【砕かれた7つの約束】47話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- ゴミ捨て場で祈年を見つけた兄弟たちとシャオシャオ。しかし、祈年はシャオシャオを冷たい目で睨みつけます。
- 祈年は、日記を読んだことでシャオシャオの嘘に気づき、「いつから顧雲舒を陥れるようになった?」と、彼女の罪を厳しく問い詰め始めました。
- シャオシャオは涙ながらに否定し、兄弟たちも彼女をかばいますが、祈年の怒りは収まりません。
- 最後に祈年は、全ての真実が書かれているという雲舒の日記帳を兄弟たちに突きつけ、シャオシャオを追い詰めるのでした。
【砕かれた7つの約束】第47話をネタバレありでわかりやすく解説する
顧雲舒(コ・ウンス)の日記帳という、動かぬ証拠を突きつけられたジャン・シャオシャオ。第47話は、ついに全ての嘘が暴かれ、兄弟たちからも完全に見限られた彼女が、最後に放つ毒牙と、その刃が兄弟たち自身の胸へと突き刺さる、壮絶な断罪と共犯関係の崩壊を描く物語です。
日記が暴く真実、兄弟たちの怒り
祈年から日記帳を受け取った兄弟の一人が、震える手でそのページをめくり始めます。そこに綴られていたのは、シャオシャオがいかに巧妙に嘘をつき、自分たちを操り、雲舒を陥れてきたかの記録。読み進めるうちに、彼の顔はみるみる怒りに染まっていきます。
「お前だったのか!お前が毎回、雲舒を陥れて、俺たちが彼女を誤解するように仕向けたんだな!全部お前のせいだ!」
激高してシャオシャオを指差す兄弟。しかし、シャオシャオはまだ諦めません。彼女は最後の望みを託し、祈年に泣きすがろうとします。「祈年哥…私の話を聞いて…」。しかし、祈年はその手を、何の感情も込めずに振りほどきました。
全員からの拒絶、崩れ落ちる悪女
祈年に拒絶されたシャオシャオは、次に別の兄弟に泣きつきます。「お兄様…。あなたはいつも私を信じてくれていたじゃない!」。しかし、彼もまた、怒りに燃える目で彼女の手を振り払いました。
「俺に触るな!俺が一番騙しやすいとでも思ったか?俺たちを馬鹿みたいに手玉に取りやがって!俺は…この小悪魔の言葉を、何度も何度も信じちまった!」
次々と兄弟たちにすがりつきますが、返ってくるのは拒絶と軽蔑の言葉だけ。「遅すぎる。お前が雲舒を傷つけてきた長年を思うと、今すぐお前を八つ裂きにしてやりたいくらいだ!」。自分たちがどれほど愚かだったか、そしてその愚かさがどれだけ雲舒を傷つけてきたか。彼らはようやく、その事実に直面したのです。
最後の悪あがきと、追放宣告
完全に孤立したシャオシャオは、ヒステリックに叫びます。
「だめ…!あなたたちはそんなことできないわ!あなたたちはみんな約束したじゃない!一生私に良くしてくれるって!約束を破るなんて許さない!」
しかし、その言葉はもはや誰の心にも響きません。祈年は、氷のように冷たい声で、彼女に最後の通告をしました。
「お前に良くするだと?価値があるのか? 出ていけ。顧家から出ていけ。江城からも出ていけ。二度と現れるな。分かったか?」
悪女の逆襲「あんたたちだって恩知らずのクズじゃない!」
追放を宣告され、全てを失ったシャオシャオ。しかし、彼女はこのままでは終わりませんでした。絶望の淵で、彼女は堰を切ったように笑い出したのです。
「よくもまだ笑っていられるな!」と吐き捨てる兄弟に、彼女は開き直って言い返します。
「どうして笑っちゃいけないの?あんたたちと比べたら、私なんてまだマシよ!」
そして、彼女は最後の毒牙を、これまで自分を甘やかしてきた男たちに向けました。
「私は性根が腐ってるわ!悪事を重ねてきた!私は顧雲舒を傷つけたと認めるわよ!あんたたちはどうなの?あんたたちだって恩知らずのクズじゃない!顧雲舒を一番傷つけたのは…あんたたち自身じゃないの!」
その言葉は、痛烈なブーメランとなって兄弟たちの胸に突き刺さります。彼らは何も言い返すことができず、祈年もまた、罪悪感に打ちひしがれた表情で、ただ立ち尽くすことしかできませんでした。
【砕かれた7つの約束】47話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、まさに悪女シャオシャオの断罪と、兄弟たちの共犯関係の崩壊が描かれた、壮絶な回でした!日記を読んだ兄弟がシャオシャオを問い詰めるシーンは、まさに「目覚め」の瞬間でしたね。ようやく、ようやく彼らは真実にたどり着きました。遅すぎますが。
シャオシャオが次々と兄弟たちに拒絶されていく様は、正直言って最高の気分でした。特に「俺が一番騙しやすいと思ったか?」というセリフには、彼の後悔と怒りが凝縮されていて、胸がスカッとしました。
そして、シャオシャオの最後の逆ギレ!これは見事でしたね。ただ泣き寝入りするのではなく、最後に兄弟たち全員を道連れにしていく。悪女としての矜持(?)すら感じさせる、鮮やかな幕引きでした。「あんたたちだって恩知らずのクズじゃない!」というセリフは、まさにその通り。彼女の罪は許されるものではありませんが、彼女一人が全ての悪ではない。兄弟たちの罪もまた、同等かそれ以上に重いのです。
最後の、何も言い返せずに立ち尽くす兄弟たちと祈年の姿。彼らは、自分たちがシャオシャオという怪物を作り出し、そしてその怪物と共に、最も大切な人を傷つけ続けてきたという、あまりにも重い十字架を背負うことになったのです。彼らの贖罪の道は、ここから始まるのでしょう。物語の大きな節目となる、素晴らしい回でした。
【砕かれた7つの約束】47話のネタバレまとめ
- 雲舒の日記を読んだ兄弟たちは、シャオシャオの嘘と悪事に気づき、激しい怒りをぶつけます。
- シャオシャオは次々と兄弟たちに泣きすがりますが、全員から「騙されていた」「お前を八つ裂きにしたい」と、完全に拒絶されました。
- 追い詰められたシャオシャオは、「一生良くしてくれると約束した」と最後の悪あがきをしますが、祈年から「顧家からも江城からも出ていけ」と、追放を宣告されます。
- 全てを失ったシャオシャオは開き直り、「私だって悪いが、あんたたちだって恩知らずのクズだ!雲舒を一番傷つけたのはあんたたち自身だ!」と、痛烈な言葉を兄弟たちに突きつけました。
- その言葉に、兄弟たちは何も言い返すことができず、自らの罪の重さを突きつけられるのでした。
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