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【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】55話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

ずっちー

54話では、ナタリーを救出するために夫のダミアンがSPを引き連れてコーンウォール山へ向かいました。一方、ナタリーはモニカから「DNA鑑定は買収による嘘」であり、ナタリーこそが「本物のパーソンズ家の娘」であるという衝撃の真実を告げられました。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第55話をネタバレありでわかりやすく解説する

モニカの嘲笑:「壊れた娘が実は本物だって知ったら?」

山奥の物置で、縛られたナタリーに対し、モニカのサディスティックな嘲笑が続きます。「かわいそうに。本当の家族に牙を剥くなんてね。お互い手足引きちぎってさ。文字通りってやつ」 と、ナタリーの義手の傷をえぐります。

モニカは「ねえ、想像してみて」と、ナタリーをさらにいたぶる言葉をかけました。「あのパパとママが、捨てて壊れた娘(ナタリー)が実は本物の娘だって知ったら?」 「ポーリーン(母)なんてヒネヒネに弱ってるし、知った瞬間にそのままぶっ倒れるかもね」と、家族が破滅する様子を想像して楽しんでいました。

彼女は「パーソンズたちが私の手のひらで踊ってるの見るだけで、たまんないわ」と、自らの歪んだ支配欲に酔いしれます。

嫉妬の告白:「なんであんたばっかり!」

ナタリーは、そんなモニカに「このクソ女!」と怒りをぶつけます。 するとモニカは、ナタリーの頬を激しく平手打ちしました。「おっと、お姫様。言葉遣いがなってない」と、余裕の笑みを浮かべます。

そして、モニカはナタリーへの憎しみの根源が、純粋な「嫉妬」であることを告白しました。

「本当はね、パーソンズ家から追い出したときに見逃してやろうと思ってたの」

「でも、今じゃ街一番の金持ち(ダミアンの妻)。なんであんたばっかり!」

ナタリーが自分から全てを奪った(と思い込んでいる)だけでなく、自分以上の幸せを手に入れたことが、モニカには許せなかったのです。

人身売買業者トニー・ホームズの登場

モニカは「連れてきな!」と叫び、実母タミーが手配した裏稼業の男、トニー・ホームズを物置に呼び入れます。

トニーは縛られたナタリーを見て、「かわいい顔してんじゃん。これは高く売れそうだ」と、彼女を品定めしました。 ナタリーが「あんた誰? 何が目的?」と怯えると、 モニカは「ただ、特別な場所に 運ぶだけ」と言い、ナタリーが縛られた椅子を容赦なく床に突き倒します。

モニカはトニーに「運ぶだけ。余計なことしたらあんたもただじゃおかない」と釘を刺し、その場を去っていきました。

絶体絶命の危機とダミアンの接近

物置に二人きりになったトニーは、モニカの警告など意にも介さず、邪悪な笑みを浮かべます。「心配すんなって。ちゃんといい家、見つけてやるよ。でもその前に、 ちょっとだけ楽しませてもらうぜ」

トニーはそう言うと、ズボンのベルトを外し、床に倒れたナタリーに襲いかかろうとします。

ナタリーは「助けて! お願い! 汚い手で触らないで! 来ないで!」と、必死に助けを求め、絶叫しました。

その頃、山を捜索していた夫のダミアンは、遠くから聞こえる妻の悲痛な叫び声を微かに聞きつけます。「ナタリー!」

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】55話を読んだ感想(ネタバレあり)

第55話は、モニカの狂気が頂点に達した回でした。彼女の動機が、結局はナタリーが「本物」であることへの劣等感と、「なんであんたばっかり!」 という純粋な嫉妬だったことが明らかになり、その小物感と凶悪さのギャップが恐ろしすぎます。

「看護師を買収」「AIで写真作成」そして「人身売買業者への売却」と、彼女の犯罪がエスカレートしていく様子に戦慄しました。

トニーがベルトを外すシーン は最悪の展開で、ナタリーの「汚い手で触らないで!」 という絶叫が本当に痛々しかったです。

最後の最後でダミアンが叫び声を聞きつける という、王道のヒーロー展開に息をのみました。ダミアンが間に合うのか、一刻の猶予もない状況にハラハラさせられます。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】55話のネタバレまとめ

  • モニカは、パーソンズ家が「本物の娘(ナタリー)」を捨てたと知った時の反応を想像し、歪んだ支配欲に浸ります。
  • モニカは、ナタリーが「街一番の金持ち(ダミアンの妻)」になったことへの強烈な嫉妬から、「とどめを刺す」ことを決意していました。
  • モニカは、実母タミーが手配した人身売買業者トニー・ホームズを呼び出し、ナタリーを「特別な場所に運ぶ」よう指示して去ります。
  • 残されたトニーは「楽しませてもらう」とベルトを外し、ナタリーを襲おうとします。
  • ナタリーの絶叫を、山で捜索していた夫のダミアンが聞きつけました。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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