【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】58話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

57話では、ナタリーを救出したダミアンが「始末しろ」と犯人への報復を命じました。しかし、モニカが起こした山火事が急速に拡大。ダミアンの父が「チームを倍にしろ!」と救出を命じる中、現場のナタリーとダミアンは「山火事に囲まれた」と、絶体絶命の危機に陥っていました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第58話をネタバレありでわかりやすく解説する
炎の中の脱出:「夜まで持たない」
猛烈な山火事に囲まれ、ダミアンの部下は「(咳き込む)煙が濃くて、熱もひどい」と苦しみます。 部下は「ダミアン、一度キャビン(小屋)に戻りましょう。そこで救助を待ちましょう」と、一度退避することを提案しました。
しかし、ダミアンは冷静に状況を判断します。「いや、夜まで持たない。あの小屋もすぐ燃え尽きる」 彼は、その場に留まることは死を意味すると理解し、「行くぞ!」と部下とナタリーを率いて、燃え広がる森の中を突き進む決断をします。
途絶えた連絡と父の焦り
その頃、ノバック家のリビングでは、ダミアンの父が必死に救出作戦の指揮を執っていました。しかし、女性の部下から「旦那様、ダミアン様と連絡が取れません」という最悪の報告が入ります。
ダミアンの父は「何だと! どうして!」と激しく取り乱します。 部下は「火の勢いが早すぎて、電波が届きません」と、通信が途絶したことを伝えました。
パーソンズ家の反応とモニカの目論見
一方、パーソンズ家にもナタリーたちの遭難の報せが届いていました。メイドが「ナタリー様と旦那様が火災区域で行方不明みたいです!」とリビングに駆け込んできます。
その場にいた兄のロバートは、「ナタリーとダミアン、コーンウォールにいるんだ! 父さん、助けに行かないと!」と、ナタリーの身を案じて激しく動揺します。
その緊迫した空気の中、全ての元凶であるモニカが、何も知らないかのように帰宅しました。 彼女は、リビングにいた実の母親であるメイドのタミーと一瞬だけ目を合わせます。 それは、全てが計画通りに進んでいることを確認し合うかのような、不気味な意思疎通でした。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】58話を読んだ感想(ネタバレあり)
第58話は、ダミアンの冷静な判断力と、モニカの恐ろしい計画性が対照的な回でした。山火事という絶体絶命の状況で、「小屋に戻っても持たない」 と即座に判断し、炎の中を突き進む決断をしたダミアン に、彼のリーダーとしての強さを感じました。
その一方で、パーソンズ家のシーンは寒気がします。ロバートが「助けに行かないと!」 と、今やナタリーのことを本気で心配している(ように見える)のに対し、帰宅したモニカは、実母タミーとアイコンタクト を交わしていました。
山火事すらも、ナタリーを「完全に消す」ための彼女の計画の一部だったのではないか。そう思わせるほど、モニカの表情は落ち着き払っており、彼女の底知れない悪意に改めて戦慄しました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】58話のネタバレまとめ
- ダミアンは「小屋もすぐ燃え尽きる」と判断し、ナタリーたちを率いて燃え盛る山の中を突き進む決断をします。
- 山火事の勢いが強すぎたため、ダミアンたちと救助隊の無線連絡が途絶えてしまいます。
- ナタリー遭難の報せを聞いたロバートは、「父さん、助けに行かないと!」と激しく動揺します。
- その場に帰宅したモニカは、何も言わずに実母であるメイドのタミーと目を合わせ、不気味な意思疎通を図っていました。
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