【私の夫と結婚して】7話をあらすじから結末まで簡単にネタバレ解説!

【私の夫と結婚して】第7話をネタバレありで簡単に解説する
「運命の法則」を発見し、復讐計画の確度を高めた美紗。第7話では、会社の同僚たちを巻き込み、人間関係の歯車が大きく動き出します。特に、美紗の新たな協力者となる鈴木未来と、最大の敵である麗奈との間で繰り広げられる、女同士の静かで熾烈な心理戦は必見です。
四つ巴のランチタイム、それぞれの思惑
招かれざる客と波乱の幕開け
美紗と同期の新人・鈴木未来が一緒に社員食堂へ向かうと、そこには友也と麗奈がいました。美紗が未来を席に誘うと、麗奈は「…鈴木さん?」と、あからさまに不快な表情を浮かべます。彼女は内心、「わたしと同期の分際で図々しいったらないわ」と、突如現れた美紗の友人に強烈な嫉妬心を燃やしていました。
4人での気まずい食事が始まります。友也が未来に「いつの間に神戸さんとそんなに仲良くなったんですか?」と尋ねると、未来は「神戸さんに助けてもらったんです」と笑顔で答えます。未来が友也のキムチチゲで汚れたシャツを心配すると、友也は「大丈夫だよ、たかがシャツくらい…」と見栄を張りました。しかし、そのシャツが自分が記念日に贈った12万円もする高級品であることを知っている美紗は、「『たかが』ですって?」と、心の中で静かな怒りを覚えるのでした。
嫌味を無効化する、未来の天真爛漫さ
麗奈は、未来の食べっぷりを見て「女の子がそんなにたくさん食べるなんて…」と嫌味を言いますが、未来は全く動じません。「男でも女でも大きなことを成し遂げるにはたくさん食べろ!」というのが祖父の教えだと、堂々と語ります。麗奈が「それで、おじい様は大きなことを成し遂げたの?」とさらに意地悪く尋ねると、未来は「もやしを売ってます! 最近はお鍋もよく売れてるみたいです」と屈託なく答えました。その天真爛漫な明るさは、麗奈の嫌味を無力化し、美紗に「…明るい!」と好印象を与えるのでした。
女たちの静かなる攻防戦
麗奈の策略と、未来の逆襲
食後、友也が先に席を立つと、麗奈は未来を二人きりにしようと画策します。しかし、美紗がそれを阻止し、三人でカフェに行く流れを作りました。美紗が一人で飲み物を買いに行くと、麗奈はここぞとばかりに未来に近づき、探りを入れ始めます。「そのカーディガン、美紗のよね?」「いつの間に仲良くなったの?」。そして、未来がトイレで美紗に助けられたと話すと、自分が無視した相手が未来だったことに気づき、激しく動揺します。
自分の失態を隠すため、麗奈は「美紗っていつもそうなのよね〜お節介っていうか…」「あまり信用しないほうがいいわよ〜」と、未来に美紗の悪口を吹き込みます。そして、「ほら…飼い犬に手を噛まれること よくあるじゃない?」と、陰湿な忠告をしました。しかし、聡明な未来は麗奈の悪意を見抜き、「お節介っていうのは、人の祖父の仕事まで心配することをいうんですよ」と、先ほどの嫌味を皮肉で切り返します。さらに、エレベーターが閉まる直前、未来は「飼い犬に手を噛まれないように気を付けないと」と言い放ち、麗奈をその場に凍りつかせました。
課長に媚を売る麗奈
未来に一本取られた麗奈は、次のターゲットとして富田課長に狙いを定めます。彼女は「今日のネクタイ素敵ですね」と課長に媚を売り、巧みに懐に入り込みました。課長は「これまでうちの部に女は二人いたけど…もう一人は地味で不愛想な奴だったからな〜」と、美紗を貶めることで麗奈を持ち上げます。麗奈は「最近ちょっとつらいことがあって…」と彼の同情を誘い、「仕事が終わったらお酒ごちそうしてくれませんか?」と、新たなパトロンを見つけることに成功するのでした。
運命の法則の確立と、救世主の登場
「他の人の幸運を奪うことができる」
一方、美紗はカフェで飲み物を待ちながら、これまでの出来事を整理していました。「友也さんは上がるはずの株を売ってしまった」「麗奈は私の服じゃなくて友也さんの服にスープをこぼした」。これらの事実から、彼女は運命の法則を確信します。「つまり…他の人の幸運を奪うことができる」。仮定は事実となり、事実は法則となる。未来を知る自分にとって、これほど有利な世界はないと、美紗は不敵な笑みを浮かべるのでした。
鈴木部長、動く
オフィスに戻った美紗を、友也が待ち構えていました。彼は美紗の腕を掴み、「ちょっと来い」と強引に連れ去ろうとします。美紗が「何するの!?」「放してよ!」と抵抗しても、彼は力を緩めません。
その時、二人の間に割って入る影がありました。昼食を抜いて仕事をしていた鈴木部長が、友也の手を掴んで制止したのです。そして、冷たく低い声で、こう言い放ちました。
「平野さん 何をしているんですか?」
絶体絶命のピンチに現れた救世主、鈴木部長。彼の介入が、物語を新たな局面へと導いていきます。
まとめ【私の夫と結婚して】7話を読んだ感想(ネタバレあり)
第7話は、麗奈と未来という対照的な二人の女性キャラクターが物語を大きく動かし、非常に見応えのある回でした。麗奈の、ターゲットによって態度を巧みに変える計算高さと、自分の非を認めずに他人を貶めようとする陰湿さには、改めて腹が立ちます。彼女の偽善が、今後どう暴かれていくのか楽しみでなりません。
その一方で、新キャラクターの鈴木未来が最高の清涼剤となってくれました。嫌味を言われても、それを天然の明るさで跳ね返し、さらには痛烈な皮肉でやり返すという、見ていて非常に気持ちの良いキャラクターです。彼女が美紗の「天使」となり、強力な味方になってくれることは間違いないでしょう。
そして、この話で最も重要なのは、美紗が「幸運は奪える」という運命の法則を完全に自分のものにしたことです。これまでの実験が確信に変わり、彼女がこれからこの法則をどう利用して復讐を遂げていくのか、期待が膨らみます。
ラスト、友也の暴力から美紗を救った鈴木部長の登場シーンは、まさに王道のヒーロー登場で、胸が熱くなりました。彼の行動が、単なる上司としてのものなのか、それとも美紗個人への特別な感情からなのか。二人の関係がどう発展していくのかという恋愛面での興味も尽きない、非常に密度の濃い一話でした。
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