【私の彼が姉の夫になった理由】19話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 愛子は紗栄の家に乗り込み、直接対決しました。
- 愛子は「不倫の証拠」である調査報告書を突きつけ、紗栄を追い詰めます。
- もみ合いになった末、紗栄は愛子を階段から突き飛ばしました。
- 紗栄は、頭から血を流し意識を失っていく愛子に、「バイバイ愛子、アンタの負けよ」と冷たく言い放ちました。
【私の彼が姉の夫になった理由】第19話をネタバレありでわかりやすく解説する
姉・紗栄に階段から突き落とされ、絶体絶命の状況で幕を閉じた第18話。続く第19話では、ロフトに監禁された優馬の視点から、彼に告げられるさらなる絶望と、紗栄の恐るべき最終計画が描かれます。
囚われの優馬と、聞こえぬ声
ロフトに監禁されている優馬は、階下から聞こえてくる言い争う声と、何かが落ちる大きな音を耳にします。「さっき下で何か言い争ってただろ」と紗栄を問い詰めるも、彼女は「テレビの音じゃない?」としらを切るだけでした。しかし、優馬は確信していました。「違う! あれは絶対愛子の声だった」と。嫌な予感が心をよぎり、「頼む愛子 無事でいてくれ」と祈ることしかできません。
語られる愛子の「死」
愛子が家を訪れてから一週間後。優馬の父がロフトにやってきて、「悪いことは言わない 愛子ちゃんのことは忘れなさい」と告げます。続いて現れた紗栄は、さらに衝撃的な言葉を口にしました。「死んだ人間のことなんて覚えてたって辛いだけでしょ?」。
「愛子、死んじゃったのよ。一週間前、事故で」
「死んだ人間? どういう意味だよ」と激しく詰め寄る優馬に対し、紗栄は平然と言い放ちます。「そのままの意味よ」「死んじゃったのよ 愛子 一週間前 事故で」。あまりにも突然で、あまりにも残酷な知らせに、優馬は言葉を失います。
偽りの証拠と、崩れ落ちる心
紗栄の言葉を「とってつけたような嘘」だと信じようとしない優馬。そんな彼に、紗栄は追い打ちをかけるように、偽りの証拠を突きつけます。
戸籍謄本という「証拠」
紗栄は「嘘だと思うなら役所に行って確かめてみれば?」と、委任状を優馬に渡します。優馬の父に連れられて役所へ向かった優馬は、そこで愛子の戸籍謄本を手にしました。そこには、はっきりと「死亡」の二文字が記されていたのです。
失われた光
決定的な公的書類を突きつけられ、優馬は完全に心を折られてしまいます。「いない………………」。愛子を守ることだけを支えに、地獄のような日々を耐えてきた彼にとって、その守るべき対象の喪失は、生きる意味を失うことに等しいものでした。愛子から紗栄を引き離す為に、彼女と二人で生きていく覚悟を決めたはずが、その前提すらも崩れ去ったのです。
【私の彼が姉の夫になった理由】19話を読んだ感想(ネタバレあり)
第19話は、愛子の「死」という、信じがたい展開が描かれ、読者を絶望のどん底に突き落とす回でした。紗栄の冷酷さには、もはや言葉も見つかりません。「事故で死んだ」と平然と嘘をつき、公的な書類まで偽造して優馬を精神的に完全に支配しようとする彼女の姿は、悪魔そのものです。彼女の策略はどこまで用意周到なのか、その狂気には底が見えません。
最も胸が痛んだのは、優馬の絶望です。愛子を守ることだけを心の支えに、地獄のような日々を耐えてきた彼にとって、彼女の「死」は生きる意味のすべてを奪われたに等しいでしょう。戸籍謄本を前に、彼の心が壊れていく音が聞こえるようで、非常に辛かったです。 しかし、読者としては「本当に愛子は死んでしまったのか?」という疑問が拭えません。紗栄の言葉は全く信用できず、戸籍謄本も彼女なら偽造しかねない。これは、優馬の心を折り、完全に自分のものにするための、彼女の最大級の嘘なのではないでしょうか。わずかな希望にすがりたくなる、あまりにも辛く、そして続きが気になって仕方がない回でした。
【私の彼が姉の夫になった理由】19話のネタバレまとめ
- 監禁されていた優馬は、階下で愛子の声と大きな物音を聞きますが、紗栄にはぐらかされてしまいます。
- 一週間後、紗栄と優馬の父は、優馬に「愛子は一週間前に事故で死んだ」と告げました。
- 信じない優馬に、紗栄は委任状を渡して役所で確認するように促します。
- 役所で取得した戸籍謄本には、愛子の欄に「死亡」と記載されており、優馬は絶望の淵に立たされることになりました。
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