【私の夫と結婚して】13話をあらすじから結末まで簡単にネタバレ解説!

【私の夫と結婚して】第13話をネタバレありで簡単に解説する
同窓会で10年越しの復讐を遂げた美紗。しかし、物語は息つく暇も与えてくれません。第13話では、彼女の前に初恋の相手と頼れる上司が同時に現れるという、まさに修羅場から幕を開けます。さらに、美紗の心を深く傷つけた、甘くも切ない初恋の全貌が明らかに。そしてラストには、鈴木部長が投下した爆弾発言によって、物語は新たなステージへと突入します。
修羅場の同窓会、救世主はまさかの人物
10年ぶりに再会した初恋の相手・田辺悠斗から「少しでいい、話をしよう」と必死に引き止められる美紗 。過去の記憶が蘇りパニックになる彼女の前に、一台の車が滑り込んできます。
初恋の人と、頼れる上司
車から現れたのは、なんと上司の鈴木部長でした 。彼は「神戸さん!迎えに来ました」と、絶妙なタイミングで美紗をこの窮地から救い出します 。わけがわからないまま部長の車に乗り込む美紗。遠ざかる車に向かって、田辺は「ニクシー、絶対に見て!」と、謎の言葉を叫ぶのでした 。ニクシーとは、高校時代のSNSサイトのようで、美紗は卒業以来一度もログインしていませんでした 。
孤立する裏切り者・麗奈
一方で、トイレではもう一つのドラマが終焉を迎えていました。美紗に全ての嘘を暴かれた同級生たちは、怒りの矛先を全ての元凶である麗奈に向けます。「正社員だって言ってたじゃない!」「あんたに騙されてた!」と詰め寄られ、麗奈は完全に孤立します 。同級生たちが去った後、10年前の美紗がそうであったように、誰もいなくなったがらんとした会場に、今度は麗奈が一人取り残されるという、皮肉な結末を迎えたのです 。
車中で蘇る、甘く切ない初恋の記憶
部長の車に乗り、緊張の糸が切れた美紗は、いつしか眠りに落ちてしまいます。彼女が見ていたのは、高校時代の田辺悠斗との、甘くも切ない思い出の夢でした 。
唯一の光だった田辺悠斗
教室でいじめられ、いつも孤独だった美紗 。そんな彼女に、唯一優しくしてくれたのが田辺でした。「その席、黒板が見づらいやろ?明日からはこっちに座るとええよ」と隣の席に誘ってくれたり 、いじめっ子から投げつけられたゴミを拾ってくれた麗奈を気遣うのではなく、いじめた本人を「今度やったらお前の顔に投げ返すからな!」と叱ってくれたり 、彼の存在は、暗い高校生活の中での唯一の光でした。彼に「笑ったほうがずっとかわいいやん」と言われた日から、美紗の世界は少しずつ色づき始めたのです 。
勇気を出した告白と、残酷な結末
麗奈からも「手紙を書いて想いを伝えるのよ!」と背中を押され、美紗は勇気を出して田辺にラブレターを渡します 。しかし、彼から返ってきたのは「…俺のことそんなふうに思ってたんか?」という軽蔑の眼差しと、「もう話すことはない」という冷たい拒絶の言葉でした 。この出来事が、美紗に「自分は誰にも愛されない人間だ」と思い込ませる、深いトラウマとなっていたのです 。
物語が動く!部長からの爆弾発言
悪夢から目覚めた美紗は、部長の車の中で、彼の上着をかけられて3時間も熟睡してしまっていたことに気づき、大慌てで謝罪します 。
全てを見透かすような眼差し
自宅マンションの前まで送ってもらった美紗が車を降りようとした時、部長がその手を掴んで引き止めます 。彼の視線の先には、美紗を待っていたのか、憎き夫・友也の車が。友也がその場を走り去るのを確認した部長は、美紗にこう言います。
「神戸さんは…きっと会いたくありませんよね、あの人」
まるで全てを見透かしているかのような言葉に、美紗は動揺を隠せません 。
「平野さんのこと、好きですか?」
美紗が友也との関係をごまかそうとすると、部長は彼女の体をぐっと引き寄せます 。そして、耳元で囁かれたのは、物語を根底から揺るがす、あまりにも衝撃的な一言でした。
「平野さんのこと、好きですか?」
復讐に燃える彼女に向けられた、まっすぐすぎる好意の告白。この一言が、美紗の運命の歯車を、また新たな方向へと大きく回していくことになります。
まとめ【私の夫と結婚して】13話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回の13話は、ジェットコースターのような目まぐるしい展開で、一瞬たりとも目が離せませんでした。前半の同窓会での修羅場と、麗奈が因果応報の結末を迎えるシーンには、これ以上ないほどの爽快感を覚えました。
そして、中盤で明かされた美紗の初恋の記憶。いじめられていた彼女にとって、田辺くんの優しさがどれほどの救いだったのかが伝わってきて、胸が締め付けられる思いでした。しかし、その純粋な恋心さえも、麗奈によって歪められ、残酷な結末を迎えていたとは…。彼女のトラウマの根深さを知り、麗奈への怒りが改めてこみ上げてきます。
そんな切ない過去回想からの、ラストの鈴木部長の爆弾発言!この緩急の付け方には、ただただ脱帽です。いつも冷静沈着な部長が、美紗をスマートに助け、さらには彼女の最大の悩みである友也との関係まで見抜いた上で、「平野さんのこと、好きですか?」と問いかけるシーンは、間違いなく本作の名場面の一つでしょう。彼の不器用ながらもまっすぐな優しさと、予期せぬ大胆さに、心を鷲掴みにされてしまいました。
復讐劇に加え、初恋相手の再登場、そして頼れる上司からの突然のアプローチと、恋愛模様が一気に動き出したことで、物語はますます面白くなってきました。部長の衝撃的な問いに、美紗は一体どう答えるのか。次回の展開が楽しみで仕方がありません。
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