【私の夫と結婚して】15話をあらすじから結末まで簡単にネタバレ解説!

【私の夫と結婚して】第15話をネタバレありで簡単に解説する
鈴木部長からの「平野さんのこと、好きですか?」という爆弾発言で幕を開ける第15話。美紗と部長の関係が新たなステージに進むかと思いきや、物語は読者の予想を裏切る衝撃の事実を突きつけます。そして、決意を新たにした美紗は、憎き麗奈をコントロール下に置くため、次なる巧妙な罠を仕掛けていくのでした。
衝撃の告白!鈴木部長と未来の意外な関係
美紗は部長からの問いに、復讐のためだと自分に言い聞かせ、「はい、好きです」と本心とは裏腹の答えを返します。しかし、気まずさからすぐに車を降りようとすると、部長から「付き合っている人はいません」「好きな人はいますが…」と、さらに意味深な言葉を投げかけられます 。
「鈴木未来は…妹です」
深まる謎に混乱する美紗ですが、その混乱は彼女の勘違いから生じたものでした。美紗が、部長と鈴木未来の関係を疑っていると察した部長は、ついにその関係を明かします。
「鈴木未来は…妹です」
この衝撃の告白に、美紗は言葉を失います 。部長は、会社では秘密にしていること、そして妹だからといって特別扱いはしていないことを伝え、二人が健全な兄妹であることを強調しました 。
頼れる(?)妹の恋愛指南
その頃、当の未来は兄である部長に電話をかけ、恋愛指南を繰り広げていました。兄が美紗の家の前まで行ったことを知ると、「相手の負担にならないように近づけって言ってるじゃん!」と、恋愛下手な兄に厳しくダメ出しをします 。そして、「あたしがなんとかしてみるから!」と、兄の恋を全力でサポートする頼もしい姿を見せるのでした。彼女が美紗に協力するのは、ひとえに「神戸さんがあんな奴(友也)と付き合ってるところ見ていられないのよ!」という、美紗への友情と友也への嫌悪感からでした 。
新たな決意と、復讐の次なる一手
帰宅した美紗は、一人ベッドの上でこれまでの出来事を振り返ります。部長の「一人で泣かないでください」という言葉、田辺の優しさ、そして未来や住吉さんの存在。自分を気遣ってくれる人がこんなにもいるのに、なぜ前の人生では孤独に死ななければならなかったのか 。彼女は涙を拭うと、改めて復讐への決意を固めます。
「あんたたちがめちゃくちゃにした私の人生…そっくりお返ししてあげる」
麗奈を操るためのプロジェクト
翌日、会社では住吉さんが企画した新商品プロジェクトが正式に始動します 。リーダーに抜擢された住吉さんと、彼女をサポートする美紗。そこに、友也に手作りのサンドイッチを渡すなど、あからさまに美紗への対抗心を燃やす麗奈の姿がありました 。
美紗は、麗奈のその嫉妬深い性格を利用することを思いつきます。彼女は住吉さんに対し、「このプロジェクトを成功させるには、江坂さん(麗奈)が必要です」と、麗奈をチームに引き入れることを提案するのでした 。
プライドを逆手に取られた麗奈
住吉さんは、実力不足の麗奈をチームに入れることに難色を示します。しかし、美紗にはある確信がありました。
課長の恋心という名の「盾」
美紗は、「富田課長は江坂さんのことが好きなんです」と、衝撃の事実を住吉さんに明かします 。つまり、麗奈がチームにいれば、彼女に好意を寄せる富田課長からの妨害を未然に防ぐことができるというのです。美紗の巧妙な策略に、住吉さんも納得せざるを得ませんでした 。
「絶対にダメ!」- 嫉妬心で仕事を引き受ける麗奈
美紗の計画通りチームに加わった麗奈ですが、最初の仕事として命じられたスーパーでの試食販売を「知らない人と話すのは得意じゃない」と嫌がります 。すると、住吉さんは美紗の入れ知恵通り、「まあ…どうしても嫌なら、正社員になれるこのチャンスを鈴木さんに譲ってもいいわよ」と、彼女のプライドを巧みに刺激しました 。
ライバルである鈴木未来に手柄を渡すことなど断じて許せない麗奈は、「絶対にダメ!」「一度やってみます」と、まんまと仕事を引き受けるのでした 。
しかし、プライドをズタズタにされた彼女は、猫のキャラクターが描かれたエプロンを身につけながら、静かな怒りを燃やします。「わたしがこんなことおとなしくやると思ってるの?」。彼女のその表情は、次なる波乱を確かに予感させるものでした。
まとめ【私の夫と結婚して】15話を読んだ感想(ネタバレあり)
前回のラストで恋愛フラグが立ったかと心ときめかせた読者の予想を、鮮やかに裏切ってくれた第15話。鈴木部長と未来がまさかの兄妹だったという事実には、思わず「ええっ!?」と声が出てしまいました。この斜め上の展開こそ、本作の大きな魅力だと改めて感じます。
特に、恋愛下手な兄(部長)に妹(未来)がダメ出しをする電話シーンは、微笑ましくてお気に入りの場面です。クールな部長の意外な一面と、兄を思うしっかり者の妹という、鈴木兄妹のキャラクターが大好きになりました。彼らが美紗の強力な味方となってくれることは間違いないでしょう。
そして、今回の見どころは、なんと言っても美紗の策略家としての一面です。敵である麗奈の嫉妬心や、パワハラ上司の恋心さえも手玉に取り、自分の計画の駒として利用していく姿は、もはや見事としか言いようがありません。
まんまと罠にはまり、プライドを傷つけられながら試食販売に立つ麗奈の姿は滑稽でしたが、最後の不穏な表情を見ると、彼女がこのまま黙っているはずがないと確信します。美紗の巧妙な罠と、それに対抗しようとする麗奈の次なる悪だくみ。二人の頭脳戦から、ますます目が離せません。
◁前の記事はこちらから

▷次の記事はこちらから



