2025.11.28

【聖ラブサバイバーズ】26話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

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第25話のラストで、ハルは王子との関係を続けるために「他の男としてもいい？」という衝撃的な提案をしました。第26話では、その提案に対する王子の反応と、予想外のトラブルが連続し、ハルがさらなるどん底へと突き落とされる様子が描かれます。

Contents

【聖ラブサバイバーズ】第26話をネタバレありでわかりやすく解説する
【聖ラブサバイバーズ】26話を読んだ感想（ネタバレあり）
- 【聖ラブサバイバーズ】26話のネタバレまとめ

【聖ラブサバイバーズ】第26話をネタバレありでわかりやすく解説する

「オープン・リレーションシップ」への王子の拒絶

ハルが震える声で告げた「他の男としてもいい？」という言葉に、王子は耳を疑います。「…は？他の男って…お前が…？Hすんの？俺と結婚しながら？」。王子は、ハルが不貞を働こうとしていると捉え、あからさまに不快感を露わにします。

ハルは必死に「欧米とかじゃそういうパターンもあるって…」と、これが二人の関係を守るための前向きな提案であることを説明しようとします。しかし、王子にはその意図が伝わりませんでした。彼は冷ややかな表情で、「俺がEDって知ってばかにしてんの？」と言い放ちます。ハルの提案は、王子の傷ついたプライドをさらに逆撫でする結果となってしまいました。

すれ違う想いと深まる溝

ハルは「ちがうよ、王子…！」と否定しますが、王子の怒りは収まりません。「俺は真剣に話したのになんで？」と、ハルの行動を理解できず、拒絶の姿勢を崩しませんでした。王子にとっては、自分が「不能」であることを告白した直後に、妻から「他の男と寝る」と言われることは、裏切り以外の何物でもなかったのでしょう。

その後、王子からの連絡は途絶え、LINEも既読無視の状態が続きます。ハルは一人、ベッドの中で「なんであんなこと…」と後悔に苛まれます。あの瞬間は、すべてを解決する妙案だと思えたのに、現実は最悪の展開を招いてしまいました。「したくてもできないかもしれない」という絶望と、「王子と一緒にいたい」という希望の間で揺れ動いた結果、ハルは唯一の理解者であるはずの王子からも拒絶されてしまったのです。

仕事も私生活も「真っ暗闇」への転落

ハルの不幸は家庭内だけにとどまりませんでした。編集部から突然の連絡が入り、「誌面一斉リニューアル」を理由に、ハルの連載が来月で終了することを通告されます。しかも、他のレギュラー仕事もゼロになるという、事実上の戦力外通告でした。私生活では夫と決裂し、仕事も失うという、まさに「光どころか真っ暗闇」の状況に、ハルは絶望します。

最悪の再会と「疑惑」の香り

どん底のハルに、さらなる不運が重なります。街中で偶然、王子の元カノである小谷慧子（こたにけいこ）と遭遇してしまったのです。慧子は余裕たっぷりの笑顔で「久しぶりねー」「ご結婚おめでとうー」と声をかけてきますが、ハルは動揺して上手く言葉を返せません。

その夜、帰宅したハルは、王子の部屋から「ある香り」がすることに気づきます。それは、王子が普段つけないような高級な香水（サンタ・マリア・ノヴェッラ）の匂いでした。さらに、王子が「だるい」と言っていたはずなのに妙に優しかったことなど、ハルの脳裏にいくつかの違和感がよぎります。

崩壊する信頼と「復讐」の決意

そして3日後、ハルの中でそれらの点が線となり、最悪の結論へと至ります。ハルは「王子浮気…！？あの元カノと！？」と叫び、愕然とします。決定的な現場を見たわけではありませんが、元カノとの遭遇、残り香、不自然な言動…それらはハルにとって、王子が元カノと繋がっていると確信するのに十分な材料でした。

「EDどこ行った！！！」。自分には「勃たない」と言って拒絶しておきながら、裏で元カノと会っている（とハルは確信した）事実に、悲しみは激しい怒りへと変わります。ハルは涙を流しながら、「くっそ…あのクズ…っ」と夫を激しく罵ります。

そして、ハルは固く決意しました。「してやる…っ、あたしだって他の男とヤッてやる！！」。夫への愛と信頼が完全に崩壊した今、ハルはついに「不倫」という名の復讐へと足を踏み出すことを心に決めました。

【聖ラブサバイバーズ】26話を読んだ感想（ネタバレあり）

第26話は、これでもかというほどハルに不幸が降り注ぐ、見ていて辛くなる展開でした。王子のために提案した「オープン・リレーションシップ」が裏目に出ただけでなく、仕事も失い、さらには王子の浮気疑惑まで浮上するなんて、あまりに残酷すぎます。特に、王子の「ばかにしてんの？」というセリフは、彼のコンプレックスの根深さを感じさせると同時に、ハルの必死な想いが伝わらないもどかしさがありました。

しかし、ラストの展開は衝撃的です。「EDだからできない」と言っていた王子に、元カノの影がちらつく展開は、ハルでなくとも「嘘つき！」と叫びたくなります。実際に王子が浮気をしたのか、それとも誤解なのかはまだ定かではありませんが、ハルの中で「裏切られた」という事実は確定してしまいました。これまでウジウジ悩んでいたハルが、怒りを原動力にして「ヤッてやる！」と開き直った姿は、ある意味で爽快でもあり、同時に危うさも感じます。どん底まで落ちたハルが、これからどのような「セックスの冒険」を繰り広げるのか、物語は新たなステージへと突入したようです。