【癒やしのお隣さんには秘密がある】54話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • ランジェリーを賭けたトランプ勝負で、藤子は甘い言葉で仁科を油断させ、まさかの勝利を収めました。
  • 一度はランジェリー着用を拒否した藤子でしたが、落ち込む仁科のためにサプライズでその姿を披露します。
  • 念願の姿を見た仁科は理性を失い、藤子をベッドに押し倒し、二人はついに心も体も結ばれました。
  • 翌朝、仁科は新たな「お願い」としてネコ耳をリクエストしますが、藤子に笑顔で一蹴されるという、甘い新婚生活が描かれました。

【癒しのお隣さんには秘密がある】第54話をネタバレありでわかりやすく解説する

ついに心も体も結ばれ、幸せな新婚生活を送る藤子と仁科蒼真。物語は、二人の人生における最大のイベント、結婚式へと進みます。しかし、その前夜から、仁科の少しズレた愛情表現は全開なのでした。

結婚式前夜の攻防

結婚式を明日に控え、仁科は緊張のあまり体の震えが止まらないほど、落ち着きをなくしていました。そんな夫の姿を、藤子は微笑ましくも少し心配そうに見守ります。 そんな中、仁科は「一緒にお風呂に入りたい」という、かねてからの願いを口にします。しかし、藤子は「まだ恥ずかしいから」と、やんわりとそれを拒否。

たったそれだけのことで、仁科は世界の終わりのようにしょんぼりと落ち込んでしまいます。彼の「藤子と一緒にしたいことリスト10000」の一つが達成できなかったことが、よほどショックだったようです。 そのあまりの落ち込みように、藤子もさすがに不憫に思ったのか、「結婚式が終わったら入ってもいいですよ」と、恥ずかしそうに約束するのでした。 その言葉を聞いた瞬間、仁科は完全復活。勢いよく藤子を抱きしめ、「好きですよ」と何度も愛を囁くのでした。その流れで服の中に手を入れてくるなど、暴走気味の彼でしたが、藤子に「手を入れないで下さい!」と一喝される始末。そんな痴話喧嘩さえも、二人にとっては幸せな時間なのでした。

永遠の愛と、永遠の束縛

そして迎えた、結婚式当日。美しいウェディングドレスに身を包んだ藤子と、緊張した面持ちの仁科が、教会のバージンロードを歩みます。指輪の交換、そして誓いの言葉。神聖な雰囲気の中、二人は誓いのキスを交わしました。

しかし、このまま感動的に終わらないのが、この夫婦。誓いの言葉を述べた後、仁科はそっと藤子の耳元に顔を寄せ、こう囁いたのです。

「僕たちが死をわかつとは思いませんし」「あの世でも僕は藤子さんから離れませんから」

それは、永遠の愛を誓う言葉であると同時に、彼のストーカー気質が決して消えていないことを示す、究極の束縛宣言でした。その言葉を聞いた藤子は、一瞬ポカーンとした表情を浮かべますが、次の瞬間、全てを受け入れたかのように、満足げにニヤリと微笑むのでした。

【癒しのお隣さんには秘密がある】54話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回は、二人の幸せがこれでもかと詰め込まれた、最高に甘い回でしたね!結婚式前夜の、お風呂をめぐる攻防戦には、思わず笑ってしまいました。あそこまで盛大に落ち込む仁科くん、可愛すぎます。「やりたいことリスト10000」というパワーワードも飛び出して、彼の異常な愛情表現が健在で、なんだか安心しました(笑)。

そして、何と言っても結婚式のシーン。藤子ちゃんのウェディングドレス姿は、本当に息をのむほどの美しさでした。仁科くんでなくても、これはメロメロになってしまいます。

そんな感動的な雰囲気の中で、仁科くんが囁いた「あの世でも離れない」宣言!これぞ、仁科蒼真の真骨頂ですね。普通の人が言ったらホラーでしかないセリフも、彼が言うと究極の愛の言葉に聞こえてしまうから不思議です。彼の本質は、これからも決して変わることはないのでしょう。

そして、その言葉を受けた藤子ちゃんの最後の「ニヤリ」。あの表情の意味を考えると、ゾクゾクしますね!恐怖でも、呆れでもない。それは、「望むところだ」とでも言うような、彼の全てを受け入れるという覚悟の表れだったのではないでしょうか。もはや、彼女もまた、この歪んだ愛情の共犯者なのかもしれません。最高のハッピーエンドでありながら、この物語らしい少しスパイスの効いたラストに、大満足の一話でした。

【癒しのお隣さんには秘密がある】54話のネタバレまとめ

  • 結婚式前夜、仁科は緊張で落ち着きをなくし、藤子と一緒にお風呂に入りたいとお願いするが、断られて盛大に落ち込む。
  • 落ち込む仁科を見かねた藤子が「結婚式が終わったら」と約束すると、仁科は一転して大喜びする。
  • 結婚式当日、二人は教会で愛を誓う。その際、仁科は藤子の耳元で「あの世でも離れない」と、彼らしい永遠の愛を囁く。
  • その言葉に対し、藤子は全てを受け入れたかのように、満足げに微笑むのだった。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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