【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】42話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

41話では、ナタリーがダミアンの「ダメ息子」の演技を見抜き、「私の前では無理しないで」と彼にキスをしました。ダミアンは「家族がイカれてるから」と演技の理由を告白します。そして、ダミアンは「でも、なんで彼女(モニカ)は君を殺したがるわけ?」と、モニカの異常な憎しみの理由をナタリーに尋ねました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第42話をネタバレありでわかりやすく解説する
明かされる「取り違え」の真実
ダミアンの「なぜ彼女は君を殺したがるのか?」という問いに対し、ナタリーはついに全ての真実を打ち明けます。
「私たちが生まれた時、取り違えられたの」
ナタリーは、自分が持っていた令嬢としての立場は「本当は彼女(モニカ)のものだった」と説明し、「だからちょっと気持ちはわかる」と、モニカへの同情さえ見せました。
しかし、ダミアンはその言葉を強く否定します。「は? でも君は赤ちゃんだった。君だって被害者だよ。あれは病院のミスだろ?」と、ナタリーには何の罪もないことをはっきりと告げました。
ナタリーも、「でもどうして、おばあちゃんまで狙ったのか、それだけはわからない」と、モニカの凶行(祖母転落事件)への疑問を口にします。 ナタリーは「彼女が突き飛ばしたのに、みんな私のせいだと思ってる。私そんなこと絶対しない」と、ダミアンに無実を訴えました。
ダミアンの誓い:「君は一人じゃないから」
全ての真実を聞いたダミアンは、祖母が意識不明である理由を理解します。 彼はナタリーを力強く励ましました。「ナタリー。俺の仲間に調べさせるよ。いいかい? 君は一人じゃないから」
ダミアンの優しさに触れ、ナタリーはずっと疑問に思っていたことを尋ねます。「ダミアン、ちょっと聞いてもいい? なんで私と結婚したの? 私なんて…」
ダミアンは、彼女の不安を打ち消すように、まっすぐな言葉を返します。「優しくて、賢くて、息をのむほどきれいだから」 ナタリーが「でも他にもっといい人いたでしょ」と食い下がっても、ダミアンは「いや、いない。俺には君しか見えなかったよ」と断言しました。
「俺がその未来を叶えるから」
ダミアンは、ナタリーの本当の価値について語り始めます。「君の強さ、何度も立ち直るその姿、本当に心打たれた」 「君のことを理解できない人たちなんて、ただの盲目だよ」と、彼女の尊厳を傷つけてきたパーソンズ家を暗に非難します。
そして、彼はナタリーを抱きしめ、最高の誓いを立てました。
「ナタリーはもっと幸せになるべきだ。俺が昼も夜もかけて、その未来を叶えるから」
その言葉に、ナタリーは「何ももう押さなくていい。そばにいてくれるだけで十分」と、心からの信頼を寄せます。 二人は、お互いが唯一の理解者であることを確かめ合うように、深いキスを交わしました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】42話を読んだ感想(ネタバレあり)
第42話は、これまでの全ての苦しみが報われる、涙なしには読めない回でした。ダミアンが、ナタリーがずっと抱えてきた「取り違え」と「濡れ衣」の真実を受け止め、「君だって被害者だよ」 と断言してくれたシーンは、ナタリーがどれほど救われたかと思います。
そして、ダミアンの告白。「俺には君しか見えなかったよ」 「君の強さ、何度も立ち直るその姿、本当に心打たれた」 。彼は、ナタリーの義手や「偽物」というレッテルではなく、彼女の内面にある不屈の精神にこそ惹かれていたのです。
「俺が昼も夜もかけて、その未来を叶えるから」 という誓いは、これまで読者がずっとナタリーに願っていた未来そのものです。
「そばにいてくれるだけで十分」 と答えたナタリー。地獄の政略結婚から始まった二人が、お互いの演技(ダメ息子と諦めた花嫁)を脱ぎ捨て、本当の愛を見つけた瞬間に、心の底から感動しました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】42話のネタバレまとめ
- ナタリーはダミアンに、自分が「取り違えられた」こと、そして祖母を突き落としたのはモニカであるという全ての真実を告白します。
- ダミアンは「君だって被害者だよ」とナタリーを擁護し、「俺の仲間に(真相を)調べさせる。君は一人じゃない」と約束します。
- ナタリーが結婚した理由を尋ねると、ダミアンは「優しくて、賢くて、きれいだから」「君の強さ、何度も立ち直る姿に心打たれた」と告白します。
- ダミアンは「ナタリーはもっと幸せになるべきだ。俺がその未来を叶える」と誓い、ナタリーも「そばにいてくれるだけで十分」と応え、二人はキスを交わしました。
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