【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】40話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

39話では、ロバートが一度はナタリーに謝罪したものの、モニカの嘘によって再びナタリーを拒絶しました。モニカはナタリーが拾い集めた祖父の治療計画書をまき散らし、最後には「あんたにふさわしくない!」と、金槌が置かれた重い棚をナタリーに向かって突き倒すという凶行に出ました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第40話をネタバレありでわかりやすく解説する
ダミアンの登場とモニカへの警告
ナタリーに向かって重い棚が倒れ込もうとした、まさにその間一髪の瞬間、夫のダミアンが現れ、棚が倒れるのを阻止します。 モニカは予期せぬ邪魔者の登場に「ちょっと何?」と動揺しました。
ダミアンはモニカを押しのけ、床に座り込むナタリーに「なんでここにいるの?」と優しく手を差し伸べます。
ナタリーを立ち上がらせると、ダミアンはモニカに向き直り、これまでの泥酔した演技とは別人のような、冷たく鋭い口調で警告しました。
「また妻に手を出してみろ。今度は本当にその手を切り落とすぞ」
ダミアンはシニカルに笑うと、呆然とするモニカを残し、ナタリーの手を引いてその場を静かに去っていきます。
嫉妬に狂うモニカ
残されたモニカは、ナタリーがまたしても地獄に落ちなかったことに激しく取り乱します。「なんであの甘やかされ野郎がナタリーを守るのよ!」
「あの子は地獄に落ちてるはずなのに、なんでイケメンといちゃついてるわけ? どうなってんの? マジでむかつく!」
モニカは、自分の思い通りにならない現実とナタリーへの嫉妬に、ただ叫ぶことしかできませんでした。
ダミアンの「演技」とナタリーのキス
場面は変わり、ナタリーはダミアンに「助けてくれて本当にありがとう」と心から感謝を伝えます。
ダミアンは「当たり前だろ。君は俺の妻だよ。ノバック家にたてつくヤツなんて許さないし」とナタリーを守ることを誓います。 そして、彼は「まあ、世間的には親の金で生きてるお騒がせ息子かもしれないけど」と、いつものようにおどけてみせました。
しかし、ナタリーはそんなダミアンの言葉を遮るように、彼の頬に手を添え、静かにキスをします。
「私はそんな風に思ってない。私の前では無理しないで」
ナタリーは、ダミアンが世間の評判通りの「ダメ息子」ではなく、自分を守るためにあえてそう振る舞っていることを見抜いていたのです。
ダミアンは、自分の「演技」が完全に見破られていたことに「え? なんで? どうしてわかった?」と、素の表情で激しく困惑するのでした。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】40話を読んだ感想(ネタバレあり)
第40話は、ダミアンがただの「ヤバい奴」ではなく、ナタリーにとっての真の「ヒーロー」だったことが判明する、最高の回でした。
モニカが棚を倒すという最悪の瞬間に現れ、ナタリーを守るシーンは、まさに王子様のようでした。 そして、モニカへの「今度は本当にその手を切り落とすぞ」 という冷たい警告。これまで泥酔したフリをしていた彼が、ナタリーを守るために本性を現した瞬間に、読んでいるこちらも震えました。
モニカが「なんでイケメンといちゃついてるわけ?」 と嫉妬に狂う姿は、彼女の計画が崩れ始めたことを示しており、非常に痛快です。
最大の見どころは、やはり最後のシーンです。ナタリーがダミアンの「演技」を見抜き、「私の前では無理しないで」とキスをする場面 は、あまりにも美しく、感動的でした。ナタリーは初めて心から信頼できる相手を見つけ、ダミアンもまた、自分の素顔を唯一受け入れてくれる存在に出会ったのです。二人の関係が、偽りの政略結婚から「本物」の絆に変わった瞬間だと感じました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】40話のネタバレまとめ
- モニカがナタリーに棚を倒そうとした瞬間、ダミアンが間一髪で助けに入ります。
- ダミアンはモニカに対し、「また妻に手を出してみろ。今度は本当にその手を切り落とすぞ」と冷たく警告しました。
- モニカは、ナタリーがダミアンに守られていることに「マジでむかつく!」と嫉妬を爆発させます。
- ナタリーは、ダミアンが「ダメ息子」を演じていることを見抜き、「私の前では無理しないで」と彼にキスをします。
- ダミアンは、自分の演技が見破られていたことに「どうしてわかった?」と激しく困惑しました。
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