【私の彼が姉の夫になった理由】12話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- タカトシに襲われた愛子は、絶体絶命の瞬間、優馬によって救出されました 。
- 優馬は、これまでずっと陰から愛子のことを見守っていたことを告白します 。
- 優馬はついに、紗栄と結婚した本当の理由を語り始めました 。
- 紗栄は昏睡状態の愛子を塩化カリウムで殺すと脅し、優馬に婚姻届へのサインを強要したのでした 。
【私の彼が姉の夫になった理由】第12話をネタバレありでわかりやすく解説する
姉・紗栄の脅迫により、愛する人を裏切るしかなかった優馬。第11話で明かされた残酷な真実は、しかし、二人の心を再び固く結びつけるきっかけとなりました。第12話では、想いを確かめ合った二人が、狂気の追跡者と化した紗栄から決死の逃避行を図ります。
再び通じ合った心と、溢れる想い
紗栄との結婚が、自分の命を守るための苦渋の決断だったことを知った愛子 。彼女の瞳からは、安堵と喜びの涙が溢れます。
「私のこと思ってくれてて嬉しくて」
「信じられない…お姉ちゃんが私を殺そうとしてたなんて…」と震える愛子 。それ以上に彼女の心を揺さぶったのは、優馬が自分を裏切っていなかったという事実でした。「心変わりして居なくなったと思ってた優馬がほんとはずっと私のこと思ってくれてて」「今…こうして目の前にいることが嬉しくて」 。
優馬は「理由はどうあれ紗栄ちゃんと結婚して愛子を傷つけたのは事実なのに」と自責の念に駆られますが、彼の「今も…愛子に触れたくて仕方ない」という本音に、二人の距離は急速に縮まっていきます 。
「もうどこにもいかないで」
抑えていた気持ちが溢れ出し、優馬と愛子は深く抱きしめ合います 。愛子は「なんで謝るの? 優馬はむしろ被害者でしょ?」と優馬を気遣い、「これからは一人で背負わないで」「お願いだからもうどこにもいかないで」と懇願します 。二人の絆が、ようやく完全に取り戻された瞬間でした。
狂気の追跡者・紗栄
二人が想いを確かめ合っていたその時、車の窓を何者かが激しく叩きます。
「開けなさい この泥棒猫!!!!」
そこにいたのは、鬼の形相の紗栄でした 。優馬は、紗栄にGPSをつけられていたことに気づきます 。彼女は、優馬の居場所を常に監視していたのです。
紗栄は「とっとと開けて出て来いって言ってんのよ この泥棒猫!!!!」と、狂ったように叫び、車のドアを叩き続けます 。
決死の逃避行
優馬は愛子に「俺が話してくるからここで待ってて」と言いますが、愛子は「ダメ! 今出て行ったら連れ戻されちゃう」と制止します 。愛子は、かつての優しい姉の面影など微塵もない紗栄の姿に恐怖しながらも、毅然とした態度で立ち向かいました。「泥棒猫はそっちでしょ?」「人の彼氏脅して無理矢理婚姻届けにサインさせといて」 。そして、「優馬は返してもらうから」と宣言します 。
愛子は優馬に「車出して」「早く!」と叫び、二人は紗栄を振り切って車を発進させるのでした 。
新たな始まりと、消えない脅威
紗栄から逃れた二人。しかし、彼らの戦いはまだ始まったばかりです。
「これ以上お姉ちゃんの思い通りにはさせない」
車を走らせながら、二人は「もうあのアパートには戻れないな」と、これからのことを考えます 。不安はあるものの、愛子の表情は決意に満ちていました。「でも…」「これ以上お姉ちゃんの思い通りにはさせない」 。
一方、取り残された紗栄は「やってくれるじゃない 愛子のくせに」と、さらなる憎悪の炎を燃やすのでした 。
【私の彼が姉の夫になった理由】12話を読んだ感想(ネタバレあり)
第12話は、愛子と優馬の愛の復活と、紗栄との直接対決、そして決死の逃避行という、怒涛の展開が続く非常にエキサイティングな回でした。優馬の真意を知り、涙ながらに喜ぶ愛子の姿には、読んでいるこちらも感情移入せずにはいられませんでした。ようやく二人の心が通じ合った感動的なシーンです。
そこからの紗栄の登場は、まさにホラー映画のようでした。「泥棒猫」と叫びながら車を叩く姿は、彼女の狂気が頂点に達していることを示しています。しかし、その狂気に怯むだけでなく、「優馬は返してもらう」とはっきりと宣言した愛子の成長が素晴らしかったです。もはや彼女は、ただ守られるだけのヒロインではありません。 ラストの逃避行は、二人の新たな旅立ちを象徴しているかのようでした。
「これ以上お姉ちゃんの思い通りにはさせない」という愛子の決意は、今後の反撃を大いに期待させます。紗栄という巨大な脅威から逃れ、二人は幸せを掴むことができるのか。物語は、サスペンスから、愛と戦いの物語へと大きく舵を切ったように感じます。
【私の彼が姉の夫になった理由】12話のネタバレまとめ
- 優馬の真意を知った愛子は、彼と想いを確かめ合い、二人の絆を取り戻します 。
- 優馬にGPSをつけていた紗栄が、二人がいる場所に現れ、「泥棒猫」と罵りながら車を襲撃しました 。
- 愛子は怯むことなく紗栄に「優馬は返してもらうから」と宣言し、優馬と共に車でその場から逃げ出します 。
- 二人は紗栄から逃れるための逃避行を始め、「これ以上お姉ちゃんの思い通りにはさせない」と、共に戦うことを決意しました 。
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