【私の夫と結婚して】14話をあらすじから結末まで簡単にネタバレ解説!

【私の夫と結婚して】第14話をネタバレありで簡単に解説する
鈴木部長からの突然の告白ともとれる問いかけで幕を閉じた第13話。続く第14話では、その問いに対する美紗の答えと、二人の間に流れるもどかしい空気が描かれます。そして、初恋の相手・田辺が残した「ニクシーを見て」という言葉をきっかけに、10年もの間、闇に葬られていた衝撃の真実が明らかになります。
部長からの問い、美紗の答えとすれ違う心
物語は、至近距離で「平野さんのこと、好きですか?」と尋ねる鈴木部長と、動揺する美紗のシーンから始まります。復讐という大きな目的を持つ彼女は、本心を隠してこう答えました。
「はい、好きです」- 本心とは裏腹の返答
「はい、好きです」
美紗は、あくまで友也との関係を続けるために、そう答えました。しかし、すぐに「とにかく恋人ですから」「私的な質問は不快です」と付け加え、部長との間に壁を作ります 。その冷たい態度に、部長は「軽率でした、すみません」と謝罪するしかありませんでした 。
気まずい雰囲気の中、美紗は車を降りますが、去り際に「眼鏡なしもすごく素敵です」と、彼への気遣いとも本心ともとれる言葉をかけます 。ところが、部長から返ってきたのは「神戸さんは全然似合ってません、その服」という、あまりにも辛辣な一言 。美紗は、彼の変わらない不器用な優しさに「もともとああいう人だったわ」と、どこか安心したように微笑むのでした 。
嫉妬に燃える部長の意外な一面
一人車に残された部長は、美紗の笑顔を思い出して激しく動揺します 。彼の脳裏には、過去に友也が麗奈を口説いていた光景が蘇っていました 。美紗の「『とにかく』恋人だから好きだって!!」という言葉が、友也のような男に向けられたものだと思うと、彼の心には黒い嫉妬の炎が燃え盛るのでした 。
10年分のメッセージと、衝撃の真実
自宅に戻った美紗は、同窓会での田辺の言葉を思い出します。
「ニクシー、絶対に見て!」
高校時代のSNS「ニクシー」に、10年ぶりにログインした彼女が目にしたのは、信じがたい光景でした 。
途切れることのなかった想い
そこには、10年間、田辺悠斗が美紗に宛てて送り続けていた、膨大な量のメッセージが残されていたのです 。
「卒業式こんかったな。東京の大学に受かったんもおめでとう!」
「これ見たら連絡ちょうだい。今度一緒にメシでも行こう!」
「君のせいでいまだに同じ番号のままだよ」
卒業、留学、そして帰国。人生の節目ごとに送られてきたメッセージの数々は、彼がずっと美紗を想い続けていたことの、何よりの証拠でした。
明かされる初恋の真相と、麗奈の非道な裏切り
田辺のまっすぐな想いに衝撃を受けていると、美紗の元に同窓会にいた同級生・遥から謝罪の電話がかかってきます 。美紗は彼女を許し、「悠斗があんたと連絡とりたがってるみたいだよ」という情報を引き出すことに成功します 。
後日、カフェで再会した田辺の口から、ついに初恋の真実が語られます。
「俺が神戸さんに片思いしてたからだよ」
美紗は、なぜ彼が10年間も自分にメッセージを送り続けていたのか尋ねます。すると彼は、はにかみながらこう答えました。「どうしてって、俺が神戸さんに片思いしてたからだよ。高校3年間、ずっと」 。美紗が彼にラブレターを渡した後、彼が急に冷たくなったのには、理由があったのです。
すり替えられたラブレター
田辺が美紗に見せられたラブレター。それは、美紗が書いた純粋な恋文ではありませんでした。麗奈が、美紗の想いを利用し、全く別の手紙にすり替えていたのです。その内容は、「ストーカーみたいに監視してつきまとってる。気持ち悪くて吐き気がする」といった、およそ人間のものとは思えない、脅迫状のようなものでした 。この麗奈の非道な裏切りこそが、二人の運命を10年間も狂わせていた元凶だったのです。
失われた幸せと、再び現れる影
もし、麗奈の裏切りがなければ、田辺と結ばれ、幸せな人生を歩んでいたかもしれない。失われた10年を思い、美紗の目からは涙が溢れます 。感傷に浸りながら歩く帰り道、彼女の前に、またしてもあの人物が現れます。なぜかいつも、彼女が一番落ち込んでいる時に現れる、上司・鈴木部長でした 。
まとめ【私の夫と結婚して】14話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回の14話は、怒りと切なさで感情がぐちゃぐちゃになる、非常に密度の濃い回でした。麗奈の悪事が、ついに人の人生を根底から狂わせるレベルに達していたことが判明し、彼女への怒りはもはや頂点に達しました。人の純粋な恋心を踏みにじり、10年もの間、二人を苦しめ続けた彼女の所業は、悪魔としか言いようがありません。
そして、美紗と田辺くんが、実は両想いだったという真実。この事実は、嬉しさよりも、失われた10年へのどうしようもない切なさを感じさせます。「もしも麗奈がいなければ…」と、あり得たかもしれない幸せな未来を想像してしまい、胸が張り裂けそうになりました。
一方で、クールな鈴木部長が美紗の言葉に一喜一憂し、嫉妬の炎を燃やす人間らしい一面が見られたのは、新たな魅力の発見でした。田辺くんという強力なライバルの出現で、彼らの三角関係がどう進展していくのか、復讐劇とは別の意味で目が離せません。
ラブレターのすり替えという、最も許しがたい裏切りを知った美紗。彼女の復讐は、ここから新たなステージへと突入することは間違いないでしょう。この事実を、彼女がどう復讐の力に変えていくのか。今後の展開に、期待と怒りで打ち震えています。
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