたにふさわしくない！）

次の瞬間、モニカはナタリーに向かって、その重い棚を力いっぱい突き倒しました。 「ああ！」というモニカの悲鳴が、病院の廊下に響き渡ります。

【灼かれる血と骨 ～絶縁された令嬢～】39話を読んだ感想（ネタバレあり）

第39話は、モニカの狂気が頂点に達した、あまりにも恐ろしい回でした。ロバートが「治療計画」という言葉を聞いて一瞬でも良心を取り戻し、「ごめん」 と謝罪したことに、わずかな希望を感じました。

しかし、そのロバートを追い払い、ナタリーが必死で集めた祖父の大切な治療計画書を再び空中に放り投げるモニカの姿 は、悪魔そのものです。

そして何より、ナタリーに向かって金槌が置かれた棚を突き倒すという、明確な殺意を持った行動 には戦慄しました。「イケメンの旦那もノバックの株も、あんたにふさわしくない！」 という心の声は、彼女の動機が純粋な「嫉妬」であることを示しています。

最後に自ら悲鳴を上げる 計画性も含め、モニカの狂気がナタリーの命を奪ってしまうのではないかと、恐怖で終わる回でした。

【灼かれる血と骨 ～絶縁された令嬢～】39話のネタバレまとめ

• ナタリーが踏みつけられた書類が祖父の「治療計画書」だと知り、ロバートは「ごめん」と謝罪します。
• モニカはロバートを追い払い、ナタリーが拾い集めた計画書を「もうおばあちゃんにはいらないかもね」と再び床にまき散らします。
• モニカは、ナタリーの幸せ（夫と株）への嫉妬から、「あんたにふさわしくない！」と叫び、彼女に向かって金槌が置かれた重い棚を突き倒します。
• 最後にモニカは、自ら「ああ！」と悲鳴を上げ、ナタリーが事故に遭ったかのように偽装しました。

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コマさん（koma）

野生のライトノベル作家

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社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》