復習モノ

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】51話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

ずっちー

50話では、父アイザックがナタリーに拳銃を向け、「おばあちゃんは連れて行かせない」と脅迫しました。ナタリーは「絶対迎えに来るから」と誓い、夫のダミアンがアイザックに対し「ああ、そうだ。それともう一つ」と、何か重要な宣言をしようとする場面で終わりました。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第51話をネタバレありでわかりやすく解説する

ダミアンの報復:「全プロジェクト打ち切り」

ダミアンがアイザックに告げようとした「もう一つ」のこと。それは、パーソンズ家にとって致命的な報復でした。

ダミアンは、アイザックに向かって静かに、しかしはっきりと宣言します。「ノバック社はパーソンズ・グループとの全プロジェクトを即時打ち切る」

アイザックは、倒産寸前の会社が完全に終わることを意味するその言葉に、「(笑い)でたらめだろ。はったりかよ。お前にそんな権限あるはずない」と、現実を受け入れられません。

ダミアンは「本気だ」と冷たく言い放ちます。「妻を傷つけておいて、無傷で帰れると思わない方がいいぞ。よく考えろ」と、ナタリーを侮辱し続けたアイザックに、強烈な警告を与えました。

ナタリーの宣戦布告とモニカの狂気

ダミアンに続き、ナタリーも妹のモニカに向き直ります。「もうすぐバレるわよ。今のうちに主役気分を味わっておきなさい」と、モニカの嘘が暴かれる日が近いことを堂々と宣戦布告しました。

モニカは、ナタリーのその余裕ある態度に、心の中で「そんな日は絶対にこない。誰一人逃がさない。ナタリーも、お前も、全員だ!」と、さらなる凶行への憎悪を募らせます。

新たな脅威:おばあちゃんが人質に

場面は変わり、ナタリーがノバック家の自室で読書をしていると、彼女のスマートフォンに一通の通知が届きます。

ナタリーがその通知を開くと、そこには衝撃的な写真が添付されていました。「何これ? 嘘でしょ。おばあちゃん?」

写真は、病院にいるはずの祖母(キャサリン)が、どこかの暗い場所で椅子に拘束されているというものでした。 そして、写真には「コーンウォール山」という場所が示されています。

モニカが実母タミーと裏稼業の男トニーを使い、ついに祖母を病院から誘拐したのです。ナタリーは祖母を救うため、急いで家を飛び出し、一人で車に乗り込みエンジンをかけました。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】51話を読んだ感想(ネタバレあり)

第51話は、前半の痛快な逆転劇から一転、後半は息をのむような新たな絶望が描かれました。

まず、ダミアンの「全プロジェクト打ち切り」 という報復は、これ以上ないほどスカッとするものでした。ナタリーを「偽物」と罵倒し続けたアイザックが、今やその「偽物」の夫によって会社の息の根を止められようとしているのです。「妻を傷つけておいて、無傷で帰れると思うな」 というセリフは、ダミアンの本気度が伝わってきて最高でした。

ナタリーの「今のうちに主役気分を味わっておきなさい」 というモニカへの宣戦布告も、彼女の強さを感じさせます。

しかし、モニカの狂気は私たちの想像を遥かに超えていました。祖母が真実を話す前に、病院から誘拐し人質にする という凶行に出たのです。ナタリーが一人で危険な「コーンウォール山」へ向かってしまいましたが、これがモニカの罠であることは明らかです。ナタリーの身が心配でなりません。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】51話のネタバレまとめ

  • ダミアンは、ナタリーを傷つけた報復として、アイザックに「ノバック社とパーソンズ・グループの全プロジェクト打ち切り」を通告します。
  • ナタリーもモニカに対し、「もうすぐバレるわよ」と宣戦布告します。
  • モニカは、祖母を病院から誘拐し、椅子に拘束した写真をナタリーに送りつけます。
  • ナタリーは祖母を救うため、写真に示された場所(コーンウォール山)へ一人で向かいました。

◁前の記事はこちらから

あわせて読みたい
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】50話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】50話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

▷次の記事はこちらから

あわせて読みたい
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】52話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】52話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

ABOUT ME
コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
記事URLをコピーしました