2025.08.11

【私が選ぶ理想の結婚】4話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

前話のおさらい

はるひ、婚約者の尚孝、同僚の間宮の三者が鉢合わせし、修羅場となりました。
尚孝は自身の浮気を棚に上げ、はるひが間宮と一緒にいたことを一方的に責め立てます。
尚孝の嘘と無神経な態度に絶望したはるひは、ついに「別れよう」と告げます。

Contents

【私が選ぶ理想の結婚】第4話をネタバレありでわかりやすく解説する
【私が選ぶ理想の結婚】4話を読んだ感想（ネタバレあり）
- 【私が選ぶ理想の結婚】4話のネタバレまとめ

【私が選ぶ理想の結婚】第4話をネタバレありでわかりやすく解説する

第3話で、ついに婚約者の尚孝に別れを告げたはるひ。しかし、物語は単純な結末を迎えません。今回は、別れを切り出した後のはるひの複雑な心境や、親友からの厳しい現実の忠告、そして衝撃のラストが描かれます。ますます目が離せない第4話の展開を、詳しく見ていきましょう。

「別れよう」の言葉の裏にある本心

物語は、はるひが尚孝に別れを告げた直後の、彼女の心の葛藤から始まります。勢いで「別れよう」と言ってしまったものの、彼女の本心は別のところにありました。「別れようって言うより前に」「伝えるべきこときっと他にもあった」とはるひは後悔します。本当に伝えたかったのは、「本当に私のこと愛してる？！」「もっと大切にして」という、愛情を求める切実な叫びだったのです。しかし、今の彼女の口から出るのは、相手を「攻撃するための言葉ばかり」なのでした。

論点のすり替えと「やきもち」という言葉の罠

はるひの突然の言葉に、尚孝は「急にどうしたのはるひちゃん」と戸惑います。そして、吹きこぼれたラーメンの鍋を片付けながら、話題を巧みにすり替えようと試みます。「電話の相手誰？」と問い詰めるはるひに対し、彼は「ああさっき話した途中で具合が悪くなった会社の後輩」と平然と嘘をつきます。

さらに彼は、はるひを後ろから抱きしめ、「もしかしてやきもち焼いてるの？」と甘い言葉で囁きかけます。自分の浮気という問題の本質から目を逸らし、全てをはるひの「やきもち」のせいにして、この場を丸く収めようとする魂胆が見え隠れします。

通じない心と深まる溝

尚孝の誤魔化しに、はるひは「私のことは一方的に責め立てたくせに」「自分のことはそうやって誤魔化すんだね」と冷たく突き放し、「近寄らないで！」と彼の腕を振り払います。

すると尚孝は、「ごめん」「俺もやきもち焼いてたんだ」「俺は別れたくないよ」と謝罪し、必死に引き留めようとします。しかし、その言葉は、もはやはるひの心には響きません。彼女が本当に求めているのは、自分が「大切にされてるって思え」ることなのです。「どうして思わせてくれないの…」という彼女の悲痛な心の叫びは、彼には届きません。

別れを切り出した後の恐怖と安堵

その夜、はるひはベッドの中で、自身の複雑な心境に気づき混乱していました。勢いで別れを切り出したものの、「あのまま尚孝が受け入れたらどうしようって本当はすごく怖かったから」、彼が引き留めてくれたことに、正直ホッとしている自分がいたのです。しかし、それは尚孝への愛情が残っているからなのか、それとも長年の関係が終わることへの恐怖心なのか。はるひ自身にも、自分の本当の気持ちが分からなくなっていました。

職場での「婚約」という足枷

あの日から数日が過ぎ、はるひと尚孝の関係は気まずいままです。そんな中、昼休みに親友の香住がはるひの元へやってきます。彼女は、自分たちの会社の上層部が「昭和のままでアップデートされてない」古風な考えの持ち主ばかりだと語ります。

そして、「結婚した女はアテにならない」という職場の風潮を挙げ、「あんたも婚約がバレたら大きな仕事に関わらせてもらえなくなるかも」と、厳しい現実を突きつけます。結婚という個人的な幸せが、女性のキャリアにとって足枷になり得るという、現代社会の歪みがここに描かれています。

衝撃のラスト、彼女はそこにいた

香住からの忠告に考え込んでいると、営業先から戻ってきた間宮と偶然会うことができました。はるひは、クリーニングしたコートとお礼の品を渡します。間宮はスマートにそれを受け取ると、「野間口さんと食事に行くの楽しそうだなって」と、ランチに誘ってくれました。

はるひがその誘いを断ろうとした、まさにその時です。間宮が「こちらうちのHPを担当してくださっているデザイン会社の方です」と、取引先の人物を紹介してくれます。そこにいたのは、新人の吉武と名乗る女性でした。はるひが彼女の顔を見た瞬間、時が止まります。彼女から香る匂いは、あの日、尚孝のコートから香ったものと同じでした。

はるひは悟ります。「彼女だ」と。尚孝の浮気相手が、仕事の取引相手として、すぐ目の前に現れたのです。この衝撃的な事実を前に、物語は次へと続きます。

【私が選ぶ理想の結婚】4話を読んだ感想（ネタバレあり）

今回は、はるひの揺れ動く内面が非常にリアルに描かれていて、胸が締め付けられました。長年付き合った相手に別れを切り出したものの、関係が終わることへの恐怖から、相手の引き留めに安堵してしまう。この矛盾した感情は、多くの人が共感できるのではないでしょうか。愛情が冷めきっていても、積み重ねてきた時間をゼロにすることへのためらいは、とても人間らしい感情だと感じます。

また、親友・香住からの「婚約が仕事の足枷になる」という忠告も、非常に現代的で考えさせられるテーマでした。「理想の結婚」というタイトルが、単なる恋愛模様だけでなく、女性のキャリアや生き方といった、より大きな問題と地続きであることを示唆しているように思います。

そして、なんと言ってもラストの衝撃です。まさかこんなにも早く、仕事の取引先として浮気相手と対面することになるなんて、予想だにしませんでした。はるひの驚きと絶望を思うと、こちらまで血の気が引くようでした。尚孝が「会社の後輩」と嘘をついていたことも含め、これからどんな修羅場が待っているのか。はるひがこの残酷な現実を前に、どのような選択をするのか、次回の展開から目が離せません。

【私が選ぶ理想の結婚】4話のネタバレまとめ

別れを切り出したはるひですが、関係が終わることへの恐怖から、尚孝の引き留めに安堵してしまう自分に気づき、混乱します。
二人の関係は気まずい空気が流れたまま、数日が経過します。
親友の香住から、会社の古い体質のせいで、婚約が公になると仕事に悪影響が出る可能性があると忠告されます。
会社の取引先として紹介された新人デザイナーが、尚孝の浮気相手であることが判明し、物語は衝撃のラストを迎えます。

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