【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】43話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

42話では、ナタリーがダミアンに「取り違え」と「祖母転落事件(モニカが犯人)」の全ての真実を告白しました。ダミアンは「君だって被害者だよ」「俺が未来を叶える」とナタリーの全てを受け入れ、二人は本当の夫婦として固い絆で結ばれました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第43話をネタバレありでわかりやすく解説する
衝撃の真実:偽証メイド・タミーの正体は「モニカの実母」
ナタリーとダミアンが幸せを確かめ合っていた裏で、物語を揺るがす恐ろしい計画が進んでいました。モニカの部屋を、ひとりの女性が恐る恐る訪ねてきます。その人物は、第9話で「モニカを傷つけたのはあの子です」と証言をしたメイドのタミー・ブラックメイルでした。
タミーは「早く言いなさい。バレたら私たち終わりよ」と、モニカと何らかの共犯関係にあることを示します。
すると、モニカはタバコをふかしながら、タミーに向かって衝撃の一言を放ちます。『ママ』
あのメイドのタミーこそが、モニカの実の母親だったのです。
モニカの新たな凶行:「ナタリーを完全に消す」計画
モニカは、実の母であるタミーに「まだ地元のあの男とつながってる? ドラッグで10年無償暮らしの」と尋ねます。 タミーが「トニー・ホームズのこと?」「裏稼業に戻ってるわ」と答えると、 モニカは冷酷な命令を下しました。
「ナタリーを完全に消す仕事。あいつなら乗ってくると思う?」
タミーは「彼女を売るってこと?」と驚愕します。 モニカは「知らないし興味もない。どうせどっかの変態でしょ」と嘲笑い、「今度は絶対逃げられないように、足をへし折っておいて」と、常軌を逸した残忍な指示まで付け加えました。
狂気の動機:「あいつが消えるまで私は終わらない」
タミーは「なんでそこまでするの? もう全部手に入れたじゃない。家族も婚約者も金も」と、娘の狂気をいさめようとします。
しかし、モニカのナタリーへの憎悪は、もはや誰にも止められません。「あの女(ナタリー)が生きてる限り、 私たちに平穏なんてないのよ!」 「今のままじゃ全然足りない。あいつのものは私のもの。でもあいつが消えるまで私は終わらない!」と、ナタリーのすべてを奪い尽くすまで満足しない、異常な独占欲と嫉妬を爆発させました。
モニカとタミーの歪んだ親子関係
タミーは「モニカ、やりすぎよ。嫌な予感しかしない。因果応報って本当にあるんだから」と、娘の凶行を恐れます。
すると、モニカは母親のタミーを激しく罵倒し始めました。「あんた、本当に私の母親?」「あんたがドラッグや男に必死な間、私は飢えてたのよ! 今更良心が芽生えたって笑わせないで!」
モニカは、自分を捨てて男とドラッグに溺れていた実の母親を、道具として利用しているに過ぎませんでした。タミーは娘の罵倒に何も言い返せず、「わかったわ。で、何をすればいい?」と、ついに計画の実行を受け入れます。
計画の実行と新たな目撃者
モニカは「今すぐ、トニーに連絡して」と命じ、タミーも「わかったわ」と承諾します。
用件を済ませたモニカが部屋を去ろうと扉を開けた、その瞬間。彼女の目の前に「誰か」が立っていました。 モニカは、自分たちの恐ろしい計画が聞かれてしまったことに気づき、驚きの表情で固まってしまいます。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】43話を読んだ感想(ネタバレあり)
第43話は、ナタリーとダミアンがようやく幸せを掴んだというのに、その裏でモニカの狂気が頂点に達していたという、最悪の展開でした。
まず、あの偽証メイドのタミーが、まさかモニカの実の母親だった という事実に、言葉を失いました。パーソンズ家を乗っ取るというモニカの計画は、実の母親と共謀した、あまりにも悪質で計画的なものだったのです。
そして、モニカの凶行がエスカレートしすぎです。「ナタリーを完全に消す」 だけでも恐ろしいのに、「どっかの変態に売る」 「足をへし折っておいて」 など、その指示は人間の所業とは思えません。彼女のナタリーへの憎しみは、もはや嫉妬というレベルを超えています。
最後の「目撃者」の登場 には、少しだけ希望を感じました。この恐ろしい計画を知ったのは一体誰なのか。兄のロバートか、それとも元婚約者のアレックスか。いずれにせよ、モニカの破滅の足音が、ようやく聞こえてきた気がします。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】43話のネタバレまとめ
- 第9話で偽証したメイドのタミーは、モニカの実の母親だったことが判明します。
- モニカはタミーに、裏稼業の男(トニー・ホームズ)を使ってナタリーを「完全に消す」よう指示しました。
- 計画はナタリーを「変態」に売り飛ばし、さらに「足をへし折る」という非道なものでした。
- モニカは「あいつが消えるまで私は終わらない」と、ナタリーへの異常な憎悪を見せます。
- モニカが部屋を出ようとした際、扉の前にいた「誰か」に計画を聞かれた可能性が示唆されます。
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