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【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】49話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

ずっちー

48話では、ナタリーがモニカを問い詰めているところに家族が駆けつけ、母のポーリーンがモニカを守るため、ナタリーの頭を花瓶で殴打するという衝撃的な凶行に出ました。頭から血を流すナタリーに対し、ポーリーンは「どうしようもなかったの」と言い訳をしました。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第49話をネタバレありでわかりやすく解説する

家族の醜い言い訳

頭から血を流して倒れたナタリーに、兄のロバートが手を差し伸べます。しかし、ナタリーは「触らないで」と、その手を振り払いました。

するとロバートは、「モニカに飛びかからなきゃ、こんなことにはならなかっただろう!」と、母親が花瓶で殴ったことまでナタリーのせいであるかのように非難します。 殴った張本人である母ポーリーンも、「そうよ。私そんなつもりじゃなかったの」と、見苦しい言い訳を始めました。

ナタリーは、その言葉を「そんなつもりじゃなかった?いつもそればっかりね」と、冷たく一蹴します。

夫ダミアンの登場:「妻に手を上げているのか?」

家族がナタリーを取り囲む絶望的な状況の中、夫のダミアンが駆けつけます。「なんだこれは。妻に手を上げているのか?」と、低い声でパーソンズ家を牽制しました。

ダミアンはすぐにナタリーのそばに駆け寄り、血を流す彼女の姿を見て、「大丈夫か? 1人で来させるんじゃなかった」と、後悔の念を口にします。

アイザックの絶縁宣言とダミアンの反論

ダミアンはナタリーの無事を確認すると、父アイザックに向き直り、「パーソンズさん。自分の娘に何してるんです?」と、厳しく問い詰めました。

すると、アイザックは「娘だと?」と激昂。「そいつは裏切り者だ。 冷酷な蛇だよ。俺の娘なわけがない。絶対にな」と、ナタリーとの家族関係を公然と、そして完全に否定しました。

その言葉を聞いたダミアンは、即座に言い返します。

『娘じゃないと言うなら、彼女はノバック家の人間だ。あなたが口出しする権利はもうない』

ダミアンは、アイザックが捨てた「娘」を、ノバック家の「妻」として法的に守ることを宣言したのです。

祖母を連れて帰る決意

ダミアンという絶対的な味方を得たナタリーは、パーソンズ家に対し、自らの意志を告げます。「今日はおばあちゃんを連れて帰る。この家に置いておけない」

しかし、ロバートが「殺人未遂で疑われてるくせに、連れ出せると思ってるのか?」と、ナタリーの行く手を阻みます。

アイザックも「俺の母を傷つけ、息子も娘も殴って。もうお前とは終わりだ」と、ナタリーが全ての加害者であるかのように決めつけ、彼女に掴みかかろうとしました。 しかし、そのアイザックの腕をダミアンが制止します。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】49話を読んだ感想(ネタバレあり)

第49話は、ナタリーがパーソンズ家という呪縛から、ついに法的に解放される、非常に痛快な回でした。

花瓶で殴っておきながら「そんなつもりじゃなかった」 「モニカに飛びかからなきゃ」 と、全ての責任をナタリーに押し付けるポーリーンとロバートの醜さには、もはや言葉もありません。

しかし、そこにダミアンが駆けつけた瞬間、空気が一変しました。「妻に手を上げているのか?」 というセリフは、ナタリーにとってどれほど心強かったことでしょう。

そして、アイザックの「俺の娘なわけがない」 という絶縁宣言。それに対するダミアンの「娘じゃないと言うなら、彼女はノバック家の人間だ。あなたが口出しする権利はもうない」 という切り返しは、完璧としか言いようがありません。アイザックがナタリーを「捨てた」ことで、ナタリーはノバック家の人間として、パーソンズ家の支配から完全に自由になったのです。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】49話のネタバレまとめ

  • 母ポーリーンに花瓶で殴られたナタリーは、ロバートとポーリーンから「お前がモニカに飛びかかったせいだ」と非難されます。
  • 夫のダミアンが駆けつけ、「妻に手を上げているのか?」とパーソンズ家を牽制し、ナタリーを保護します。
  • 父アイザックが「そいつは俺の娘なわけがない」と絶縁を宣言すると、ダミアンは「娘じゃないと言うなら、彼女はノバック家の人間だ。あなたが口出しする権利はもうない」と言い返します。
  • ナタリーは「おばあちゃんを連れて帰る」と宣言しますが、ロバートとアイザックは「殺人未遂犯」として、それを阻止しようとしました。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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