【私の彼が姉の夫になった理由】2話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 主人公の宮田愛子は、仕事も恋も順調な、幸せの絶頂にいる25歳の女性でした。
- 彼女には、恋人の吉村優馬と、親代わりで自慢の姉である紗栄という、二人の大切な人がいました。
- 優馬からプロポーズを予感させる誕生日ディナーの誘いがありましたが、その誕生日当日、愛子は不審な男に襲われてしまいます。
- 1ヶ月後、病院で目を覚ました愛子は、最も信じていた姉の紗栄が、自分の恋人だった優馬と結婚したという、残酷な現実を突きつけられました。
【私の彼が姉の夫になった理由】第2話をネタバレありでわかりやすく解説する
「目が覚めたら大好きだった彼氏が姉の夫になっていた」――。信じがたい現実に打ちのめされる愛子に、第2話ではさらに追い打ちをかけるような、姉・紗栄による残忍で計画的な復讐劇が描かれます。
退院と、残酷な現実の始まり
精密検査の結果、愛子の体に特に異常は見つかりませんでした 。医師として診察にあたった優馬は、感情を見せることなく「退院許可出しとくよ」と事務的に告げます 。それを聞いた姉の紗栄は、「良かったわね 愛子!」と、まるで他人事のように明るく喜びました 。
妹の退院祝いを口実にした計画
紗栄は退院手続きに行くと見せかけ、優馬に「愛子の退院祝いも兼ねて 週末ホームパーティーでもしない?」と提案します 。まだ結婚式もできておらず 、友人が優馬に会いたがっているから 、というのがその理由でした。この断りにくい口実を使った巧妙な誘いに、優馬はただ「うん…」と短く答えるだけでした 。
元恋人・優馬との対峙
紗栄が出て行き、病室には愛子と優馬の二人が残されます。愛子は「お姉ちゃんと結婚したってホントなの?」と最後の望みを託すように尋ねますが、優馬は「ああ…」と冷たく肯定します 。「私がいながらなんで…」とすがる愛子に、彼は「誰と結婚するかは 俺の自由だろ」と、かつての優しさとはかけ離れた冷酷な言葉を浴びせるのでした 。「プロポーズだって信じてたのに…」という悲痛な問いにも、「いいだろもう 終わったことだ」と一方的に話を打ち切ります 。
地獄のホームパーティーと、隠された真実
場面は週末、紗栄と優馬が暮らす家で開かれるホームパーティーへと移ります。友人たちは何も知らずに「紗栄子 優馬くん 結婚おめでとー!」と二人を祝福し 、その輪の中で愛子は孤立していました。
隠されていた妹の存在
パーティーの最中、友人たちの会話から、さらに衝撃的な事実が明らかになります。「妹さんがいるっていうのも全然聞いてなかったし」 、「紗栄子 ずっと一人暮らしだって言ってたじゃん?」 。なんと、紗栄は自分の友人たちに、妹である愛子の存在をこれまで一切隠していたのです。
紗栄が語る「結婚の決め手」
友人から「結婚の決め手とか聞いてもいい?」と尋ねられた紗栄は 、にこやかにこう語ります。「彼とは家が近所で幼馴染なんだけど 昔から年下なのに落ち着きがあってすごく頼りになるの」 。そして、冷たい視線でこう言い放ちました。「私…年上だからってなんでもかんでも甘えられるのが一番嫌いだから」 。その言葉は、明らかに愛子に向けられた痛烈な皮肉でした。
姉の悪意と、逃げ場のない檻
パーティーが終わり、愛子はこの家から出ていく決意を伝えます 。しかし、その決意も、紗栄の巧妙な罠によって打ち砕かれます。
退院祝いに隠された悪意
紗栄は「そうだ 愛子に渡したい物があるの!」と言い 、「退院のお祝い」として漆黒の花束、
黒百合を手渡します 。そして「花言葉は『愛』」「愛子にぴったりでしょ?」と不気味に微笑むのでした 。
狂気の提案「3人で仲良くしようよ」
愛子が家を出ることを伝えると、紗栄は「駄目よ 1人暮らしなんて! また強盗に襲われたらどうするの?」と、愛子の身を案じるふりをして強く拒否します 。そして、「昔はよく3人で学校行ったり遊んだりしてたじゃない」と過去の思い出を持ち出し 、「愛子が結婚するまで またあの頃みたいに3人で仲良くしようよ!!」と、常軌を逸した提案をするのです 。優馬もその提案に「ああ…」と同意してしまい 、愛子の逃げ場は完全に失われました。
黒百合の本当の花言葉
自室に戻った愛子は、スマートフォンで黒百合の花言葉を検索します。紗栄が言った「愛」の他に、そこには「呪い」「復讐」という、恐ろしい言葉が並んでいました 。姉の行動のすべてが、明確な悪意に基づいていることを確信した瞬間でした。
仕組まれた罠と、最後の希望の崩壊
地獄の同居生活のある夜、愛子の元に優馬から「ちゃんと話がしたい」とホテルに呼び出すメッセージが届きます 。最後の望みをかけ、愛子は指定されたホテルへ向かいました。
待ち構えていた初恋の相手
しかし、スイートルームで彼女を待ち構えていたのは、優馬ではなく、彼の父親でした 。彼は愛子にワインを勧め、薬で眠らせると 、その体に手を出すという卑劣な行為に及びます。
もう一つの「プレゼント」
愛がが目を覚ますと、そこには「可愛かったよ 愛子ちゃん」と告げる優馬の父の姿が 。そしてその頃、姉の紗栄は、ベッドで裸でいる愛子と父の写真を撮り、「もう1つのプレゼント」として愛子に送りつけていたのです 。すべては、愛子の心を完全に破壊するために、姉によって周到に仕組まれた、あまりにも残忍な計画だったのでした。
【私の彼が姉の夫になった理由】2話を読んだ感想(ネタバレあり)
第2話は、姉・紗栄の悪意が加速度的にエスカレートしていく、まさに地獄のような回でした。心理的な攻撃から、社会的な抹殺、そして物理的な罠へと、その手口はどんどん残忍になっていきます。愛子がわずかな希望を見出すたびに、それすらも姉の仕掛けた罠であり、さらに深い絶望へと突き落とされる。その構成の巧みさと、描かれる内容の残酷さには言葉を失いました。
紗栄の計画の周到さと、人間性を疑うほどの悪意には、もはや恐怖しか感じません。妹の尊厳を、かつての初恋の相手である義父を使って踏みにじり、それを写真に撮って送りつけるという行為は悪魔の所業です。一方で、優馬の苦しそうな表情や、姉の提案に逆らえない様子からは、彼もまた何らかの形で苦しんでいることがうかがえます。 心も体も、そして社会的にもすべてを奪われ、完全に孤立無援となった愛子。この底なしの地獄から、彼女は果たして抜け出すことができるのでしょうか。物語はますます混沌とし、一瞬たりとも目が離せない展開となっています。
【私の彼が姉の夫になった理由】2話のネタバレまとめ
- 退院した愛子は、元恋人の優馬に冷たく突き放され、姉・紗栄が主催するホームパーティーで、友人たちの前で妹の存在を隠されるなど、社会的に孤立させられます 。
- 紗栄から「呪い」「復讐」の花言葉を持つ黒百合を渡され、「3人で仲良く暮らそう」という狂気的な提案によって、地獄の同居生活を強いられます 。
- 優馬を名乗る偽のメッセージでホテルに呼び出された愛子は、優馬の父親に薬で眠らされ、体を奪われてしまいます 。
- その卑劣な行為の証拠写真が、姉・紗栄から「もう1つのプレゼント」として送りつけられ、すべてが姉の仕組んだ罠だったことが判明しました 。
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