【砕かれた7つの約束】20話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- シャオシャオは悲劇のヒロインを完璧に演じきり、兄弟たちは完全に彼女を信じ込み、雲舒への怒りをさらに募らせます。
- その裏で、シャオシャオは雲舒の夫や財産など、全てを奪い取ろうという黒い野望を抱いていました。
- 兄弟たちは、雲舒が3時間以内に謝りに来ると信じて疑わず、その際にはシャオシャオの前で土下座させようと計画します。
- しかし、病院の支払いをしようとした祈年のカードが「凍結」され、使えなくなるという予期せぬ事態が発生。オークション会場での悪夢が、彼ら自身に降りかかりました。
【砕かれた7つの約束】第20話をネタバレありでわかりやすく解説する
自分たちの傲慢さが招いた天罰の序章として、経済的な命綱を断ち切られ始めた兄弟たち。第20話は、彼らのプライドが公衆の面前で木っ端微塵に砕け散る、痛快な因果応報の物語です。失って初めて、自分たちが何に依存して生きてきたのかを思い知らされるのです。
凍結されたブラックカード、崩れ始めたプライド
「銀行カードが使えません。凍結されています」 看護師から告げられた言葉に、沈祈年(シェン・チーニエン)は信じられないといった表情を浮かべます。
「何?ありえない。このカードは、俺が顧家に来た時に、顧雲舒がわざわざ贈ってくれたブラックカードだ。京城(ジンチェン)にこれ一枚きりで、20年間、一度も凍結されたことなんかない」
彼にとってこのカードは、単なる決済手段ではありません。雲舒からの特別な愛情の証であり、彼のプライドそのものでした。しかし、無情にも決済失敗の電子音が鳴り響き、彼の動揺は隠せなくなります。
全員凍結!断ち切られた経済的命綱
祈年の動揺を見た他の兄弟たちが、次々と自分のカードを差し出します。 「俺のこのカードは、普段は限度額なしで、いくらでも使えるんだ」 「俺は普段、高級車や別荘を買う時も、全部このカードを使ってるんだぞ」
彼らの言葉からは、これまでいかに顧家の財力を湯水のように使い、その恩恵に何の疑問も抱かずに生きてきたかがうかがえます。しかし、その魔法はもう解けていました。何枚カードを試そうとも、結果は同じ「取引失敗」。彼らの顔からみるみるうちに焦りの色が濃くなっていきます。
公衆の面前での屈辱
彼らがカウンターで立ち往生していると、後ろに並んでいた他の患者から、容赦のない野次が飛んできました。
「おいおい、あんたたち、一体金を払うのか払わないのか。払わないならどいてくれよ」 「7枚もカードがあって、一枚も金が入ってないのか。それで高級車だの別荘だの、いっそ飛行機でも買ったらどうなんだ」
これまで、常に他人を見下す側にいたエリートの彼らが、初めて公衆の面前で金もないと嘲笑される。その屈辱は、彼らのプライdプライドを深く、そして容赦なく傷つけました。
遅すぎた気づき「俺たちをもういらないんじゃ…」
この異常事態に、兄弟たちはようやく気づき始めます。 「俺たち7人のカードは、全部顧家のものだ」 「普段はこんな問題、一度も起きたことないのに」
そして祈年が「なぜ今日に限って、全部止められたんだ…?」と呟いた時、彼らの脳裏に、最悪の可能性がよぎりました。
「まさか顧雲舒は本当に…本当に俺たちをもういらないんじゃ…」
その言葉に、兄弟たちは全員、血の気が引いたように青ざめ、言葉を失います。雲舒が謝りに来るはずだと信じていた彼らが、逆に自分たちが完全に切り捨てられたという現実に直面した瞬間でした。傲慢な男たちの足元が、今、ガラガラと音を立てて崩れ落ちていくところで、物語は幕を閉じます。
【砕かれた7つの約束】20話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、これ以上ないほどの「ざまぁみろ」回で、読んでいて本当に胸がスカッとしました!まさに因果応報、天罰覿面とはこのことです。オークション会場で、カードが使えなくなった雲舒をあれだけ嘲笑していた彼らが、今度は自分たちが同じ、いやそれ以上の屈辱を公衆の面前で味わうことになるなんて。最高の皮肉ですね。
特に印象的だったのが、祈年の動揺っぷりです。彼にとって、雲舒からもらったブラックカードは、彼女からの絶対的な愛と信頼の証だったのでしょう。それが、彼女の意志一つでただのプラスチック片になってしまう。彼らの関係が、いかに雲舒の経済力の上に成り立っていたかを象’徴する、見事な演出でした。
そして、他の患者からの野次!これも最高でした。「いっそ飛行機でも買ったらどうなんだ」なんて、嫌味のセンスが抜群です。これまで自分たちが持っているものをひけらかし、他人を見下してきた彼らが、初めて一般人から「持たざる者」として扱われる。この屈辱は、きっと骨身に染みたことでしょう。
最後の「俺たちをもういらないんじゃ…」という気づき。遅すぎますよね。でも、この期に及んでまだ半信半疑なところが、彼らの救いようのなさを物語っています。自分たちの経済的な命綱が、完全に雲舒の手に握られていたという現実を、彼らはこれからどう受け止めていくのでしょうか。プライドを捨てて謝りに行くのか、それともさらに見苦しく悪あがきするのか。彼らの転落劇から、ますます目が離せません!
【砕かれた7つの約束】20話のネタバレまとめ
- 病院の支払いで、祈年が20年間使い続けてきた、雲舒から贈られた特別なブラックカードが凍結されていることが発覚します。
- 続けて、他の兄弟たちのカードも全て顧家のものであり、同様に凍結されていて一枚も使えませんでした。
- 彼らは支払いができないことを他の患者から嘲笑され、これまで味わったことのない屈辱を公衆の面前で受けます。
- 全てのカードが一斉に止められたことから、彼らはついに「雲舒が本気で自分たちを切り捨てた」という紛れもない現実に直面し、青ざめるのでした。
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